愛知学院大-東海学園大 2回戦 観戦記(2023年春季愛知大学リーグ2部優勝決定戦)

5月28日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた愛知学院大-東海学園大の2部優勝決定戦、2回戦の観戦記です。
愛院大の先勝で行われた2回戦。愛院大は河野投手、東学大は馬場投手が先発でした。

愛院大
120001007|11 H13 E0
000001000|1 H5 E3
東学大

愛院大
河野(17)、石原(16)、渡邊蒼(11)-三島有
東学大
馬場(17)、加藤(14)、奥田(19)、柵木(20)、岡田(16)-山本

投手成績
愛院大
河野優作 6回 92球 被安打4 四球1 三振10 失点1
石原和馬(愛産大三河 2年) 1回 5球 被安打1 四球0 三振0 失点0

渡邊蒼 2回 27球 被安打0 四球2 三振1 失点0

東学大
馬場悠慎(幸田 4年) 3回 65球 被安打6 四球1 三振2 失点3

加藤希 4回 65球 被安打3 死球1 三振5 失点1(自責点0)
奥田匠海(星城 3年) 1回0/3 15球 被安打0 四球1 三振1 失点1

柵木和陽(岡崎工 3年) 1/3 15球 被安打2 四球2 三振0 失点4

岡田昂太(東邦 2年) 2/3 20球 被安打2 四球1 三振0 失点2

(出場選手)
愛院大
6浦川(6) 8杉山(23) D池内(37)→H山田(3)→D 2三島有(10)→2末田(27) 7竹田(7) 9瀧野(8)→R児嶋(5)→9 3坂上(9)→R中濱(26)→3村北(12) 5田中(4)→H大林(38)→5 4両角(36)→H福本(29)→4池下(24)
東学大
2山本(10) 6大宮(39) D里中(23)→H山田(35)→D→R横道(9) 3加藤(15)→3大西(26) 4友田(8) 8清水(1) 9坂井(11)→H小牟田(13)→9 5榊原(2) 7小野(34)→H杉浦(29)→7

(試合経過)
1回表、2死1、2塁から5番竹田がタイムリー。愛院大が先制。1-0
2回表、1死2塁から9番両角がタイムリー3ベース。更にワイルドピッチで1点。3-0
4回表、ピッチャー交代、加藤。
6回表、2死3塁からタイムリーエラーで1点。4-0
6回裏、1死1,3塁から代打山田の2ゴロの間に1点。4-1
7回裏、ピッチャー交代、石原。
8回表、ピッチャー交代、奥田。
8回裏、ピッチャー交代、渡邊蒼。
9回表、無死1塁、3番山田のカウント1-1でピッチャー交代、柵木。1死1,2塁から5番竹田のタイムリー2ベース。6番瀧野の2点タイムリー2ベース。1死1,2塁でピッチャー交代、岡田。2死満塁から1番浦川が走者一掃の3点タイムリー2ベース。2番杉山もタイムリー2ベース。この回打者一巡で7点。11-1
愛知学院大が快勝して、2部優勝を決めました。

総評

愛知学院大のが地力は上かな、と開幕前に思っていましたが、1戦目は接戦に。これをしっかりと勝ち切れたことで余裕も出ましたし、この日も序盤でポンポンと点を取れたので、自分たちのペースに持ち込めました。
この日素晴らしかったのが愛院大の先発の河野投手。MAX139kmと昨年見た時より球が速くなったな、とも思いましたが、まっすぐとスライダーのコンビネーションで立ち上がりから6者連続三振。これでグッと楽になりました。
6回4安打1失点と素晴らしい内容。入替戦でも活躍が期待されますね。
2回に下位打線の田中選手両角選手の長打で追加点を取れたのが大きかったですね。
9回の攻撃がもう少し早く出来るといいな、と思いますが、いい状態になってきたのは確か。秋のリベンジマッチとなる入替戦もしっかりと戦えそうです。
東学大は馬場投手が序盤で捕まり、1年生の加藤投手が4回からマウンドへ。ここでしっかりと抑えて試合を立て直したのは素晴らしかったですね。MAXは132kmながら手元で力があるのとコントロールが素晴らしく4イニングを1失点。その失点がエラーだったのが痛かったです。そこで勝負が決まった印象でした。
この日はスタメンが左で7人。これが普段通りなのかは分かりませんが、左バッターは河野投手に合わない感じで、そこも裏目に。2部Bの混戦を制しましたが、ちょっと愛知学院大とは差があった印象でした。
こういう舞台を経験したことを秋に活かしたいですね。
愛知学院大の渡邊蒼投手が8回からマウンドに上がり、MAX146kmをマーク。まずまずいいボールを投げていました。ただ、2イニング目に球威が落ちるのは相変わらず。そこが物足りなさを感じてしまいますね。

ピックアップ選手

愛知学院大 河野 優作 投手(創志学園 2年)

先発していきなり6者連続三振。5回までに10奪三振。まっすぐに切れがあって、ファールか空振りが取れていたのでスライダーとのコンビネーションで奪三振の山を築きました。MAXは139km。昨年から成長を感じましたし、入替戦での活躍も楽しみです。

愛知学院大 竹田 寛典 外野手(愛知 4年)

5番レフトで出場。初回に先制タイムリー。9回にはダメ押しのタイムリー2ベースとポイントで打点を上げる勝負強さを見せました。

愛知学院大 杉山 諒 外野手(愛産大三河 2年)

2番センターで出場。3安打の猛打賞で四球も合わせて4度出塁。盗塁も2つ決め、好走塁でホームに返ってくる等、武器の足もしっかりと活かしていました。

愛知学院大 渡邊 蒼 投手(中京 4年)

8回からマウンドに上がり、三者凡退。MAX146kmをマーク。140kmを超える球でカットするボールとまっすぐ伸びてくるボールがあって、それが相手には厄介になっている感じでした。ただ2イニング目が2四球。球威も3~5kmくらい落ちたんですよね。この2イニング目というのが前に見た時も落ちていたので、課題ですね。NPBに行くにはイニングを食えるところも必要だと思いますので・・・。

東海学園大 加藤 希 投手(至学館 1年)

4回からマウンドに上がり、4イニングを失点1(自責点0)130km前後のまっすぐなんですが、コントロールが良くインコースに投げ切れるのが武器。構えたところにボールがくるので広くゾーンが使えるところが長所ですね。バッターが差し込まれていたので球速以上に球威を感じている様子でした。

東海学園大 小牟田 都希 外野手(藤枝明誠 3年)

3回に代打で登場しヒット。四球のあと7回はいい当たりのセカンドライナー。タイミングが合っていました。

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