西尾東-知多翔洋 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月20日に春日井球場で行われた4回戦第1試合、西尾東-知多翔洋の観戦記です。
中部大春日丘をタイブレークで破って勢いに乗りたい西尾東が知多翔洋相手にどういう試合をするかに注目して観戦しました。

西尾東
0031030|7 H12 E2
0000000|0 H3 E1
知多翔洋
(7回コールド)

西尾東
橋本、小柴、都築-加藤
知多翔洋
松田、岡田、野村-松葉

投手成績
西尾東
橋本(1) 5回 67球 被安打1 四死球3 三振6 失点0
小柴(6) 1回 16球 被安打0 四球0 三振0 失点0 
都築(11) 1回 17球 被安打2 四球0 三振1 失点0
知多翔洋
松田(10) 2回0/3 63球 被安打7 四球1 三振2 失点3
岡田(11) 1/3 8球 被安打1 四球1 三振0 失点0
野村(18) 4回2/3 79球 被安打4 四球4 三振3 失点3

橋本投手はややボールが先行する場面が多かったものの、力のあるボールで知多翔洋打線にいい当たりを許さずに、要所で三振も奪えていました。

小柴投手はエラー2つでピンチを招くもバント処理で3塁封殺もあって、ゲッツーで0に。

都築投手はこの夏初登板。僕も初めて見ました。右のオーバーハンド。なかなかのまっすぐを投げていました。ピンチでしたが、球威で抑え込む形に。

松田投手は右のオーバーハンド。まっすぐはまぁまぁ速く、アウトローの伸びる球はかなりの威力がありました。

岡田投手は右のアンダーハンド。3年生。

野村投手は左のサイドに近いスリークォーター。まっすぐはそこそこ。2年生で気迫のこもった投球を見せました。秋以降も楽しみ。

(スタメン)

(交代選手)
西尾東
6小柴→1→6 3越山遥→3石川(13) 5森(16)→6→5 7水谷(17)→H永友(19)→7平岡(18)→5伊吹(5)→1都築(11) 1橋本→7→H牧(12)→7神谷(7)
知多翔洋
1松田(10)→1岡田(11)→1野村(18) 4寺田→H松下(1) 6清水→H河野(12)

(試合経過)
1回表、2死1,2塁から5番大谷がセンターへヒット。2塁ランナーが3塁ベース付近で足を取られて転びそうになり3塁に止まった影響で1塁ランナーが2塁をオーバーランしたところを送球されタッチアウトに。
1回裏、2死1,3塁のチャンスも5番が三振に倒れ0点。
3回表、無死1、3塁から4番加藤が3ランホームラン。西尾東が3点先制。ここでピッチャー交代、岡田。更に1死1、2塁でピッチャー交代、野村。2死満塁まで行くも1番小柴が三振に倒れ、3点止まり。3-0
3回裏、2死から四球とヒットで1,2塁とするも4番松田が三振に倒れ0点。
4回表、無死1、3塁から4番加藤がタイムリー。4-0。尚も1死2,3塁のチャンスでしたが、後続が倒れ1点止まり。
6回表、1死満塁から6番石川が2点タイムリー。7番森の遊ゴロの間に1点。7-0
6回裏、エラー2つで無死1,2塁、7回裏、6番引地の2ベースと代打松下のヒットで無死1,3塁とするも、後続が倒れ1点も奪えず。
西尾東がコールドで勝ちました。

西尾東がコールドまで持っていきましたが、基本的には2番~5番の4人が良く打って得点を挙げた形に。

4番の加藤選手は圧巻の打撃を見せました。ホームランは見事。

山田投手を温存し、橋本投手を5回で下ろしてのコールドは、今後を考えても大きな意味をもちそう。次は日福大付-愛産大三河の勝者と。中軸に上手くチャンスを回して点を取っていきたい。この日はノーヒットだった小柴選手の奮起に期待。

知多翔洋はちょっと力の差はあったように思います。ただ、それでも失点は最小限に防ぐなど、持てる力を出し切った印象でした。

松下投手が登板しなかったのは、不安を抱えていたのかもしれませんね。万全ならどこかで投げたと思いますし・・・。松田投手も力がある球を投げていましたが、西尾東にはタイミング的にあってしまった印象。

野村投手が2年生でロングリリーフ出来たのは大きな経験ですよね。この日は5人の2年生がスタメン。新チームが楽しみです。

良く声が出るチーム。ツイッターにも書きましたが、最後、コールドになったプレーで、1塁手と打者走者が接触。西尾東の1塁手が痛んだのですが、知多翔洋のベンチから「スプレースプレー」と声が出て、1塁手の方へ走っていく姿がありました。
こういうのは普段からやってないとなかなか出てこない姿。こういう姿勢を見せているチームというのは、これからも強くなっていくのでは、と感じました。

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