日本製鉄東海REX－東邦ガス　観戦記（2020年都市対抗東海地区2次予選）

9月23日に岡崎球場で行われた日本製鉄東海REX－東邦ガスの観戦記です。
第3代表トーナメントの2回戦。お互いにエース格の投手が登板。投げ合いが期待されました。

日本製鉄東海REX
０００２０００００｜２　H9　E0
０００３６００２Ｘ｜１１　H17　E1
東邦ガス

日本製鉄東海REX
松向、本田、片山、続木、近藤－阿保、後藤田
東邦ガス
辻本、笹川、水田－柴田

投手成績
日本製鉄東海REX
松向　3回2/3　65球　被安打4　四死球3　三振4　失点3
本田　1/3　11球　被安打1　四球0　三振0　失点0
片山　0/3　27球　被安打2　四球2　三振0　失点4
続木　1回　26球　被安打3　四球1　三振0　失点2
近藤　3回　58球　被安打7　四球1　三振1　失点2

東邦ガス
辻本　6回　93球　被安打8　四球1　三振3　失点2（自責点0）
笹川　2回　21球　被安打1　四球1　三振1　失点0
水田　1回　12球　被安打0　四球0　三振1　失点0

日本製鉄東海REX
8加藤樹 6倉内 9稲葉 D加藤辰 3金子 5平野 7山中→H瀬崎→7 2阿保→H後藤田→2 4西浦→H宮崎
東邦ガス
8大島 5比嘉 9上内 3若林→3山中 2柴田 D水本 7小林→7木村 6金田 4飯田→H大木→4小野

（試合経過）
4回表、無死1，2塁から6番平野の送りバントをキャッチャーの柴田がエラーし2塁ランナーがホームイン。更に無死1，3塁から7番山中が犠牲フライ。東海REXが2点先制。
4回裏、2死満塁から1番大島が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、本田。2死1，3塁から2番比嘉がタイムリーを放ち逆転。3－2
5回裏、先頭の若林が打った瞬間のホームラン。更にヒット、連続四球でピッチャー交代、続木。8番金田の押し出し四球。更にワイルドピッチで1点。1死2，3塁から1番大島の1ゴロの間に1点。2死3塁から3番比嘉のタイムリー2ベース。3番上内のタイムリー。この回打者11人の猛攻で6点を上げ9－2に。
8回裏、1死3塁から9番小野がタイムリー3ベース。2死3塁から2番比嘉がタイムリー。11－2
東邦ガスが大勝しました。

総評

日本製鉄東海REX、松向投手、東邦ガス、辻本投手。力のある投手同士の投げ合いは3回までは0－0。4回表に4番加藤辰選手、5番金子選手の連打にエラーが絡んで2点を上げ先制するも、その裏、松向投手が突如乱れ、四死球から2死満塁となり1番大島選手のタイムリーで同点に。ここで松向投手を諦め継投に入るも、後続の投手が踏ん張り切れず大量失点に。
打線も1番に加藤樹選手、4番に加藤辰選手とし、それぞれが3安打ずつ放つも、2番倉内選手、3番稲葉選手が大ブレーキ。加藤辰選手が4打席全て先頭バッターというのは・・・。もったいないですよね。
投手陣が踏ん張り切れず、打線もW加藤選手が孤立。厳しい状態で第6代表を戦うことに。

東邦ガスはミスで先制を許すも、すぐに追いつき、2番に入ったルーキーの比嘉選手のタイムリーで逆転。4番若林選手のホームラン、比嘉選手の2本目のタイムリー等で突き放し大勝しました。
辻本投手はヒットは7本浴びるも、要所を締める落ち着いた投球。リードが開いた7回からはルーキーの笹川投手、ベテラン水田投手とつないで試合を締めました。
打線も上向いてきましたし、この後の戦いに向けていい状態になってきたな、と思える試合でした。