津島東-一宮起工科 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月11日に小牧球場で行われた第3試合、津島東-一宮起工科の観戦記です。
実は昨年秋、同じカードを観戦していました。その時とは打って変わっての接戦となりました。

津島東
201000010|4 H7 E0
000000100|1 H10 E4
起工科

津島東
山田、横井-早川
起工科
藤村-勇

投手成績
津島東
山田直輝(1) 7回 108球 被安打8 四球1 三振7 失点1

横井祥大郎(18) 2回 28球 被安打2 四死球3 三振0 失点0

起工科
藤村晃大(1) 9回 142球 被安打7 四死球4 三振7 失点4(自責点1)

(出場選手)
津島東
6宮川 8小鹿 7近藤(12) 3宮島(11) 5林(3) 1山田→R松澤(19)→1横井(18) 9山本 2早川 4島谷→H加藤(10)→4神谷(16)
起工科
6加藤 4野口 1藤村 9池田 5松下 8二村 3江崎 7竹中→H鈴木(13)→7伊藤(11) 2勇

(試合経過)
1回表、2死満塁から6番山田が2点タイムリー。津島東が2点先制。
3回表、2死3塁から7番山本がタイムリー。3-0
7回裏、先頭の6番二村がホームラン。更に1死満塁のチャンスを作るも2番野口、3番藤村が倒れ1点止まり。3-1
8回表、1死2塁からワイルドピッチでやや緩慢な動きのところをランナーが本塁まで生還。4-1
8回裏、1死満塁となるも、代打鈴木がキャッチャーゴロで2-2-3のダブルプレーに。
9回裏、1死3塁から2番野口のセンターライナーで3塁ランナーがタッチアップ。ホームセーフも津島東が3塁離塁のアピールをすると離塁が早かったという判定でアウトに。試合終了となり、津島東が勝ちました。

総評

起工科とすれば立ち上がりの初回にエラーが重なり、四球と合わせて無死満塁に。ここから連続三振でピンチを脱出しかけたのですが、6番の山田選手に2点タイムリーを打たれて失点。ここから後手後手に回ってしまいました。
4回にはショートの加藤選手のファインプレーもあって、何とか3点で踏みとどまっていたのですが、4回の1死2,3塁、7回の1死満塁、8回の1死満塁とチャンスを活かせなかったのが痛かった。
4点目も緩慢な動きが原因でしたし、ミスや甘さがやや目立つ試合になってしまいました。
藤村投手は力があって、2年生の二村選手も反撃ののろしとなるホームラン。新チームはこの経験を活かして県大会進出を目指してほしいですね。
津島東は守備が固く、打撃もチームとしての形の良さを感じました。
エースを7回で下ろしたのもどうかな、と思いましたが、なんとか横井投手も踏ん張って勝利に。
こういう思い切りのよい采配も大きなポイントだったかな、と思います。
次は私学の愛産大工が相手ですので、厳しい戦いになると思いますが、この日のように先手を取って相手を焦らせたいですね。

ピックアップ選手

津島東 山田 直輝 投手(2年)

1回表、無死満塁から2死となって打席へ。ここで打てないと流れが相手に行く、というところで2点タイムリー。大きな一打でした。次の打席では3ベースを放ち、打者として高いセンスを感じます。投手では120kmくらいですが、緩急、幅を使って好投しました。

津島東 宮川 侑大 内野手(3年)

守備でも安定したところを見せた内野の要。打者では3度出塁して1番として存在感を見せました。

津島東 山本 航大 外野手(3年)

3回に追加点となるタイムリー。盗塁も2つ決めて足もあるところを見せました。

一宮起工科 藤村 晃大 投手(2年)

MAX134kmをマーク。ノーマークでしたのでぴっくりしました。昨年秋には見ているのですが・・・。序盤コントロールがばらつき、球数が増えたのが反省点。
この経験を新チームに活かしてほしいですね。

一宮起工科 池田 康太 外野手(3年)

4番ライトで出場し、3安打の猛打賞。ただ、チャンスで回らず、タイムリーがなかった。左右に打てるセンスの高さを感じる打者。

一宮起工科 二村 和樹 外野手(2年)

7回に反撃ののろしとなるホームランを放つ。長打を打てるのは魅力ですよね。秋以降も楽しみ。

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