創価大-富士大 観戦記(2023年全日本大学野球選手権)

6月6日に東京ドームで行われた第2試合、創価大-富士大の観戦記です。
3年連続出場の富士大に対し、4年ぶりと久しぶりになった創価大の対戦。長打がキーとなりました。

創価大
011000000|2 H9 E0
00000032X|5 H7 E0
富士大

創価大
田代(16)、松下(17)、安城(11)-石崎
富士大
中岡(18)、佐藤(21)-坂本

投手成績
創価大
田代涼太 6回1/3 107球 被安打6 四球3 三振5 失点3
松下静(静岡 4年) 1回1/3 25球 被安打1 四球1 三振1 失点2

安城健汰(日本文理 4年) 1/3 7球 被安打0 四球0 三振1 失点0

富士大
中岡大河(広島商 4年) 3回 44球 被安打5 死球1 三振2 失点2

佐藤柳之介 6回 101球 被安打4 四球1 三振4 失点0

(出場選手)
創価大
6宮原(9) 8大島(8) 5丹呉(5) 7深野(7) 3立石(23) 2石崎(1) D黒田(27)→H中澤(22)→D 9上原(10) 4山田(4)→H新山(24)→4→H古和田(30)
富士大
8麦谷(1) 4松尾(4) D山内(5) 3渡邉(28) 6佐々木(3) 5山澤(6) 2坂本(19) 9赤瀬(26) 7渡辺(24)

(試合経過)
2回表、先頭の5番立石がソロホームラン。創価大が先制。1-0
3回表、2死1,2塁から5番立石がタイムリー。2-0
4回表、ピッチャー交代、佐藤。
7回裏、1死1,2塁から9番渡辺が2点タイムリー3ベース。1番麦谷もタイムリー3ベースを放ち、富士大が一気に逆転。ここでピッチャー交代、松下。3-2
8回表、1死1塁から5番立石のライトフェンス際の大きな当たりをライトがジャンプしながら候補。2塁を回っていたランナーがそのまま1塁へ帰塁。1塁はセーフだったものの、2塁ベースへのアピールプレーでアウトになり、創価大は反撃ならず。
8回裏、1死1塁から6番山澤が2ランホームラン。2死無走者でピッチャー交代、安城。5-2
富士大が終盤に長打攻勢で逆転勝ちをおさめました。

総評

序盤から創価大ペースで試合は進む形に。立石選手のホームランとタイムリーで2点を先制。創価大の田代投手は1回、2回にピンチがあったもののそこを切り抜けるとスイスイとリズムに乗り、3回から6回は三者凡退に。
流れが変わるプレーがあったのは7回表。無死2,3塁で代打新山選手のところでスクイズを仕掛けるも捕邪でアウトに。後続も倒れて0点とチャンスを活かせず。その裏にヒットと四球でチャンスを作った富士大に9番渡辺選手、1番麦谷選手に連続タイムリー3ベースが産まれて逆転。8回にも山澤選手に2ランが出て試合を決めました。
富士大は2番手の佐藤投手の好投も大きかった。リーグ戦では2試合、3イニングしか投げていないのですが、元々は1年生の2年前に1回戦の岐阜聖徳学園大戦で先発を任されるくらい、力があった投手。その佐藤投手が左で147kmを投げる等、本領を発揮して創価大打線を抑えたので終盤逆転につながった。大きな好投でした。
創価大は2番手の佐藤投手に沈黙。7回に1点でも取れていれば、という状況でしたが・・・。田代投手は7回に捕まりましたが、そこまでは好投しましたし責められないですよね。
中軸はいい打撃をしていたので、チャンスで回せるようにしていきたいですね。

ピックアップ選手

創価大 立石 正広 内野手(高川学園 2年)

5番1塁で出場。先制のホームラン。3回にはタイムリーとチームの全打点を叩き出しました。8回もあわやフェンス直撃となる特大のライトフライ。長打力は魅力ですし、まだ2年ということで、この先が楽しみな打者です。

創価大 田代 涼太 投手(帝京 3年)

先発して6回までは無失点。3回以降は3人ずつで来ていたのですが、7回に捕まりました。ストライク先行でゴロを打たせる投球でした。

創価大 深野 レオン 外野手(木更津総合 4年)

4番レフトで出場。2安打のマルチを記録。シュアなバッティングが光る。

富士大 佐藤 柳之介 投手(東陵 3年)

4回からマウンドに上がり、6イニングを4安打無失点投球。左で147kmもマークし、かなり楽しみな投手。リーグ戦は2試合3イニングだけの登板だったようですが、故障だったかもですね。

富士大 渡辺 陸 外野手(花巻東 1年)

9番レフトで出場。7回に同点となる2点タイムリー3ベースを放ち、追い込まれながらもしっかりと捉える打撃が光りました。

富士大 山澤 太陽 内野手(啓新 3年)

6番サードで出場。2安打のマルチで8回にはダメ押しとなる2ランホームランを放ちました。

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