名城大-中部大 1回戦 観戦記(2022年春季愛知大学リーグ)

5月7日に豊田球場で行われた名城大-中部大の1回戦の観戦記です。
首位を走る名城大に待ったをかけたい中部大がどう戦うかに注目して観戦しました。

名城大
001000000|1 H9 E2
00112100X|5 H9 E0
中部大

名城大
眞田(16)、磯村(19)、大西(20)-野口
中部大
茶谷(18)、水谷(21)-清水

投手成績
名城大
眞田拓(東郷 4年) 5回 88球 被安打5 四球1 三振5 失点4(自責点3)

磯村翔吾(西尾東 4年) 2/3 9球 被安打3 四球0 三振0 失点1

大西悠史 2回1/3 32球 被安打1 死球1 三振4 失点0

中部大
茶谷琉斗 6回 88球 被安打7 四死球2 三振3 失点1
水谷健吾(中部大 3年) 3回 34球 被安打2 死球1 三振2 失点0

(試合経過)
3回表、先頭の8番馬渕がソロホームラン。名城大が先制。1-0
3回裏、1死3塁から1番寺島の内野ゴロの間に1点。1-1の同点に。
4回裏、2死1,2塁からワイルドピッチで一気に2塁ランナーが生還。中部大が勝ち越し。2-1
5回裏、2死1,2塁から3番平尾の2点タイムリー2ベース。4-1
6回表、無死1塁から4番野口のヒットで1塁ランナーが3塁を狙うもタッチアウトに。5番河田がヒットで続くも後続が倒れ0点。
6回裏、2死3塁から8番近藤のタイムリー。5-1
中部大が勝って無敗の名城大に土を付けました。

総評

名城大にミスが目立った一戦。
眞田投手はMAX148㎞とボールは走っていましたが、3回くらいからばらつきが出て、バッテリーエラーが3回、4回に出ていずれも失点に絡む。5回もエラーが絡んでいて、名城大は流れ的にも苦しい試合に。
そして6回表、無死1塁から4番野口選手のヒットで3塁を狙ってのタッチアウト。これで完全に勝機が消えた形に。点差を考えれば絶対にアウトになってはダメな場面。こういう状況判断をしっかりとしないと、大事な試合、全国で勝てない要因になりかねないので、反省材料にしてほしいですね。
名城大では大西投手の好投が光りました。今後に向けても貴重な戦力になりそう。
中部大は茶谷投手が粘り強い投球で名城大打線を1点に抑える好投。6回は疲れも見えてヒットを3本許しましたが、長打は許さずホームランの1点だけに抑えました。MAX145㎞とボールも走っていて、勝たせる投球が出来ていた印象です。
そしてリリーフの水谷投手も素晴らしかった。テンポよく投げて、MAXも142㎞と走っていました。今後の戦力になりそう。
打線も名城大投手陣をしっかりと攻略。次の塁を狙う走塁もできていました。ここまで波に乗れない試合が続きましたが、変わるきっかけになりそうな試合内容でしたね。

ピックアップ選手

名城大 多和田 尚旗 内野手(県岐阜商 2年)

1番サードで出場。4安打の大当たりでした。打球も3方向に及んでいて、広角に打てるところが頼もしい。

名城大 大西 悠史 投手(大府 4年)

3番手で登板し、2回1/3を無失点に。奪三振4。MAX142㎞とボールが走っていました。ばらつきがある印象でしたが、この日は交代直後に死球があったものの無四球。今後のことを考えると戦力として頼もしい存在になりそう。

名城大 馬渕 壮史 内野手(大府 4年)

8番ショートで出場。先制ホームランは打った瞬間の当たりでした。ただ、残り3打席では出塁できず。上位がいいだけに下位からチャンスを作れると尚いいですね。

中部大 茶谷 琉斗 投手(愛産大工 4年)

先発で6回を7安打失点1。MAX145㎞とボールが走っていて、安定した投球が出来ていました。

中部大 平尾 侑大 外野手(市岐阜商 3年)

3番ライトで出場。2安打のマルチで5回には貴重な2点タイムリー2ベースを放ちました。しっかりと引っ張れる打者ですね。

中部大 近藤 佳輝 内野手(星城 3年)

8番セカンドで出場。3安打の猛打賞。6回にはダメ押しとなるタイムリーを放ちました。逆方向にしぶとく打てる打者。

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