至学館-桜丘 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月28日に岡崎球場で行われた準決勝第2試合、至学館-桜丘の観戦記です。
2回からはTVで見た形になります。
競り合いは至学館の土俵、と思いましたが、桜丘の粘りもすごかった。

至学館
120000010000|4 H6 E0
100001011001|5 H16 E2
桜丘
(延長12回)

至学館
渡邉、疋田、熊谷-牧山
桜丘
堀尾、吉見-伊藤大

投手成績
至学館
渡邉(10) 10回 被安打13 四球1 三振8 失点4
疋田(11) 1/3 被安打1 四球0 三振0 失点0
熊谷(1) 1回2/3 被安打2 四球3 三振1 失点1
桜丘
堀尾(1) 2回2/3 被安打2 四死球5 三振1 失点3
吉見(4) 9回1/3 被安打4 四球2 三振3 失点1

渡邉投手

堀尾投手

(出場選手)
至学館
5米津 6佐野→4 4関→R松本→6藤本(14) 2牧山 8西尾→R田辺→7富田 3名城 9増田 1渡邉→H岡本→1疋田→熊谷 7菊池→8

(試合経過)
1回表、無死2塁から2番佐野のバントヒットにエラーが絡み1点。
1回裏、2死2塁から4番堀尾のタイムリー。同点。
2回表、1死2,3塁から9番菊池の3ゴロで野選。更に1死1,3塁から1番米津のスクイズ成功。至学館が勝ち越し。3-1
3回表、2死1,2塁でピッチャー交代、吉見。ここは6番名城をライトライナーでピンチをしのぎます。
6回裏、2死から4番堀尾、5番中神の連打で1,3塁。6番岡本のタイムリー。尚も2死1,3塁は7番吉見が三振。3-2
7回表、エラーから1死満塁となり4番牧山でしたが、2直ゲッツーで至学館はチャンスを逃す。
8回表、先頭の西尾が2ベース。送って1死3塁から7番増田の2ゴロで3塁の代走田辺がギャンブルスタートを決めてホーム野選となり4-2
8回裏、1死1塁から6番岡本がタイムリー2ベース。4-3
9回裏、2死無走者から2番杉浦、3番近藤が連打。4番堀尾まで回し、堀尾がレフトへタイムリーを放ち同点。5番中神が倒れ延長戦へ。
11回裏から至学館はピッチャー疋田へ。1死2塁でピッチャー交代熊谷。
12回裏、1死から5番中神が3塁打。満塁策で1死満塁となり、8番伊藤大がタイムリーを放ちサヨナラ。桜丘が初の決勝進出を決めました。

至学館は結局ヒットは6本のみ。逆に16安打を浴びたわけで、地力では桜丘が上だったのかもしれませんね。

それでも接戦に持っていくのは、采配の上手さと野球の上手さ。FCで2つランナーを返す当たりはさすがという他ないですよね。代走を送ってギャンブルスタートを決めた8回は見事というほかありませんでした。

ただ、吉見投手に完全に抑えられた打線が意外といえば意外でした。というか、牧山選手以外が打球に迫力が無かったのも・・・。3番関選手、5番西尾選手を終盤代えてしまったことも響いたかもですね。9回で逃げ切れなかったことが誤算、という試合でした。

渡邉投手は2年生ということを思えば良く投げました。背番号10でしたが実質エース。他のピッチャーに信頼があれば8回9回どこかでリリーフだったんでしょうけど、彼以上の信頼が無いから続投。あとアウト1つで抑えられなかったですが、そこからも2回を抑えたのは賞賛に値します。
秋からは文句なくエースでしょうし、まずは疲れをしっかりと取って新チームに備えてほしいですね。

桜丘は堀尾投手が早々にKOされたことが誤算。ただ、そこから吉見投手が神ピッチと言っていい内容を見せたことも良い方の誤算だったと思います。それくらい見事なピッチングで桜丘に徐々に流れを引き寄せました。

堀尾選手は打で貢献。9回は2死無走者から杉浦選手、近藤選手が必死につないで4番に回した形で、これでダメなら仕方ないってところで打つのが4番というかすごいですよね。

なんだかんだ打線は振れています。決勝戦はこの日イニングの少なかった堀尾投手が頑張ることが条件になりそう。

延長戦でサヨナラ勝ちは勢いに乗るには十分。競り合いに持ち込んで終盤勝負と行きたいですね。

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