半田東-愛知啓成 観戦記(2023年春季全尾張大会)

5月27日に小牧球場で行われた第2試合、半田東-愛知啓成の観戦記です。
愛知啓成は主力が遠征に行っているということですが、その啓成相手に半田東がどういう試合を見せるか、初めて見るチームでしたので、注目して観戦しました。

半田東
0402000000|6 H7 E3
0100113001|7 H9 E0
愛知啓成
(延長10回タイブレーク)

半田東
竹内(1)、渡辺(4)-荒木
愛知啓成
井上(1)、西田(18)、浴本(10)、望月(11)-田中

投手成績
半田東
竹内春澄(2年) 6回2/3 104球 被安打8 四球3 三振1 失点6(自責点5)

渡辺惺翔 2回1/3 34球 被安打1 四球0 三振3 失点1(自責点0)

愛知啓成
井上伯(3年) 1回1/3 42球 被安打2 四球3 三振0 失点4

西田巡(3年) 2回 34球 被安打2 四球2 三振1 失点2

浴本優陽(3年) 1回 26球 被安打1 四球2 三振0 失点0

望月大輝 5回2/3 71球 被安打2 四球2 三振2 失点0

(出場選手)
半田東
9阿南 8伊藤 3間瀬 7松元 5山口 2荒木 4渡辺→1 1竹内→4 6天野
愛知啓成
2田中 4植村(14)→4江南(4) 6滝川 7村山→9富田(8) 3佐々木→5大江(15) 8都築(16) 9四元→H森→9→7真田(13) 5一杉→H平山(12)→3 1井上→1西田(18)→1浴本(10)→1望月(11)

(試合経過)
2回表、無死1,2塁から7番渡辺が2点タイムリー3ベース。1死1,3塁でピッチャー交代、西田。1死2,3塁から1番阿南が2点タイムリー。半田東が4点先制。4-0
2回裏、無死1,3塁から6番都築が犠牲フライ。4-1
4回表、1死1,2塁でピッチャー交代、浴本。2死満塁からワイルドピッチで2者生還。6-1
5回表、1死1,2塁でピッチャー交代、望月。
5回裏、1死2,3塁から1番田中が犠牲フライ。6-2
6回裏、無死1,3塁から5番佐々木が犠牲フライ。6-3
7回裏、無死2塁から2番江南の3ゴロで2塁ランナーが送球後に3塁へ向かい、それを刺そうと投げた球が逸れてランナーが生還。1死3塁から4番村山がタイムリー。2死2塁から6番都築がタイムリー。2死1,2塁でピッチャー交代、加藤。6-6の同点に。
9回で決着つかずタイブレークに突入。
10回表、ランナー飛び出しでアウト。四球で1死1,2塁もゲッツーで得点ならず。
10回裏、無死満塁から7番真田が押し出し四球。愛知啓成がサヨナラ勝ちをおさめました。

総評

半田東が2回に長打も絡めて4点を先制。4回には相手の投手の乱調から2点を取って6-1と大量リードとなりましたが、4番手の望月投手の丁寧なピッチングを打ちあぐみ、徐々に追い上げられて最後はタイブレークで敗れました。
それでも2年生エースの竹内投手は緩急をうまく使って6回まで3失点。タイムリーは許さない好投を見せ、リリーフの渡辺投手も勢いのある球を投げていて、なかなか力のあるチームだな、と感じました。
7回にちょっともったいないエラーで失点したので、そこは夏に向けて注意していきたいですね。愛知啓成はBチームだったと思いますが、それでも追い込んだのは自信にしてほしいです。
愛知啓成はスタメンは3年生とのこと。貴重な公式戦出場という試合だったと思います。
4番の村山選手は3安打を放ちアピール。望月投手の丁寧な投球も光りました。
3年生にとっては夏まであと少し。残りの時間を悔いなく過ごしてほしいですね。

ピックアップ選手

半田東 渡辺 惺翔 内野手・投手(3年)

7番セカンドで出場。2回に先制2点タイムリー3ベースを放ち、これを含む3安打。守備の時の下半身の安定感というか強さが気になりました。そしてマウンドへ上がりMAX130kmをマーク。投げっぷりも良くセンスの高さを感じる選手です。

半田東 山口 凌汰 内野手(3年)

5番サードで出場。2安打のマルチで2ベースはレフトオーバーの当たりでした。

半田東 阿南 尚汰 外野手(3年)

1番ライトで出場。2回はしぶとく落ちる2点タイムリー。四球でも3度出塁して1番として役割を果たしました。

愛知啓成 村山 聖 外野手(3年)

4番レフトで出場。体格が良く、3安打の猛打賞でした。いい打球を打っていました。

愛知啓成 望月 大輝 投手(3年)

5回途中からマウンドへ。右のサイドハンドで球速はそんなにないですが低めに丁寧に投げる投球でゴロを打たせて取る投球で半田東打線を抑えてサヨナラまでしっかりと繋げました。

愛知啓成 都築 卓史 外野手(3年)

6番センターで出場。犠牲フライと7回に同点のタイムリーを放つ。タイブレークの10回には絶妙なバントヒットでこの試合のキープレイヤーとなっていました。

この試合の写真アルバムはこちら

半田東-愛知啓成 観戦記(2023年春季全尾張大会)” に対して1件のコメントがあります。

  1. 上ノ坊 起和生 より:

    5回から相手のチームに得点を与えず丁寧なピッチングで救援投手の望月大輝君は良く投げた。味方のチームも諦めずに最後まで頑張って追い付きサヨナラは記憶に残る名勝負。野球は相手のチームより1つでもホームベースを踏むゲームだったよね

コメントを残す

関連記事を表示