東邦ガス-JR東海 観戦記(2021年日本選手権東海地区予選)

6月2日に岡崎球場で行われた第2試合、東邦ガス-JR東海の観戦記です。
第1代表トーナメントの準決勝第1試合、勝てば日本選手権の代表がかなり近くなる大事な一戦です。

東邦ガス
200000100|3 H8 E1
001000000|1 H3 E0
JR東海

東邦ガス
坂本、柳川、吐前-氷見
JR東海
川本、若林、古田、増子-牛場

投手成績
東邦ガス
坂本 4回2/3 68球 被安打3 四球3 三振1 失点1
柳川 1回 19球 被安打0 四球1 三振0 失点0
吐前 3回1/3 56球 被安打0 四球2 三振2 失点0

JR東海
川本 6回1/3 110球 被安打6 四球3 三振5 失点3
若林 1/3 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0
古田 2/3 17球 被安打1 四球0 三振1 失点0
増子 1回2/3 19球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
東邦ガス
4比嘉 7水本 9上内→9木村 3若林 D柴田 5虎谷→H小林→5金田 6高垣 8大島 2氷見
JR東海
6竹村 5長曽我部 9武上→H池田→7 3伊藤 D中田 7堀尾→9→H秋田 8吉田隼 4吉田有→H白川 2牛場

(試合経過)
1回表、2死2,3塁から5番柴田が2点タイムリー3ベース。東邦ガスが2点先制。2-0
3回裏、1死1,3塁から1番竹村の犠牲フライ。2-1
5回裏、2死2塁でピッチャー交代、柳川。
6回裏、2死1塁でピッチャー交代、吐前。
7回表、1死満塁でピッチャー交代、若林。2番水本がタイムリー。2塁ランナーはホームでタッチアウトに。ここでピッチャー交代、古田。3-1
8回表、1死1塁でピッチャー交代、増子。
東邦ガスが第1代表決定戦進出を決めました。

総評

東邦ガスが先制して継投で逃げ切った試合。
先制は柴田選手の2点タイムリー3ベース。前の試合では2度バントゲッツーを演じて負けていたら戦犯と言われかねない内容だったのですが、さっそく第1打席で汚名返上の打撃。今後の試合にも大きな結果になりそう。
援護をもらった坂本投手はボールが走っていて、3回に失点をするも試合は作ります。そして左キラーに柳川投手を挟んで、吐前投手を投入。吐前投手が素晴らしい内容で、JR東海打線をノーヒットに抑える好投。チームにとっても大きな覚醒になりそうです。7回に援護をもらってそのまま逃げ切りました。
JR東海は初回に川本投手が失点をしたものの、その後は立ち直り6回まで初回の2失点のみ。ただ、打線が3回に犠牲フライを打ったものの、東邦ガス投手陣を捉えられず。
古田投手、増子投手が結果を出したのは今後への好材料。打線の奮起を期待したいですね。

ピックアップ選手

東邦ガス 吐前 拓哉 投手(至学館-東海学園大 4年目)

4年目にして覚醒。元々力のある投手でしたが、怪我も多く実戦であまり見ない状況が続いていたのですが、今年は各大会でリリーフで活躍。この試合でも6回途中からと早い投入でしたが、最後まで投げ切ってノーヒット。四球2つと素晴らしい内容でした。コントロールの課題もあったのですが、粘り負けしない投球も見事。彼の覚醒がチームの投手陣をかなり楽にしています。

東邦ガス 柴田 圭輝 捕手(東邦-法政大 5年目)

今年はDHに入り打撃に専念。元々打撃に定評のある選手ですが、1試合目はバント指示で2度バントゲッツー。この失態をこの試合の第1打席の先制2点タイムリー3ベースで払拭。2安打を放ち今後の試合につながる内容となりました。

東邦ガス 水本 弦 外野手(大阪桐蔭-亜細亜大 5年目)

2番打者として出塁率の高さが光る好打者。2安打1四球で2点に絡む活躍でした。第1打席でのバスターを決めたのが試合の流れとして大きかったです。

JR東海 吉田 隼 外野手(国士舘-東北福祉大 3年目)

変則打法に特徴がありますが、ファールで粘って四球を取れるバッター。3回はかなり浅めのレフトフライだったのですが、突っ込んでセーフに。足の速さも光ります。

JR東海 川本 祐輔 投手(尾道-亜細亜大 6年目)

変則のサイドに近いフォームから143kmのまっすぐを投げ込む投手。立ち上がりに2失点が痛かったですが、2回以降はしっかりと試合を作りました。

JR東海 伊藤 寛士 内野手(中京大中京-法政大 2年目)

第一戦では三菱自動車岡崎の仲井投手に手玉に取られた印象でしたが、第2戦でタイムリーを打ってやや持ち直してきた印象。この試合でも1安打1四球とまずまずでしたが、8回にゲッツーは痛かった。4番として大きな当たりを期待したいですね。

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