誉-愛工大名電 観戦記(2023年愛知県1年生大会)

11月12日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた1年生大会の第2試合、誉-愛工大名電の観戦記です。
近年選手の質が上がっている印象の誉の1年生が愛工大名電の1年生とどういう試合をするか注目して観戦しました。


100000000|1 H11 E1
00000004X|4 H5 E2
愛工大名電


宮ノ越(1)、亀山(10)-鈴村
愛工大名電
鈴木来雅(1)、礒田(13)、岩田(10)-岡本

投手成績

宮ノ越和希 7回0/3 88球 被安打4 四球3 三振2 失点2(自責点0)
亀山子龍(1年) 1回 8球 被安打1 四球0 三振1 失点2(自責点0)

愛工大名電
鈴木来雅 5回 69球 被安打7 四球0 三振3 失点1
礒田桜士朗 3回 42球 被安打3 四球0 三振3 失点0
岩田知樹 1回 20球 被安打1 四球0 三振2 失点0

(出場選手)

5山口(14)→5尾﨑(5) 7鈴木→H鋒山(17)→7木庭(18) 8根間 3平松→3伊佐治 9西村 6田中 4黒田 2鈴村→H中村(12) 1宮ノ越→1亀山(10)→H樋口(15)
愛工大名電
8吉田 5清水 6矢野→7 3久保山 2岡本 7山崎→H鈴木真(15)→6 9柳本→1岩田(10) 4杉山 1鈴木来→1礒田(13)→9

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番根間の遊ゴロの間に1点。誉が先制。1-0
6回表、ピッチャー交代、礒田。
8回表、1死2,3塁のチャンスで6番田中の投ゴロで3塁ランナーがホームで憤死。7番黒田も三振に倒れ追加点ならず。
8回裏、先頭から連続四球。ここでピッチャー交代、亀山。1死2,3塁から3番矢野の強い1ゴロを逸らして2点タイムリーエラー。逆転。4番久保山がタイムリー3ベース。5番岡本の犠牲フライ。愛工大名電が4点取って試合をひっくり返しました。4-1
9回表、ピッチャー交代、岩田。
愛工大名電が逆転勝利。準決勝進出を決めました。

総評

初回から誉が先制。そこから誉が毎回ランナーを出してチャンスを作り、追加点は奪えないものの誉ペースで試合は進みます。ただ、そこであと1点を許さないところはさすが名電と感じるところ。
誉としては1-0で迎えた8回表に1死から連打などで1死2,3塁のチャンスを活かせなかったのが痛かった。
先発の宮ノ越投手は軟投派の左腕。まっすぐは120kmにやっと届くくらい。ただ、コントロールが良く、変化球で緩急も上手くつける。これに愛工大名電打線が苦労していました。8回裏は連続四球で降板。ここは疲れもあったかとは思いますが、上手く名電が見極めた印象でした。
名電は劣勢の試合展開でしたが、それでも1点ビハインドで粘り、2番手に東海大会でも投げた礒田投手を登板させて、流れを引き戻しました。8回裏の逆転は相手のミスにつけこんだ形でしたが、タイムリー3ベースで3点目をあげた久保山選手の打撃がお見事でしたね。
最後は岩田投手が締めて準決勝進出。粘って終盤にひっくり返すという野球は今後に大きな力となりそうです。

ピックアップ選手

誉 宮ノ越 和希 投手(1年)

先発して7回まで無失点投球。ほとんど120km弱くらいのスピードですが、これに緩急を使って名電打線を翻弄。いい当たりをそんなにさせませんでした。8回裏に連続四球で降板。粘りたかったですが、ここまでの投球を考えると責められないですね。

誉 山口 蓮王 内野手(1年)

1番サードで出場。いきなり鈴木投手から2ベースを放ち、先制点に結びつけました。

誉 平松 雷斗 内野手(1年)

4番1塁で出場。2安打のマルチを記録。

愛工大名電 久保山 弥 内野手(1年)

4番1塁で出場。3安打で8回に貴重な3点目となるタイムリー3ベースを放ちました。内野安打2本を記録。足の速さを持った選手ですね。

愛工大名電 礒田 桜士朗 投手(1年)

6回からマウンドに上がり、3イニングを3安打無失点。8回表は1死2,3塁のピンチでしたが、ここを踏ん張って逆転を呼び込みました。MAX134kmを記録。

愛工大名電 鈴木 来雅 投手(1年)

先発して5回を1失点。被安打は7とかなり打たれましたが、無四球。コントロールの良さで試合を作りました。MAX131km。

愛工大名電 岩田 知樹 投手(1年)

9回にマウンドに上がり、いきなり2ベースを打たれましたが、そこから3人を抑え、2奪三振。チェンジアップの良さが光りました。MAX133kmをマーク。

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