近大工学部-千葉経済大 観戦記(2022年全日本大学野球選手権)

6月7日に東京ドームで行われた第1試合、近大工学部-千葉経済大の観戦記です。
大会初出場の千葉経済大がどんな試合を見せるか注目して観戦しました。

近大工学部
000023000|5 H8 E1
002100000|3 H6 E2
千葉経済大

近大工学部
沖田(18)-石伊
千葉経済大
高橋(16)、高坂(19)-鈴木春、大川

投手成績
近大工学部
沖田伊吹 9回 105球 被安打6 四球2 三振8 失点3 MAX144km

千葉経済大
高橋歩夢 5回 66球 被安打6 四球1 三振2 失点2(自責点0) MAX128km
高坂綾(流経大柏 4年) 4回 81球 被安打2 四死球6 三振5 失点3 MAX148km

(出場選手)
近大工学部
5川瀬(7) 4中島(1) 6杉本(10) 2石伊(33) 9平石(5) 3上村(9)→H千本(24) 7高橋憲(26) 8河野(4) D榎本(3)
千葉経済大
5宇津澤(10) D森(5) 6横田(1) 7井谷(25) 9最上谷(6)→R佐藤(21) 3池澤(23)→H高木(8) 4岩舘(7) 2鈴木春(27)→2大川(12) 8辻(2)

(試合経過)
3回裏、1死2塁から1番宇津澤がタイムリー3ベース。2番森がタイムリー2ベースを放ち、千葉経済大が2点を先制。2-0
4回裏、2死1,2塁から9番辻がタイムリー2ベース。3-0
5回表、1死1,3塁から2番中島の3ゴロをタイムリーエラー。1死1,2塁から3番杉本のタイムリー2ベース。1塁ランナーはホームタッチアウトに。この回は2点を返し、3-2に。
6回表、2死1,3塁からワイルドピッチで1点。更に2死満塁からワイルドピッチで1点。2死満塁から3番杉本の押し出し四球。この回3点で逆転。5-3
近大工学部が勝ちました。

総評

千葉経済大は高橋投手が先発。絶対的なエースの高坂投手をリリーフに回しての起用でしたが、これが当たって4回まで0点。
5回に2点を失ったものの、5回2失点なら御の字ですよね。
そして6回からエースの高坂投手を送ったのですが・・・。高坂投手が乱調。調子が悪いから先発を避けたのかな、と感じるくらいの制球難で6回は3失点に。7回以降は立ち直ったので、もったいない投球になってしまいました。
近大工学部はリーグ戦登板の無かった沖田投手が先発。どうやら故障明けだったようですが、最後まで球威が落ちずに完投勝利。内容も良かったですね。
プロ注目の石伊捕手は自分が測ったセカスロで1.76秒をマーク。自分では見たことがないタイムでした。
このバッテリーの奮闘が大きかったですね。
この試合では残念な判定が2つ。お互いのチームで1回ずつだったので行ってこいなのですが、8回裏の先頭の宇津澤の長打で3塁タッチアウトは大きな判定でした。セーフだったと思えるプレーだったので・・・。
これも運ですが。

ピックアップ選手

近大工学部 沖田 伊吹 投手(三次 3年)

9回で105球と球数少なく完投。144㎞がMAXでしたが、基本は140㎞前後のまっすぐ。それでもテンポよく投げて、四球も2つだけ。好投が光りました。
故障明けだったようですが、全国に合わせてきたのはさすがですね。

近大工学部 杉本 涼 内野手(開星 4年)

3番ショートで出場。2安打に押し出しの四球を選び、2打点の活躍。チームキャプテン。

近大工学部 石伊 雄太 捕手(近代高専 4年)

4番捕手で出場。強肩は有名だったようですが、自分で測っての1.76秒のセカンド送球は圧巻でした。打っては2安打ですが、チャンスでは打てず。次はチャンスでの一打に期待したいですね。

千葉経済大 宇津澤 瑠偉 内野手(常総学院 4年)

1番サードで出場。2本の長打でチームを引っ張りました。キャプテン。8回のアウト判定は気の毒でした。

千葉経済大 辻 祥太 外野手(市立沼津 3年)

9番センターで出場。4回には3点目となるタイムリー2ベース。犠打も1つ決めてしっかりと仕事を果たしました。

千葉経済大 高橋 歩夢 投手(霞ケ浦 3年)

先発で5回を2失点。MAXは128㎞でしたが、ランナーを出しながらも緩急をうまく使って粘り強いピッチングが光りました。

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