日本福祉大-南山大 2回戦 観戦記(2023年秋季愛知大学リーグ2部3部入替戦)
10月22日にパロマ瑞穂球場で行われた2部3部入替戦、日福大-南山大の2回戦の観戦記です。
2部の日福大の先勝で行われた試合。南山大が意地を見せられるか注目して観戦しました。
日福大
411110024|14 H19 E0
005010010|7 H7 E0
南山大
日福大
都(28)、後藤(43)、伊加田(41)、桐生(21)、大石(18)、山田夢(16)-戸塚
南山大
森上(14)、深谷陸(13)、古庄(59)、今福(25)-花井
投手成績
日福大
都厚佑(小牧南 3年) 2回1/3 58球 被安打3 四死球3 三振1 失点5
後藤真之介 1/3 20球 被安打0 四球3 三振0 失点0
伊加田光 4回2/3 66球 被安打4 四球1 三振2 失点2
桐生佳朗(下伊那農 4年) 2/3 8球 被安打0 四球0 三振1 失点0
大石嵐士(駿河総合 4年) 1/3 5球 被安打0 四球0 三振1 失点0
山田夢大(高遠 4年) 2/3 9球 被安打0 四球0 三振1 失点0
南山大
森上駿太郎(名古屋 1年) 3回 75球 被安打8 四球3 三振1 失点6
深谷陸登 5回 87球 被安打7 四球5(1) 三振3 失点4
古庄勇斗(星城 3年) 2/3 32球 被安打3 四球2 三振0 失点4
今福優晴(名経大市邨 1年) 1/3 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0
(出場選手)
日福大
6上木(7) 7高橋(1) 4畑中(2) D岡田(5) 3櫻井(6)→H窪田→3 9山西(39) 5宮(52)→H新森→5三竹 8大木(67) 2戸塚(24)
南山大
3深谷浩(9) 6小西(29)→H原科(57) 8近藤(3) 9西塚(8) 5片田(21)→H國井(1)→5 D宇野(10)→谷口(20)→4小澤 7小野(2) 4今福(25)→1 2花井(22)
(試合経過)
1回表、1死満塁から5番櫻井が押し出し四球。6番山西がタイムリー。7番宮が2点タイムリー。この回4点。4-0
2回表、2死1,2塁から5番櫻井がタイムリー。5-0
3回表、2死1塁から1番上木がタイムリー2ベース。6-0
3回裏、無死1,2塁から1番深谷浩がタイムリー。1死満塁から4番西塚が押し出し四球。ここでピッチャー交代、後藤。5番片田が押し出し四球。代打谷口がゲッツー崩れの間に1点。更に2死満塁、8番今福のフルカウントからボークで1点。ここでピッチャー交代、伊加田。この回打者11人で5点。6-5
4回表、ピッチャー交代、深谷陸。2死2塁から6番山西がタイムリー3ベース。7-5
5回表、2死1,2塁から3番畑中がタイムリー。8-5
5回裏、無死1塁から6番谷口がタイムリー2ベース。8-6
8回表、2死1,3塁からダブルスチールが成功。更に2死3塁から9番戸塚がタイムリー2ベース。10-6
8回裏、無死3塁から7番小野の内野ゴロの間に1点。ここでピッチャー交代、桐生。10-7
9回表、ピッチャー交代、古庄。無死1,3塁からワイルドピッチで1点。2死3塁から6番山西がタイムリー。2死1,2塁から8番大木が2点タイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、今福。14-7
日福大が14-7で勝利をおさめ、2部残留を決めました。
総評
1回表に日福大が不安定な森上投手を攻めて、押し出し四球とタイムリー2本で4点。2回表、3回表も加点して、6-0になったところでこれは試合が決まった、コールドかな、と思いました。
その直後の3回裏に、南山大が日福大の先発都投手を捉えてタイムリーと押し出しで2点を返し、代わった後藤投手もコントロールに苦しみ四球を出してボークもあって一挙5点。一気に試合が分からなくなりました。
ただ、そこからも日福大は加点をして、南山大に一度も同点、逆転を許さなかったことで試合が落ち着きました。3回裏のピンチからリリーフをした伊加田投手のリリーフが光りましたね。
日福大は春はリーグ2位。秋は入替戦に回りましたが、投手のレベルは低くなく、来年は巻き返しを図りたいところ。この日は乱調でしたが、後藤投手はかなり面白そうな投手で、選手の成長を期待したいですね。
南山大はこの2試合、食らいついて接戦に持ち込みました。投手陣は1,2年生が中心。彼らがこの経験を活かして成長して、またこの舞台に戻ってきたいですね。
南山大は木村宗一郎投手が入っていて、彼を見たかったのですが、前日登板して、この日は登板せず。どうも相性が良くないようでなかなか見れないんですよね。
来年こそはどこかで見たいです。
ピックアップ選手
日本福祉大 山西 莉生 外野手(尼崎小田 1年)
6番ライトで出場。3本のヒットがいずれもタイムリー。特に1点差に迫られた4回表のタイムリー3ベースは試合の流れを引き戻す貴重な一打でした。
日本福祉大 畑中 椋翔 内野手(健大高崎 4年)
3番セカンドで出場。4安打と大活躍。ライナーで強い打球を打てていました。7回には申告敬遠される場面も。
日本福祉大 伊加田 光 投手(東浦 3年)
3回裏に1点差にされた場面でマウンドへ。後続を何とか抑えて8回途中まで2失点の好投を見せました。MAX139kmもマークし、来年はエースとして期待ですね。
日本福祉大 後藤 真之介 投手(いなべ総合 1年)
192㎝ 90㎏
1年生の大型右腕。公式戦初登板だったとのこと。MAX142km。コントロールに苦しみ、1死取っただけで2四球、最後はボークで降板しましたが、ロマンの塊のような投手でした。
いなべ総合に大きい投手がいる、というのは高校の頃に尾関さんに聞いていたのですが・・・。ここから3年で騒がれる投手になってほしいですね。
南山大 谷口 雄太 外野手(西尾 4年)
3回に代打で登場。そこは内野ゴロの打点でしたが、そこから2打席で2安打。いずれも長打で得点に絡みました。
南山大 深谷 浩大 内野手(知立東 4年)
1番1塁で出場。ラッキーなヒットもありましたが、2安打のマルチ。3回には反撃ののろしとなるタイムリーを放ちました。
南山大 深谷 陸登 投手(三重海星 1年)
2番手で4回からマウンドへ。120km台のボールながら、動く球を駆使してゴロを打たせる投球で好投しました。
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