豊橋商-一宮起工科 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)

7月10日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、豊橋商-一宮起工科の観戦記です。
雨で2時間遅れでの開始となった試合。一宮起工科の藤村投手が見たくて足を運びました。

豊橋商
000000010|1 H0 E1
01100020X|4 H11 E1
一宮起工科

豊橋商
辻(1)、森島(9)、佐々木大(11)-清水
一宮起工科
藤村(1)、野口(4)-勇

投手成績
豊橋商
辻蒼矢 6回 98球 被安打8 四球1 三振4 失点2
森島大喜(3年) 1/3 12球 被安打3 四球0 三振0 失点2(自責点1)

佐々木大和 1回2/3 23球 被安打0 四死球2 三振1 失点0

一宮起工科
藤村晃大 7回2/3 100球 被安打0 四球2 三振3 失点1(自責点0)
野口皓生 1回1/3 25球 被安打0 四球2 三振0 失点0

(出場選手)
豊橋商
6伊東尚 1辻→8 4上原 3杉浦→R中西(16)→矢田崎(13) 7川合政 5大河原 2清水 9牧野(18)→1佐々木大(11) 8齋藤→1森島(9)→9
一宮起工科
6苗村 2勇 1藤村→4 8二村→3伊貝(3) 4野口→1 3伊藤響(13) 7三宅隆 5堀川 9原→7

(試合経過)
2回裏、1死満塁から9番原の2ゴロ併殺崩れで1点。一宮起工科が先制。1-0
3回裏、2死1,3塁から6番伊藤響のところで1塁ランナースタートのエンドランで2塁手が逆を突かれてタイムリーに。2-0
7回裏、無死3塁から1番苗村がタイムリー。1死2塁から3番藤村がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、佐々木大。4-0
7回まで一宮起工科の藤村がパーフェクトピッチング。
8回表、先頭の杉浦に四球を出してパーフェクトは途切れる。エラー、四球で1死満塁となり、8番佐々木大が三振。ここで藤村が故障を訴えてベンチへ。ここでピッチャー交代、野口。変わった野口が9番森島に四球で押し出し。2死満塁から1番伊東尚の3ゴロをファインプレーでアウトにしてピンチを脱出。
一宮起工科が逃げ切りました。

総評

一宮起工科の藤村投手を注目しましたが、MAXが126㎞。昨年134㎞を投げていたことを考えると物足りない数字。それでも変化球とコントロールで抑えていくのはお見事でした。
どうやら故障を抱えていたようで、8回途中で降板。緊急登板となった野口選手は大変だったと思いますが、良く押し出しの1点で抑えました。その時のサード堀川選手のプレーもチームを救いましたね。
豊橋商は辻投手が左で126㎞を投げ力がありました。佐々木大投手も129㎞と力があり、投手は力を出した印象。ただ、打線が捉えられず。想定していたのと違う投球をした藤村投手に戸惑ったのもあるかもですね。
8回にようやくチャンスが来ましたが・・・。ここは一宮起工科の守備がお見事でした。
一宮起工科は3回に上手くエンドランを使ってタイムリーにしたプレーはお見事。チャンスを確実に活かした攻撃は見事でした。
藤村投手は心配ですが・・・。負担を減らすためにバックがカバーしていきたいですね。

ピックアップ選手

豊橋商 辻 蒼矢 投手(3年)

左のオーバーハンド。元中日の岩瀬タイプのフォーム。MAX126㎞と球威があり、アウトはゴロが多かった。足もあり、降板後はセンターへ。身体能力の高さを感じます。

豊橋商 佐々木 大和 投手(3年)

リリーフでマウンドに上がり、MAX129㎞をマーク。球威がありました。7回に4点ビハインドになり、1死満塁まで行きましたが、なんとか踏ん張ってコールドを回避。好投を見せました。

一宮起工科 藤村 晃大 投手(3年)

MAX126㎞。昨年の夏から見ると球速が出ない中、変化球をうまくつかってコントロールも良く打ち取っていきました。ただ、徐々に球速が落ちて、コントロールもボールが増えておかしいな、と思ったら8回に自ら降板。
故障を抱えながらの登板だった模様です。それでも何とか試合を作ったのはお見事でしたが・・・。次の試合、登板できるか分かりませんが、野手としても能力が高いですし、打者としても期待したいですね。

一宮起工科 伊藤 響太 内野手(2年)

2年生で唯一のスタメン。6番1塁で出場しタイムリーを含む2安打のマルチ。犠打も決めて能力を感じる選手でした。

一宮起工科 野口 皓生 内野手・投手(3年)

5番セカンドで出場。2安打1四球とマルチ。8回に緊急で2死満塁の状況でマウンドに上がり、いきなり四球を出して1点を失いましたが、そこから何とか踏ん張りました。チームを救うマウンドに。

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