ニデック-菊水化学工業 観戦記(2023年新春選抜リーグ戦)
1月9日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、ニデック-菊水化学工業の観戦記です。
ニデックは初戦を落とし、巻き返したい一戦。この試合も序盤から点が動く試合になりました。
ニデック
110010010|4 H8 E3
20400000X|6 H8 E0
菊水化学工業
ニデック
松橋(17)、三浦(21)-水谷
菊水化学工業
澤田(18)、石原(21)-小塚
投手成績
ニデック
松橋優(桜丘-愛産大 24歳) 2回2/3 58球 被安打7 四球3 三振0 失点6(自責点4)
三浦浩太郎 5回1/3 68球 被安打1 四球2 三振4 失点0
菊水化学工業
澤田翔 7回 96球 被安打7 四球1 三振3 失点3
石原敬(玉野光南-天理大 26歳) 2回 36球 被安打1 四球3 三振0 失点1
(出場選手)
ニデック
4山下(22) 8竹内(7) 5加藤(5) 2水谷(23) 6越智(10) 9杉本(12) D房野(6)→H泉(2) 7濱(8) 3高木(27)→H寺嶋(3)
菊水化学工業
8冨依(4) 7高木(12) 5村田(9) 2小塚(24) 6江川(10) 3澤田(5) 4菱田(1) D米倉(27) 9栁沼(22)→R鈴木(8)→9
(試合経過)
1回表、1死2塁から3番加藤がタイムリー。ニデックが先制。1-0
1回裏、2死2塁から4番小塚が2ランホームラン。菊水化学工業がすぐに逆転。2-1
2回表、2死1塁から1番山下のタイムリー3ベース。2-2の同点。
3回裏、1死2,3塁から6番濱田の2ゴロエラーで1点。2死1,3塁から8番米倉が3ランホームラン。更に2死1,2塁でピッチャー交代、三浦。この回4点取って勝ち越し。6-2
5回表、1死2,3塁から3番加藤の投ゴロの間に1点。6-3
8回表、ピッチャー交代、石原。無死1,2塁から4番水谷のタイムリーエンタイトル2ベースで1点。6-4
菊水化学工業が逃げ切りました。
総評
ニデックは松橋投手が捕まり3回途中で降板。ただそこから三浦投手がしっかりと抑えて1安打ピッチング。しっかりと試合を立て直しました。本来はエース格で回るべき存在。まだどこか万全じゃないのかもしれませんが・・・。この日はスライダーが切れていて、上手く打たせてとりました。
個人的には5回に4点ビハインドの無死1,2塁での2番竹内選手へのバント。決まったものの、ここまで当たっているだけに打たせて欲しかったな、と。1点は取りましたが、1点で終わってしまった印象でしたし。
8回もツキが無かった。無死1,2塁から4番の水谷選手が右中間へボールを運び、2点かと思った打球がエンタイトルに。そして次の越智選手のきわどいライト前のフライで大きくリードを取っていた2塁ランナーが戻れずダブルプレーに。この時3塁ランナーのエンドランが掛かっていたので、その分難しい球でフライに。裏目が出ては厳しいですね。
菊水化学工業は効果的に2本のホームランが出てリードを広げました。熱田はやはり狭いので、今の軟式球ですとホームランが出やすい。こういう強い打球を打ちに行く方がいい方に出そうです。
澤田投手は変化球のコントロールが良く、カーブに手を焼いた印象。しっかりと試合を作りました。
これで菊水化学工業は連勝スタート。逆にニデックは連敗スタート。明暗が分かれました。菊水化学工業は台風の目になるかもですね。
ピックアップ選手
ニデック 三浦 浩太郎 投手(三重-法政大 28歳)
2番手で3回途中からマウンドに上がり、1安打ピッチングで試合を立て直す。本来はエースでもおかしくない投手ですが、近年は登板が少なかった。今年は復権してほしいですね。
ニデック 竹内 純 外野手(至学館-名古屋学院大 22歳)
2番センターで出場。前日のホームランに続き、第1打席で2ベースを放つ。バントの際の足も速く、セーフに見えるタイミングでした。すごい選手になりそうです。
ニデック 山下 大輝 内野手(豊川-中部大 23歳)
1番セカンドで出場。2回にタイムリー3ベースを含むマルチ。足でも活躍できそうな選手。
菊水化学工業 小塚 堅斗 捕手(名市工芸-名城大 31歳)
4番捕手で出場。最初の打席で2ランホームランを放ち、マルチも記録。リードでもニデック撃破に貢献。
菊水化学工業 澤田 翔 投手(津商-星城大 23歳)
先発して7回を3失点。カーブでカウントが取れるので、相手からするとやっかいな投手になりそう。
菊水化学工業 米倉 幸希 外野手(誠信-名古屋経済大 26歳)
8番DHで出場。3回に大きく突き放す3ランホームランを放ちました。打撃でアピールしていきたいですね。
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