木曽川-佐織工 TV観戦記(夏季愛知県高等学校野球大会)

コウスポ

7月5日に一宮球場で行われた木曽川-佐織工のTV観戦記です。

木曽川
000011030|5 H8 E3
210010002|6 H10 E1
佐織工

木曽川
相蘇、島尾-井手
佐織工
稲熊渉、岩間-中野

投手成績
木曽川
相蘇(1) 7回2/3 112球 被安打7 四死球4 三振3 失点4(自責点3)
島尾(8) 1回 19球 被安打3 四球0 三振0 失点2(自責点1)
佐織工
稲熊渉(1) 7回1/3 98球 被安打6 四球1 三振3 失点5(自責点4)
岩間(6) 1回2/3 18球 被安打1 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
木曽川
6坂井 7菅野→8 2井手 3清水 9青屋 8島尾→1 5宮川 1相蘇→7 4平井
佐織工
8中村 5夏川 2中野 3森 7小出→H倉知(10) 4稲熊要 1稲熊渉→6岩田(11) 9三上 6岩間→1

(試合経過)
1回裏、無死満塁からワイルドピッチで1点。尚も無死満塁から5番小出のキャッチャーゴロ。ホーム踏んでアウトの後の送球が悪送球となりランナー生還。佐織工が2点先制。
2回裏、2死から2番夏川が2ベース。3番中野がタイムリーを放ち加点。3-0
5回表、1死1,2塁から2塁ランナーが3盗成功。ここで8番相蘇の2ゴロゲッツー崩れで1点。3-1
5回裏、先頭の3番中野、4番森と連続2ベースで1点。4-1
6回表、2死1塁から4番清水のレフトオーバーのタイムリー3ベース。4-2
8回表、1死2塁から3番井手のレフトオーバーのタイムリー2ベース。4番清水もレフトへタイムリー2ベースで同点。ここでピッチャー交代、岩間。2死3塁から6番島尾がタイムリーを放ち逆転。5-4
8回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、島尾。
9回裏、2死2塁から4番森がセンターへタイムリー。更に2死2塁から代打倉知がサード強襲の当たりでファールグラウンドにボールが転がる中、2塁ランナーが返りサヨナラ。佐織工が逆転サヨナラ勝ちを納めました。

木曽川は上位4人が2年生。5番の青屋選手は1年生という布陣。序盤から劣勢だったのですが、相蘇投手が粘りのピッチングを披露して、流れを止めている間に差を詰め、8回には1番から始まる2年生の活躍、3番井手選手、4番清水選手のタイムリー2ベースで追いつき、6番の3年生の島尾選手の逆転タイムリーとチーム一丸でひっくり返しました。
8回裏には疲れの見えた相蘇投手から島尾投手にスイッチしてリリーフ成功。完全に勝つ流れで9回2死2塁まで行ったんですよね・・・。
こっからひっくり返したのは佐織工の意地と底力かな、と思いますが、秋は公式戦全敗からここまでチームを作ってきたのはすごいと思いますし、本当にナイスゲームだったと思います。

5回表に1死1,2塁から2塁ランナーが3盗を決め、そこからゲッツー崩れで点を取った場面は素晴らしかった。この盗塁を決めたのも島尾選手。こちらもいい選手でした。

4番の清水選手は逆らわずに強い打球が打てる好選手。この試合を経験した1,2年生が秋から活かしてほしいですね。

佐織工は序盤から点を重ね、自分たちのペースで試合をしている感じでしたが、ヒットを打てているのは上位4番までで、タイミングの合ってない選手が多かったんですよね。
稲熊渉投手の出来が良く、いいテンポで試合を進めていたのですが、8回に捕まり逆転を許す。ただ、やるべきことはやっている印象で、最少ビハインドで食い止めたのが大きかったかな。
9回裏、土壇場で4番の森選手に回り、打つあたりはさすが。らしくないしぶといゴロヒットでしたが、何とかしたいという思いが抜けていったかな、と。
最後の代打倉知選手の火の出るようなライナーで3塁強襲した当たりもすごかった。こちらは2年生。体格的にも森選手の後継者でしょうけど、まだまだ続く夏での活躍に期待です。
岩間投手もボールに切れがあり、ナイスリリーフでした。9回表を3人で斬ったのも大きかったですね。ショートでも良い動きを見せていました。

最後までもつれた試合でしたが、お互いに力を出したナイスゲームでした。

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