GTRニッセイ-ニデック 観戦記(2022年国体軟式野球愛知大会)

5月11日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、GTRニッセイ-ニデックの観戦記です。
1回戦屈指の好カード。拮抗したチーム同士の対戦はやはり接戦となりました。

GTRニッセイ
10001000000|2 H9 E1
00100100000|2 H9 E1
ニデック
(延長11回タイブレークも引き分け)
(抽選によりニデックが2回戦へ)

GTRニッセイ
三浦(14)-森
ニデック
三浦(21)、堀田(11)-水谷

投手成績
GTRニッセイ
三浦勝志 11回 158球 被安打9 四球3 三振4 失点2

ニデック
三浦浩太郎(三重-法政大 6年目) 5回 54球 被安打5 四球0 三振2 失点2

堀田竜也 6回 80球 被安打4 死球1 三振6 失点0

(出場選手)
GTRニッセイ
7清水(24) 5大平(1) 3田中(3)→9 9高木(13)→H倉内(10)→4 4荒木(25)→3 6松岡(17) 8廣田(2) 2森(27) 1三浦(14)
ニデック
9白石(24) 7寺嶋(3) 6越智(10) 2水谷(23) 8山崎(8) 3泉(2) 4山下(22) 5加藤(5) 1三浦(21)→H房野(6)→1堀田(11)

(試合経過)
1回表、1死3塁から3番田中がタイムリー。GTRニッセイが先制。1-0
2回表、無死1,3塁のチャンス。8番の森が三振。9番三浦の3球目に1塁ランナーがスタートするも2塁でアウトに。結局三浦も三振でチャンスを逸します。
3回裏、1死3塁から1番白石がタイムリー。1-1の同点に。
5回表、2死2塁から1番清水がフェンス直撃のタイムリー2ベース。GTRニッセイが勝ち越し。2-1
6回裏、2死から4番水谷が特大のソロホームラン。2-2の同点に。
9回表、先頭の田中が2ベース。4番高木のところでバントを決められず、結果2飛。1死1,2塁となるも、後続が倒れ0点。
延長戦に入ります。
10回表、先頭の森がヒット。9番三浦のバントをキャッチャーの水谷が素晴らしいプレーで2塁をアウトに。続く1番清水がヒットを打つも、2番大平、3番田中が倒れ勝ち越しならず。
10回裏、1死1,3塁から2番寺嶋を申告敬遠して満塁に。3番越智と勝負して2ゴロ、4-2-3のゲッツーで無得点に。
11回からタイブレークに。
11回表、無死1,2塁からバントで1死2,3塁。5番荒木が1飛、6番松岡が三振で勝ち越しならず。
11回裏、無死1,2塁から4番水谷のバントが1塁手のチャージで3塁アウトに。後続も倒れ勝ち越しならず。
引き分けとなり、抽選。抽選の数字が5-4でニデックの勝利となり、2回戦進出を決めました。

総評

攻防に見ごたえがあり、面白い試合でした。
どちらも勝つチャンスはありましたが・・・。GTRニッセイとしては初回に先制をして、2回に相手のミスが出て無死1,3塁。ここで何とかしたかったのですが・・・。盗塁をしっかりと刺した水谷捕手が素晴らしかったかな。
ニデックは水谷捕手の活躍が素晴らしかった。2回に続き6回にも盗塁阻止。そして延長10回に無死1塁からの9番三浦選手のバントでの2塁封殺のプレー。これはバントをした瞬間は決まったと思っただけに、鋭いダッシュからの2塁への送球でアウトにしたプレーがすさまじかった。
ホームランも打った瞬間の当たりでしたし・・・。完全に流れを持った選手でした。
それだけに最後のタイブレークの最初のバッターで水谷選手には打たせて欲しかった。バント自体は悪くなかったのですが、ダッシュしてきた1塁手の正面に。これも大きなプレーでした。
GTRニッセイは清水選手、ニデックは白石選手。両1番の活躍も見事でした。
そしてGTRニッセイの三浦投手、ニデックの堀田投手の投球もお見事。三浦投手は150球以上の完投。お疲れさまでした。
結局タイブレークで決着つかず、次のイニングに行かずに抽選に。ルールとはいえ、もう1イニング見たかった。
1回戦ではもったいない緊張感のある攻防の試合でした。

ピックアップ選手

GTRニッセイ 三浦 勝志 投手(豊田大谷-国際武道大 10年目)

三浦投手にしては立ち上がりストライクボールがはっきりして1回2回と四球。ただ、4回以降は安定した投球で6回のホームラン1本に抑えました。終盤はピンチが何度もありましたが、何とか0に。終盤股関節に違和感を感じている様子でしたが、それでも交代せずに投げ切ったのはすごい。158球の熱投はとにかくお疲れ様でした。

GTRニッセイ 清水 翔大 外野手(東邦-中部大 10年目)

1番レフトで出場。2ベース2本を含む3安打。5回の2ベースはフェンス直撃でこれが入っていたら・・・。

GTRニッセイ 田中 雄也 内野手(東邦-東海大 6年目)

3番1塁で出場。終盤ライトへ。初回に先制タイムリーを放ち、2安打のマルチ。9回の先頭の2ベースを活かしたかったですね。

ニデック 白石 達之介 外野手(岐阜工-中部大 7年目)

1番ライトで出場。振ればヒットという感じで4打数4安打1四球と全打席出塁。とにかく絶好調でどこに投げても打たれる感じでした。

ニデック 水谷 大貴 捕手(岐阜中京-愛知学泉大 2年目)

4番捕手で出場。総評に書きましたが、捕手としても素晴らしく、4番としては6回に特大の一発。素晴らしい選手だと改めて実感しました。

ニデック 堀田 竜也 投手(常葉菊川-専修大 5年目)

6回からマウンドへ。終盤はピンチが続きましたが、内野フライや三振でしっかりと抑えました。さすがエースという投球でしたね。

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