岐阜聖徳学園大-朝日大 2回戦 観戦記(2023年春季岐阜大学リーグ)

4月2日に長良川球場で行われた第1試合、岐阜聖徳学園大-朝日大の2回戦の観戦記です。
岐阜聖徳学園大は有賀投手、朝日大は藤田投手。エース格として期待される両投手が先発でした。

岐阜聖徳学園大
000000020|2 H9 E1
00021000X|3 H7 E1
朝日大

岐阜聖徳学園大
有賀(14)、丸山(18)-大村
朝日大
藤田(17)、下里(13)、荒井(18)-村瀬

投手成績
岐阜聖徳学園大
有賀達彦 5回 84球 被安打6 四死球2 三振8 失点3
丸山寛尽 3回 37球 被安打1 四球1 三振2 失点0

朝日大
藤田凌 5回 78球 被安打4 四球0 三振4 失点0
下里琉希(海津明誠 2年) 3回2/3 85球 被安打5 四球2 三振2 失点2(自責点1)

荒井大地(高岡商 4年) 1/3 6球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
岐阜聖徳学園大
7原田(9) 4内田(4) 8横井(10) 3矢岸(3) 9前田(8) D白木(28)→H伊藤(23) 5山本(6) 6横尾(7) 2大村(22)→H三浦(24)
朝日大
8河村(7)→H仲田(2)→9→H川本(23)→8四井(24) 7末吉(9) 4田口(10) 3横井(5) D林山(8)→R東谷(4) 6石川(1) 2村瀬(33) 9坂(6)→8 5田中(3)

(試合経過)
4回裏、1死満塁から6番石川のサード強襲のヒットがタイムリー。7番村瀬の押し出し四球。朝日大が2点を先制。2-0
5回裏、1死から2番末吉がソロホームラン。3-0
6回表、ピッチャー交代、下里。
6回裏、ピッチャー交代、丸山。
8回表、1死満塁から5番前田がタイムリー内野安打。6番伊藤の3ゴロがタイムリーエラー。3-2
朝日大が逃げ切りました。

総評

立ち上がり、岐阜聖徳学園大の有賀投手がキレキレでいきなり5者連続三振。3回まで内野安打1本と素晴らしい投球。
一方の藤田投手も先頭バッターはきっちりと抑えて2ベースを浴びたりする場面はあるものの単発。変化球を駆使して抑えていきます。
4回裏に試合は動き、死球、エラーが絡んで1死満塁となり、6番石川選手の強い3ゴロを弾いてタイムリー内野安打。そして押し出し四球。死球もありましたが、ちょっと気の毒な感じで有賀投手は失点。5回には2番の末吉選手にものの見事にホームランを打たれて3失点目。これで気落ちしたのかそこから連打を浴びて、1死1,3塁とされるもここで何とか踏ん張って後続を断ったのは良かった。序盤良すぎただけにこういう落とし穴にはまる、ということは良くあるんですよね。それでもエースとしてここから踏ん張ってほしい投手。次に向けて切り替えてほしいですね。
リリーフした1年生の丸山投手が素晴らしい大学デビュー。MAX143㎞で朝日大打線を1安打に抑えました。角度もあるしこれからが楽しみな右腕。
打線は3番横井選手、5番前田選手がマルチの中、4番矢岸選手がノーヒット。現状、横井、前田はくっつけた方がいいかな、と思いますが、前後の打者が奮起しないと点が取れないのは事実。1,2番でチャンスを作って中軸で返す。この形を作っていってほしいです。
朝日大は注目されている藤田投手が登板。ただ、MAX140㎞と本来の球威からすると物足らない数字。それでもランナーを出しても粘っていて、上手くスプリットを使って打ち取っていました。状態に不安もあって5回降板だったかと思いますが、ここから試合を作って勝ちにつなげる投球をしていってほしいですね。
下里投手は連投でしたが、何とか踏ん張って同点逆転は許さず。最後は前日投げた荒井投手を投入して横井選手を抑えて勝利。藤田監督復帰後初勝利を上げました。
朝日大はこういう接戦を上手く取りながら、状態を上げていきたいですね。

ピックアップ選手

岐阜聖徳学園大 丸山 寛尽 投手(浜松開誠館 1年)

リーグ戦デビュー登板で3回を1安打無失点。MAX143㎞を記録。角度がありますし、1年生と思えば十分以上の内容。
三振も2つ奪って通用するところを見せました。今後の活躍が楽しみ。

岐阜聖徳学園大 原田 和紀 外野手(岐阜聖徳学園 4年)

1番レフトで出場し、3安打の猛打賞。センターから逆方向にヒットを集めました。

岐阜聖徳学園大 横井 一樹 外野手(岐阜聖徳学園 4年)

3番センターで出場。2安打1四球とさすがの活躍。やはりチャンスで回したいバッターです。

岐阜聖徳学園大 有賀 達彦 投手(東海大諏訪 3年)

先発して立ち上がりいきなり5者連続三振。ただ良すぎるかな、と思っていたら4回に落とし穴にはまった形に。
5回は気持ちが切れそうなところで何とかホームランの1点だけに抑える。今後につなげていってほしいです。

朝日大 藤田 凌 投手(岐阜各務野 4年)

先発して5回を無失点。MAX140㎞と以前から比べると5㎞くらい出ていない印象。ただ、変化球を上手く使って、冷静な投球が光りました。威力を取り戻してほしい気持ちもありますが、リーグ戦を勝つことも大事ですからね。貢献できるように頑張ってほしいです。

朝日大 末吉 剛太 外野手(御殿場西 4年)

5回に値千金のホームラン。打った瞬間の当たりでした。こういう長打も打てるところがこの選手の魅力ですね。

朝日大 横井 太登 内野手(帝京大可児 4年)

4番1塁で出場。2安打のマルチ。ライトへ2本とも打ちました。

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岐阜聖徳学園大-朝日大 2回戦 観戦記(2023年春季岐阜大学リーグ)” に対して1件のコメントがあります。

  1. NAOTO より:

    関東に住む者です。
    岐阜リーグをはじめ東海地区大学野球連盟の情報
    いつもありがとうございます。
    楽しみにしています。
    朝日と聖徳という実力校同士の戦いは見どころありましたね。
    これからも岐阜リーグの情報
    よろしくお願い致します!

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