フタバ産業-和合病院 観戦記(2022年国体軟式野球愛知大会)

5月19日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、フタバ産業-和合病院の2回戦の観戦記です。
2回戦ながら事実上の決勝戦かも、という強豪同士の一戦。1点を争う試合となりました。

フタバ産業
000000000|0 H6 E1
00000100X|1 H3 E0
和合病院

フタバ産業
二村、奴賀、木村-尾西
和合病院
山口(21)、水野(14)-山田

投手成績
フタバ産業
二村勘太 5回 76球 被安打2 四球1 三振1 失点0
奴賀大樹(八幡商-三重中京大-永和商事ウイング 11年目) 2回 43球 被安打1 四死球3 三振2 失点1

木村優(愛産大三河-名古屋学院大 38歳) 1回 13球 被安打0 四球0 三振0 失点0

和合病院
山口直人 6回0/3 78球 被安打5 死球1 三振5 失点0
水野駿也 3回 30球 被安打1 死球0 三振3 失点0

(出場選手)
フタバ産業
6山下(6) 3光部(2) 4豊田(10) 2尾西(24) 9荒木(0) 7早田(5) 5服部(1) 1二村(20)→1奴賀(17)→H白井(3)→1木村(14) 8戸松(9)
和合病院
5青木(1) 9丸山(4) 2山田(23) 7前田(13)→3 3池田(5)→H斉藤(6)→7 6柘植(7) 8小野(3) 4上池(9) 1山口(21)→1水野(14)

(試合経過)
5回まではお互いにランナーを出す場面はあったものの0点。
6回裏、ピッチャーを奴賀に交代。四球2つとヒットで1死満塁。4番前田の3球目がユニフォームをかすめ押し出し死球。尚もチャンスでしたが、エンドラン失敗もあって1点止まり。1-0
7回表、先頭の尾西がヒット。続く荒木のところでバスターエンドランが決まって無死1,3塁に。ここでピッチャー交代、水野。盗塁もあって無死2,3塁から6番早田が三振。7番服部の2球目にエンドランを仕掛けるも空振り、3塁ランナーがアウトに。結局服部も左邪に倒れ0点に。
和合病院が逃げ切りました。

総評

試合としては、6回裏、7回表、この攻防で決まりました。
フタバ産業は新人の二村投手が先発。かなりボールが速く、和合病院も粘ることはできてもなかなか打てない状態が続き、5回が終了。6回からフタバ産業が奴賀投手に代えたことから試合が動きました。
ただ、二村投手は疲れも出ていたし、3ボールも多かった。交代は悪い選択ではなかったかな、と思います。ただ、奴賀投手の出来があまりよくなかった。これがフタバ産業にとっては誤算になってしまいました。
7回表の無死2,3塁。ここはリリーフで抑えた水野投手がすごかったかな、と思います。最初のバッターは三振が一番いい、というところで狙い通りの三振。7番の服部選手のエンドランは外角高めで当てにくい変化球。見逃せばボール球。投げた方があっぱれでした。
たった1点なのですが、こういうのを防がれた後の1点の果てしなく遠い感がすごかったですね。
和合病院は軟式で勝つための野球を熟知しているな、と感じるチーム。むしろツキはフタバ産業にあるかな、と感じる5回までだったんですけどね。
何にしても軟式らしいレベルの高い試合を見せてもらいました。

ピックアップ選手

フタバ産業 二村 勘太 投手(関西-関西国際大 1年目)

5回まで和合病院打線をヒット2本。四球1つ。球威があり、スライダーとのコンビネーションで抑え込みました。
初回は粘られましたが、2回以降はやや落ち着く。3ボールが多かったところが反省点ですね。でも楽しみな投手です。

フタバ産業 尾西 広基 捕手(杜若-九州共立大 9年目)

4番捕手で出場。2安打のマルチを記録。ランナーを置いた場面では上手く打ち取られたので、くやしさのが強い試合になったかと思いますが・・・。

フタバ産業 荒木 大輔 外野手(三重海星-愛産大 4年目)

7回に無死1塁からバスターエンドランを決めてチャンス拡大。素晴らしい対応でした。

和合病院 水野 駿也 投手(愛産大工-東海学園大 9年目)

7回に無死1,3塁でマウンドへ。ここで1点もやらないというシフトに応えて三振、エンドラン失敗盗塁死、左邪に抑えてピンチを脱出。チームを勝利に導きました。

和合病院 丸山 雅司 外野手(京都両洋-京都先端科学大 2年目)

2番ライトで出場。2安打1死球とチャンスメイク。2番の役目を果たしました。

和合病院 山口 直人 投手(享栄-愛知大)

先発で6回まで3安打無失点。先頭は基本出さない投球で安定感が素晴らしかった。要所で三振を取る技術もさすがです。

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