明和-千種 観戦記(2022年市内県立大会)

11月6日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた市内県立大会の決勝戦、明和-千種の観戦記です。
この日出場した4校で県大会に唯一進出した明和と千種がどういう試合をするか、注目して観戦しました。

明和
011400212|11 H12 E0
001103000|5 H7 E3
千種

明和
池口(10)、酒井(13)、花木(1)、遠山-(2)
千種
今井(11)、石井(1)、伊藤(17)-松久保

投手成績
明和
池口翔大(2年) 4回 63球 被安打3 四球1 三振3 失点2

酒井智裕(2年) 1回2/3 27球 被安打3 死球1 三振1 失点3

花木真斗 3回 33球 被安打1 四球1 三振3 失点0
遠山晃成(2年) 1/3 11球 被安打0 四球1 三振0 失点0

千種
今井宏彰(2年) 3回2/3 87球 被安打6 四球4 三振2 失点6(自責点2)

石井康太 4回1/3 69球 被安打5 四球2 三振2 失点3
伊藤大河(1年) 1回 21球 被安打1 四球1 三振0 失点2(自責点1)

(出場選手)
明和
8塚本 6横井 9二之湯 3大澤→1遠山(11) 5長谷川 1池口(10)→1酒井(13)→1花木(1)→3 7長坂 2横山 4北川→H青木(14)→4
千種
6小出 7矢野(18) 5工藤 8岡本 3小坂 9進藤(7) 2松久保 4坂本 1今井(11)→1石井(1)→1伊藤(17)→H橋本

(試合経過)
2回表、2死1,3塁から8番横山のタイムリー。明和が先制。1-0
3回表、2死1塁から5番長谷川のタイムリー2ベース。2-0
3回裏、1死2,3塁から1番小出の2ゴロの間に1点。2-1
4回表、2死1,3塁から2番横井の3ゴロでタイムリーエラーが出て1点。2死2,3塁から3番二之湯の2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、石井。4番大澤のタイムリー。6-1
4回裏、2死3塁から6番進藤がタイムリー2ベース。6-2
5回裏、ピッチャー交代、酒井。
6回裏、無死3塁から3番工藤がタイムリー。更に1死2,3塁から6番進藤の遊ゴロの間に1点。7番松久保のタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、花木。6-5
7回表、1死1,3塁からボークで1点。更に1死3塁から6番花木のスクイズが成功。8-5
8回表、2死3塁から3番二之湯のタイムリー。9-5
9回表、ピッチャー交代、伊藤。1死1,3塁から7番長坂の遊ゴロエラーの間に1点。1死2,3塁から8番横山のスクイズ成功。11-5
9回裏、2死でピッチャー交代、遠山。
明和が勝って、前回の2020年に続いて連覇となりました。

総評

明和の強さが目立った試合。
チャンスをしっかりと活かしますし、4回には相手のエラーを付け込んでビッグイニング。
1点差に迫られた7回には3盗やスクイズで加点。点の取り方の上手さが光ります。
投手も1点差に迫られたところでエースの花木投手を投入。131㎞と球威があり、千種打線を登板後1安打に抑えて流れを作りました。守備も固いですし、県大会で1勝した力を見せてくれました。
名古屋市内の県立としては上位の力を維持。来年も楽しみです。
千種も6回に1点差まで迫り、意地を見せてくれました。捕手の松久保選手を中心に大きい選手もちらほらいて、地力を感じました。
エースの石井投手がスピードはそんなにないものの、テンポよく打ち取る投球が光りました。エラー、ボーク等が失点につながったので、反省して練習に取り組みたいですね。

ピックアップ選手

明和 花木 真斗 投手(2年)

1点差に迫られた6回2死2塁から登板。このピンチをしのぐと、9回2死まで危なげない投球でした。MAX131㎞。力ありますね。

明和 二之湯 慶亮 外野手(1年)

3番ライトで出場。4回に2点タイムリー2ベース、8回にタイムリー。3打点で勝負強さが光る打者。広角に打てるのも特徴。

明和 塚本 快晴 外野手(2年)

1番センターで出場。2安打2四球とチャンスメイク。警戒されながらもヒットを打てる好打者です。

千種 工藤 悠真 内野手(2年)

3番サードで出場。2安打のマルチで6回にはタイムリーを放ち、反撃に繋げました。

千種 松久保 陸 捕手(2年)

7番捕手で出場。2安打がいずれも2ベース。6回はここで1本出れば、というところでの一打。肩も強いですし、がっしり体型。上でやってほしい選手です。

千種 石井 康太 投手(2年)

千種のエース。4回途中からマウンドへ。ボークでの失点はもったいなかったですが、授業料ですね。球威の割にタイミングが取りにくいのか、明和打線が打ちあぐんでいました。

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