中部大第一-安城南 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月17日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、中部大第一-安城南の観戦記です。
秋、春の県大会に出場し、春に2勝を上げた安城南が中部大第一とどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

中部大第一
000000021|3 H10 E1
000000010|1 H7 E0
安城南

中部大第一
小谷、竹島-桑垣
安城南
米津-齋藤泰

投手成績
中部大第一
小谷昊 7回1/3 102球 被安打7 四球1 三振5 失点1
竹島海翔(3年) 1回2/3 20球 被安打0 四球0 三振2 失点0

安城南
米津薫司 9回 139球 被安打10 四球1 三振6 失点3

(出場選手)
中部大第一
9井村 8塩塚 7篠田(5)→3 3松崎(13)→7西村(7) 2桑垣 4竹内 5服部(16) 1小谷→1竹島(11) 6藤田
安城南
5小納谷 4福沢 8村本 9田中(12) 1米津 6水越 2齋藤泰 7黒田(10) 3齊藤悠

(試合経過)
お互いにランナーは出しながらも粘りの投球で7回まで0-0
8回表、2死から振り逃げで出塁。ワイルドピッチがあって2死3塁から3番篠田が打った瞬間のライトへ2ランホームラン。中部大第一が均衡を破って2点を先制。2-0
8回裏、1死2,3塁でピッチャー交代、竹島。2番福沢の1ゴロエラーの間に1点。1死1,3塁から3番村本の2ゴロ併殺打で1点止まり。2-1
9回表、1死3塁から7番服部がライトへ犠牲フライ。3-1
中部大第一が競り勝って4回戦進出を決めました。

総評

お互いの投手が好投。米津投手も小谷投手も120km台のスピードですが、四球が少なく、ピンチで粘り強い。米津投手の投球は公立の高校生にはお手本になりそうな投球でした。変化球の操り方が上手。そしてまっすぐを最大限に活かす。素晴らしい投手でした。
中部大第一は苦しい展開でしたが、8回にもらったチャンスで3番の篠田選手に一発。体格もしっかりとしていますし、秋以降も注目したい選手ですね。
小谷投手も本来のスピードでは無かったですけどストライク先行でテンポよくゴロアウトを量産していました。上手く動かしていた印象ですね。
最終回は桑垣選手の2ベースから得点。肩もいいですしやはりいい選手です。
安城南は守備力が高く、米津投手をしっかりと支える守備がありました。公立で勝ち上がる要素をしっかりと備えたチームで好チームでした。2人出ていた2年生が新チームでは中心で引き継いでいってほしいですね。

ピックアップ選手

中部大第一 篠田 光一 内野手(2年)

3番レフトで出場。終盤は1塁へ。8回にチームを救う2ランホームランを放ちました。これを含む3安打の猛打賞。追い込まれてからもヒットを打てる対応力があります。

中部大第一 小谷 昊 投手(3年)

120km後半までしかスピードが出ていなくて、本来は130km台にも乗ってくるのですが、あえて変化球を中心に組み立てていた印象です。ゴロアウトが多かった。

中部大第一 桑垣 勇野 捕手(3年)

5番捕手で出場。9回に2ベースを放ってダメ押し点につなげる。肩も良く好守で引っ張る選手ですね。

安城南 米津 薫司 投手(3年)

まっすぐは120km台。コントロールと変化球を操る器用さが光ります。要所でまっすぐで押し込む投球も見せました。センスの高さが光る。

安城南 村本 拓規 外野手(3年)

3番センターで出場。2安打のマルチ。おっつけの打撃が光りました。

安城南 小納谷 佳吾 内野手(3年)

1番サードで出場。8回に2ベースを放ち、チャンス拡大。広角に打てるバッターでした。

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