朝日大-岐阜聖徳学園大 1回戦 観戦記(2023年春季岐阜大学リーグ)

4月1日に長良川球場で行われた第2試合、朝日大-岐阜聖徳学園大の観戦記です。
今季から朝日大は藤田監督が復帰。2年目となる近藤監督率いる岐阜聖徳学園大とどういう試合を見せるか、注目して観戦しました。

朝日大
001001000|2 H6 E1
00001410X|6 H10 E2
岐阜聖徳学園大

朝日大
荒井(18)、下里(13)、架谷(11)-村瀬
岐阜聖徳学園大
伊藤(11)、神田(20)、林(17)、松下(29)-中島

投手成績
朝日大
荒井大地 5回2/3 103球 被安打9 四球1 三振4 失点5(自責点3)
下里琉稀(海津明誠 2年) 1回1/3 22球 被安打1 四球0 三振1 失点1

架谷宗(遊学館 4年) 1回 13球 被安打0 四球0 三振0 失点0

岐阜聖徳学園大
伊藤貴人 7回 112球 被安打4 四球2 三振8 失点2(自責点1)
神田光貴(羽島北 4年) 2/3 10球 被安打1 四球0 三振0 失点0

林晴真(大垣日大 3年) 1/3 11球 被安打1 四球1 三振0 失点0

松下秀(飯田OIDE長姫 2年) 1回 24球 被安打0 四球2 三振0 失点0

(出場選手)
朝日大
8河村(7) 7末吉(9) 4田口(10) 3横井(5) D林山(8)→H川本(25) 6石川(1) 2村瀬(33) 9坂(6) 5田中(3)
岐阜聖徳学園大
7原田(9) 4内田(4) 8横井(10) 3矢岸(3)→3三浦(24) 9前田(8) D白木(28)→R佐藤(5)→H伊藤成(23) 5山本(6) 6横尾(7)→H勝亦(25)→6渡辺(2) 2中島(13)

(試合経過)
3回表、2死2塁から2番末吉がタイムリー2ベース。朝日大が先制。1-0
5回裏、2死1,2塁から2番内田がタイムリー。1-1の同点に追いつく。
6回表、2死2塁から代打川本がタイムリー。朝日大が勝ち越し。2-1
6回裏、1死から5番前田のソロホームラン。同点。更に1死1,3塁から代打勝亦がタイムリー。2死2,3塁から1番原田の遊ゴロをタイムリーエラーで2点。ここでピッチャー交代、下里。5-2と岐阜聖徳学園大が逆転。
7回裏、先頭の3番横井がセンターバックスクリーン横に打ち込む大きなホームラン。6-2
8回表、ピッチャー交代、神田。2死1塁でピッチャー交代、林。
8回裏、ピッチャー交代、架谷。
9回表、ピッチャー交代、松下。
岐阜聖徳学園大が逆転勝ちをおさめて先勝。

総評

序盤は投手戦。朝日大の荒井投手、岐阜聖徳学園大の伊藤投手がそれぞれ持ち味を発揮。
3回に朝日大がエラーで出たランナーを末吉選手のタイムリー2ベースで返し先制も5回裏に岐阜聖徳学園大が内田選手のタイムリーで追いつく五分の展開。
6回表に朝日大が代打の川本選手のタイムリーで勝ち越した時は朝日大が有利かと思いましたが・・・。ここで岐阜聖徳学園大は前田選手が起死回生のホームランで同点。そしてここからの近藤監督の采配がお見事。
続く白木選手のヒットが出るとすかさず代走。そして山本選手のところでエンドランが決まって1,3塁。そして代打の勝亦選手がタイムリー。打つ手がすべて上手くはまって逆転に成功。監督2年目となり、学生野球に慣れてきた印象もありました。この後の戦いも楽しみですね。
そしてホームランが前田選手に続いて横井選手にも飛び出しました。こういう長打が打てる選手がいるのは心強い。
先発の伊藤投手は7回を投げて8奪三振。リーグ戦初先発でしたが、内容も良かったです。タイムリーが2死からだったので、もったいないとも言えますが、最小に留めていますし、及第点以上の内容。先発の柱の1人として期待できそう。
リリーフは少しバタバタしましたが、経験のない投手でのリレー。これもここからですよね。
朝日大は継投が一歩遅れた印象。リリーフ陣に信頼が持てなかったのかも。こういう競り合いを取れるように、今後の藤田監督の采配も注目ですね。

ピックアップ選手

朝日大 川本 心音 内野手(菊華 2年)

6回に代打で起用されタイムリー。次の打席でもいい感じで捉えた打球を飛ばしていました。やはり打撃センスが高い選手ですね。

朝日大 荒井 大地 投手(高岡商 4年)

先発して4回までは無失点。5回に失点して追いつかれるも味方が6回表に勝ち越し。その裏を抑えて勝利を手繰り寄せたかったところで前田選手の一発から連打を浴びて勝ち越しを許しました。今季はエース格として器用されそうですので、こういう勝負所での投球でチームを勝たせたいですね。

朝日大 末吉 剛大 外野手(御殿場西 4年)

2番レフトで出場。3回にタイムリー2ベースを放ち、1安打1四球の活躍でした。

岐阜聖徳学園大 伊藤 貴人 投手(浜松湖北 3年)

リーグ戦初先発でしたが、7回2失点と十分な内容で好投。140㎞前半の球で要所で三振も奪っていました。6回、7回と疲れが出るところでも粘って最小で踏ん張った経験が今後に活きてきそうです。

岐阜聖徳学園大 前田 大成 外野手(滝川二 2年)

5番ライトで出場。6回には同点ホームランを放ちました。足、肩も強く、能力の高さが光る選手。今後注目されていきそうです。

岐阜聖徳学園大 横井 一樹 外野手(岐阜聖徳学園 4年)

3番センターでキャプテン。チームを引っ張る存在ですが、7回にはホームランでダメ押しをしました。この試合ではマルチ。チームを勝たせる好守での活躍を期待したいですね。

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