一宮南-津島北 観戦記(2019年秋季尾張地区1次予選)
8月14日に小牧球場で行われた第2試合、一宮南-津島北の観戦記です。
負けたら秋季大会敗退となる厳しい試合。好ゲームになりました。
一宮南
120011002|7 H10 E1
002010300|6 H10 E4
津島北
一宮南
鈴木結、森、鈴木結-須藤
津島北
関-加藤
投手成績
一宮南
鈴木結(1) 8回2/3 123球 被安打8 四球2 三振4 失点3(自責点2)
森(7) 1/3 26球 被安打2 死球2 三振1 失点3
津島北
関(1) 9回 147球 被安打10 四球1 三振10 失点7(自責点4)
鈴木投手は右のオーバーハンド。目測で120km前後くらい。コントロール良く打たせて取る。
森投手は右のオーバーハンド。上背ある。まっすぐは120km半ばくらいと球威がある。
関投手は右のオーバーハンド。上からの投げ下ろし。テンポがかなり速い。目測で120km前半くらい。コントロールも良く安定感ある投手。セットはもう少しちゃんと止まった方がいいかな。
(出場選手)
一宮南
4土屋 8山田 3服部 2須藤 7森→1→7 5増田 1鈴木結→7→1 6長谷川 9石田(18)→H天川→R鈴木セイ→9芳賀
津島北
6早川 7伊勢 1関 8片岡 2加藤 3渡邊→H脇田 5坂 9伊藤 4長澤
(試合経過)
1回表、先頭の土屋が3ベース。2番山田が鮮やかにスクイズを決め一宮南が先制。
2回表、2死3塁からタイムリーエラー。更に3盗の時にエラーが重なりランナー生還。3-0
3回裏、1死2、3塁から3番関の2点タイムリー2ベース。3-2
5回表、無死満塁から2番山田がまたもスクイズ成功。4-2。しかし後続が連続三振で1点止まり。
5回裏、1死1塁から2番伊勢のタイムリー3ベース。4-3
6回表、1死2塁から7番鈴木結がタイムリー2ベース。5-3
7回裏、代わった森から1死2塁とし、2番伊勢がタイムリー3ベース。1死満塁でピッチャー交代、鈴木結。5番加藤が2点タイムリー2ベース。津島北逆転。6-5。尚も1死2,3塁でしたが、6番渡邉の痛烈なピッチャーライナーを鈴木結が好捕。四球で2死満塁から8番伊藤のセンターライナーも山田が好捕し、1点差でしのぎます。
9回表、先頭の8番長谷川が2ベース。無死2塁から代打天川のタイムリー2ベースで同点。1番土屋のヒットで中継が乱れてランナーホームイン。一宮南が逆転。7-6。尚も無死3塁でしたが、ここは関が投ゴロ、2直、三振で踏ん張り1点差で9回裏に。
9回裏は鈴木結が三者凡退に斬って、一宮南が勝ちました。
一宮南はなんていうか野球が上手いという印象。スクイズ鮮やかに決めるし、こういうクロスゲームになっても慌てない。普段から色々想定して戦っているのが伝わってくるんですよね。
この日も1番の土屋選手が4安打とチームを引っ張りましたが、3番4番がノーヒット。それでも7点を取るあたりに強さを感じます。送りバントなど決めるべき時は決めるし、チームとしてやるべきことが出来るのが強さかな、と思いますね。
ギリギリでの戦いでの2次進出になりましたが、この経験を活かしたいところですね。
津島北は夏大でTVで試合を見ましたが、現地で見るのは久々。
夏から3年生が1人抜けただけのチームでしたので、選手が試合慣れしているのは伝わってきました。
2番伊勢選手が3塁打2本の活躍。津島北も4番にあと1本が、という感じでした。
1番の早川選手も4度出塁して3度生還。しっかりと役割を果たしました。
やはりミスでの失点が響いた形でしたが、むしろ一宮南の好守備に追加点を阻まれたことが大きかった気がします。そう考えると好ゲームだったんですよね。
津島北も1回戦で犬山と接戦を演じていますし、十分2次に進む力はあったと思います。
人数少ないですが、関投手を中心に粒はそろっていると思いますし、ここから全尾張予選などで結果を出せることを期待したいですね。
新チーム直後としてはかなりレベルの高い好ゲームでした。こういう試合が見れるから観戦はやめられないんですよね。