岐阜協立大-中部学院大 1回戦 観戦記(2023年秋季岐阜大学リーグ)

9月8日に長良川球場で行われた第2試合、岐阜協立大-中部学院大の観戦記です。
春に延長タイブレークでもつれた試合をやっていたこのカード。この試合も接戦となりました。

岐阜協立大
000010101|3 H11 E2
002000000|2 H6 E1
中部学院大

岐阜協立大
相良(19)、下村(13)、藤澤(41)、三輪(12)、梶野(18)-西谷
中部学院大
北田(18)、長倉(19)-竹中

投手成績
岐阜協立大
相良雅斗(豊田大谷 2年) 4回 72球 被安打4 四球2 三振2 失点2

下村真生(名古屋国際 2年) 1回 10球 被安打1 四球0 三振1 失点0
藤澤來人(武義 2年) 1回 16球 被安打1 四球0 三振0 失点0
三輪大翔(大垣養老 2年) 1回 20球 被安打0 四球2 三振0 失点0

梶野誠人 2回 33球 被安打0 四球2 三振1 失点0

中部学院大
北田智郎 7回2/3 112球 被安打10 四死球2 三振6 失点2
長倉幸佑(浜松工3年) 1回1/3 29球 被安打1 四球1 三振0 失点1

(出場選手)
岐阜協立大
5池口(23) 7伏木(7) 4高木(1) 3佐藤(10) 2西谷(2) D浅田(25)→R水野(29)→H勝間(3) 9古畑(21) 8金子(9) 6位田(6)
中部学院大
8佐藤(2) 6桂(8) 4田中(6) 3宮坂(10) D大江(5) 9宮崎(9) 7北野(7) 2竹中(27) 5江川(3)

(試合経過)
3回裏、1死3塁から1番佐藤がタイムリー。更に2死1,2塁から4番宮坂がタイムリー。中部学院大が2点を先制。2-0
5回表、1死1,3塁から9番位田のセーフティスクイズが成功。2-1
5回裏、ピッチャー交代、下村。
6回裏、ピッチャー交代、藤澤。
7回表、2死満塁から1番池口がタイムリー。2塁ランナーもホームを狙うもかなり手前でタッチアウト。同点止まりに。2-2
7回裏、ピッチャー交代、三輪。
8回表、2死1,2塁から代打勝間のヒットも2塁ランナーは3塁コーチャーが止めてストップ。ここでピッチャー交代、長倉。このピンチで7番古畑を1ゴロに抑えます。
8回裏、ピッチャー交代、梶野。
9回表、2死2塁から2番伏木のタイムリー。岐阜協立大がついに逆転。3-2
岐阜協立大が逆転勝利を収めました。

総評

春のリーグ戦で延長12回タイブレークでの勝利を含め、中部学院大が2連勝もどちらも1点差。そしてこの試合も接戦。今年はもつれるカードということなんでしょうね。
中部学院大が3回に2点を先制したところまでは、ここまでコールドで圧倒してきた勢いそのままにこの試合も中部学院大が押し切ると思ったのですが、5回表に岐阜協立大が1点を返すと、そこから小刻みな投手リレーで中部学院大の攻撃をしのいでいき、終盤勝負に持ち込みます。
そこからは3塁コーチャーがポイントとなって、7回表は池口選手のタイムリーで同点となるも2塁ランナーがかなりホーム手前でタッチアウト。すると8回表、2死1,2塁、フルカウントから勝間選手がヒットを放つも2塁ランナーをコーチャーが止めてしまい、同点ならず。ここは2塁ランナーは投球と同時にスタートを切っていたはずなので、回さないといけない場面。前の失敗を引きずってしまいます。
9回表、2死2塁から三度2番伏木選手がヒット。この時は3塁コーチャーが止めたような気がしましたが、2塁ランナーが回ってホームへ。送球が逸れて勝ち越しとなりました。たしかに止めてもいいタイミングでしたし、逸れなければ微妙なタイミングでしたが・・・。とにもかくにも岐阜協立大が勝ち越して、そのまま逃げ切ったという試合でした。
3塁コーチャーがいかに大事か、良く分かる試合。ただそれはおいておいて、終盤の攻撃はお見事でした。
中部学院大も2回以降毎回ランナーは出していたのですが、なかなかチャンスを活かせず。前の試合から森選手が欠場。その影響も出たかもですね。

ピックアップ選手

岐阜協立大 池口 輝 内野手(東海大山形 2年)

1番サードで出場。2安打1四球と出塁し、7回には同点タイムリー。9回は勝ち越しにつながる四球を選び、盗塁してチャンスを広げました。センスのある選手ですね。

岐阜協立大 伏木 謙心 外野手(大垣日大 4年)

2番レフトで出場。2安打のマルチで9回に決勝のタイムリーを放ちました。

岐阜協立大 梶野 誠人 投手(享栄 4年)

8回からマウンドに上がり、146kmを投げる等、ボールの勢いは変わらずありました。やや荒れる感じもありましたが勢いで押し切った印象。

中部学院大 宮崎 龍司 外野手(鳴門 4年)

6番ライトで出場。3安打の猛打賞に四球と全打席出塁。ただ、得点に絡めなかったのが残念。

中部学院大 佐藤 孝昭 外野手(市岐阜商 2年)

1番センターで出場。1安打1四球で3回には先制タイムリーを放ちました。

中部学院大 北田 智郎 投手(正智深谷 3年)

先発してMAX146kmもあるなど、ボールは走っていました。ただ中盤以降少し球威が落ちて徐々に捕まった形に。

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