瀬戸北総合-松蔭 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月4日にパロマ瑞穂球場で行われた第1試合、瀬戸北総合-松蔭の観戦記です。
夏8年ぶり勝利を目指した松蔭の戦いに注目して観戦しました。

瀬戸北総合
1000000|1 H4 E3
301031X|8 H12 E1
松蔭
(7回コールド)

瀬戸北総合
水野、稲垣-坂井
松蔭
南、金池-寿台

投手成績
瀬戸北総合
水野 龍也(1) 5回 94球 被安打10 四球3 三振3 失点7(自責点4)

稲垣 馨(5) 1回 18球 被安打2 四球1 三振0 失点1(自責点0)

松蔭
南 良汰(1) 6回 85球 被安打4 四球1 三振6 失点1

金池 優介(10) 1回 26球 被安打0 四球1 三振1 失点0

(出場選手)
瀬戸北総合
3山口→9 8高原 6内田 1水野→3 2坂井 7岩越 5稲垣→1 4森島→H渡邉(19) 9柳津→5三島(15)→H鈴木(13)
松蔭
7森川→8 4田尻 9大江 2寿台 3古川 6山下 5津田→H岡本(13)→5今原(14) 8福森→H富安(11)→1金池(10) 1南→7

(試合経過)
1回表、1死1,3塁から1塁ランナーがスタートして、少しもたつく間に3塁ランナーがホームイン。Wスチール成功で1点を瀬戸北総合が先制。1-0
1回裏、2死からエラーをきっかけに2死満塁とし、6番山下が走者一掃の3点タイムリー2ベース。松蔭が逆転。3-1
3回裏、2死3塁から8番福森のタイムリー内野安打。4-1
5回裏、2死1,2塁から9番南の2点タイムリー3ベース。1番森川もタイムリー2ベースを放ち3点追加。7-1
6回裏、無死2塁から4番寿台のヒットにエラーが絡みランナー生還。8-1
7回表、無死1,3塁のチャンスも得点ならず。コールド成立となり、松蔭が勝ちました。

総評

松蔭が快勝。
1回表に1点を先制され、その裏ポンポンと2死。嫌な流れになりそうでしたが、相手のエラーをきっかけにチャンスを作って6番森下選手の長打で逆転。これで大分楽になりました。
松蔭の南投手はスピードはそんなに無いものの、コントロールが安定し、2回~4回を三者凡退。流れを作りました。
松蔭の得点は5回までの7点は全て2死から。瀬戸北総合からするとここを踏ん張れていれば試合はもっと競った試合になった展開でした。
松蔭とすれば、理想的な攻撃展開になったと思います。次はこんなに簡単には点が取れない相手かと思うので、チャンスを作って何とか先手を奪って相手にプレッシャーをかけたいですね。
瀬戸北総合は2年生4人がスタメン。3番の内田選手は2安打を放ちました。1年生も多くベンチにいたようですし、秋からの新チームに期待したいですね。

ピックアップ選手

瀬戸北総合 内田 亮平 内野手(2年)

チーム唯一の2安打。ショートでしたがあまり打球は飛んでこなかった。
秋以降はチームの中心となりますね。期待されます。

瀬戸北総合 水野 龍也 投手(3年)

4番ピッチャーとしてチームを引っ張る。小柄ですが馬力のありそうなタイプ。ただ、左腕の割にタイミングが合わされていた。ヒット1本。

瀬戸北総合 稲垣 馨 内野手・投手(2年)

7回には粘って四球を取ってつなぐ。マウンドにも上がり、秋以降は中心選手として期待されます。

松蔭 南 良汰 投手(2年)

2年生エースとして勝利に貢献。まっすぐは120kmに届かないくらいでしたが、コントロールが良く大崩れしないタイプ。打撃はあまり得意そうに見えなかったが、5回には貴重な2点タイムリー3ベースを放つ。

松蔭 寿台 和人 捕手(3年)

1年の頃に代打で出て非凡な打撃を見せていました。4番主将で捕手。チームの中心選手として8年ぶり夏の勝利に導く。
しっかりと強い打撃を打てるバッター。
下級生の投手陣もしっかりとリードしました。
ちなみに「ジュダイ」と読みます。珍しい苗字。

松蔭 山下 里貴弥 内野手(3年)

先制となる3点タイムリー2ベース。その後の打席で犠打2と四球としっかりと仕事を果たす。ショートとして守備も安定していました。

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