愛産大工-愛知 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)
7月16日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第2試合、愛産大工-愛知の観戦記です。
愛産大工は現チームを見れていなかったので、見たかった試合。強豪私学同士の一戦でした。
愛産大工
000000010|1 H5 E1
03010002X|6 H7 E1
愛知
愛産大工
天野(1)-久保
愛知
飼沼(1)-堀
投手成績
愛産大工
天野京介 8回 112球 被安打7 死球1 三振9 失点6(自責点4)
愛知
飼沼陸玖 9回 118球 被安打5 四死球2 三振8 失点1
(出場選手)
愛産大工
7森(14) 9安藤 8平林 2久保 3稲嶺(13) 4渕山 6前野 5舘野→H木村(3) 1天野
愛知
5松宮 7中村 4杉本 9竹内(20) 3藤谷(13)→R戸國(14)→3浅井(3) 6檜山 8澤野 1飼沼 2堀
(試合経過)
2回裏、2死1,2塁から8番飼沼が3ランホームラン。愛知が3点を先制。
4回表、先頭の4番竹内が右中間へソロホームラン。4-0
8回表、1死3塁から3番平林の犠牲フライ。4-1
8回裏、2死1,2塁から5番藤谷が右中間へ2点タイムリー2ベース。6-1
愛知が快勝しました。
総評
愛知は効果的に長打が出ました。特に2回の8番飼沼選手の3ランが大きかった。特にバッティングがいいイメージが無かった飼沼選手だったのですが・・・。投手が打つとその後の投球にも影響があるといいますが、明らかにこれで調子に乗った印象です。
愛知は4番竹内選手、5番藤谷選手の2年生コンビの活躍も光りました。背番号は竹内選手が20番で藤谷選手が13番。抜擢だったのかは分かりませんが、活躍はお見事でした。秋以降も楽しみになります。
飼沼投手は130㎞前後の球威ながら、スライダーの切れが良く、2種類あってコントロールもいいので、なかなか打ちにくい投手ですね。最後まで球威が落ちなかったのも良かったです。
今年は小粒なイメージだった愛知高校ですが、しっかりと夏に向けて作ってきた印象もあります。今後が楽しみです。
愛産大工は地区予選の戦績等を見ていてもあまり点が取れていなくて、こちらも打線が厳しいのかな、と予想はしていましたが、その印象の状態でした。
2年生が4人スタメン。バッテリーが2年生。彼らが残る秋は強くなりそうな印象。
天野投手は評判を聞いていて、初めて見れました。MAXは143㎞。安定して140㎞前後は投げていて、2年生なので今後が楽しみ。
オーソドックスなタイプで、相手からすると怖さは少ないので、緩い球を覚えて緩急を活かす等、今後に向けて工夫していってほしいですね。無四球は立派。楽しみな投手です。
ピックアップ選手
愛産大工 天野 京介 投手(2年)
2年生エース。右のオーバーハンド。MAX143㎞を記録。バランスのいいフォーム、体型ですし成長が楽しみ。
ただ、ここぞで打たれる場面も多く、タイミングが取りやすかったかも。今後緩急などで打ち気をずらす方法等身に着けていってほしいですね。
愛産大工 平林 也季 外野手(3年)
3番センターで出場。センター中心にしっかりと打ち返す打撃で、捉えた当たりが多かった。成長が見れて良かった。
愛産大工 森 永遠 外野手(2年)
1番レフトで出場。2安打のマルチ。8回はフェンス上部直撃の当たりであと一歩でホームランでした。しっかりと振れるところがいいですね。
愛知 藤谷 悠大 内野手(2年)
5番1塁で出場。3安打はすべてセンターから逆方向。ライナー性で運べるのでバットコントロールの良さが光ります。
愛知 竹内 朝陽 外野手(2年)
ホームランはしっかりとまっすぐを捉えて右中間へ。2年生で4番を任されるスイングの鋭さが見れました。秋以降も楽しみ。
愛知 飼沼 陸玖 投手(3年)
ホームランは追い込まれていて、開き直ってのフルスイングが見事にとらえた、という感じでした。
投げては130㎞前後でしたが、スライダーの切れとコントロールが良く、相手打線に的を絞らせなかった印象です。
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