東海理化－スバル　観戦記（2021年JABA静岡大会）

4月7日に浜松球場で行われたJABA静岡大会、準決勝第2試合、東海理化－スバルの観戦記です。
この試合に東海理化が勝てば東海地区に日本選手権の枠が確定するので、東海理化に勝ってほしいと思いながらの観戦となりました。

東海理化
１１００００００１０１｜４　H11　E1
０００１１０１００００｜３　H9　E1
スバル
（延長11回タイブレーク）

東海理化
長田、山本、宮崎、河野、池田大－水野、池田健
スバル
上原、成田、倉田、川上、阿部－笹谷

投手成績
東海理化
長田 4回2/3 65球被安打5 四球0 三振0 失点2
山本 1回2/3 36球被安打3 四球1 三振0 失点1
宮崎 1回2/3 30球被安打1 四球1 三振1 失点0
河野 2回 25球被安打0 四球0 三振2 失点0
池田大 1回 7球被安打0 四球0 三振1 失点0

スバル
上原 5回 76球被安打7 四球0 三振1 失点2
成田 1回 28球被安打0 四球2 三振0 失点0
倉田 2回 41球被安打1 四球1 三振3 失点0
川上 2回 50球被安打3 四球2 三振1 失点1
阿部 1回 7球被安打0 四球0 三振1 失点1（自責点0）

（出場選手）
東海理化
D齋藤 9安藤 3米満 7井貝 8武藤 H西 2池田 4中野 5野田→6 2水野→H木村→8 6河田→6星田→H川上→5
スバル
8樋口→8古川 4日置 D森下 9山田知 3岩元 5石田→H葭葉 7鎌仲→R遠藤→6 6小林→7龍 2笹谷

（試合経過）
1回表、2死2塁から4番井貝のタイムリー。東海理化が先制。
2回表、1死満塁から1番齋藤がタイムリー。更に1死満塁から2番安藤のレフトフライ。3塁ランナーがタッチアップもホームタッチアウトに。1点止まり。2－0。
4回裏、無死1，3塁から4番山田知の犠牲フライ。2－1
5回裏、2死2塁でピッチャー交代、山本。2番日置がタイムリー。2－2
7回裏、1死1，2塁でピッチャー交代、宮崎。1番古川がタイムリー。スバルが逆転。3－2
9回表、2死1，2塁から3番米満のタイムリー。更に四球で2死満塁となるも、代打西がレフトフライに倒れ同点止まり。3－3
延長戦に突入。
10回終了しタイブレークに突入。
11回表、犠打で1死2，3塁とし、2番安藤の犠牲フライ。東海理化が勝ち越し。4－3
11回裏、無死1，2塁から5番岩元が初球を強く捉えるも1塁手が上手く取って3－6－3のゲッツー。代打葭葉を三振に斬って試合終了。
東海理化が決勝戦進出を果たしました。

総評

序盤は東海理化が先行。スバルが中盤に追いつき、一旦は7回に逆転。しかし9回表に東海理化が追いつくというもつれた試合。
どちらも更にチャンス、という場面で追加点を奪えなかったのが響いたのですが、もっとも分かりやすく勝敗を分けたのはバント。
3回企画し2回決めていた東海理化。2度、無死1塁（5回）、無死1，2塁（7回）で失敗していたスバル。（3回中1回成功）
タイブレークでしっかりとバントを決めて、犠牲フライで勝ち越した東海理化に対し、強行を選択し、いい当たりもゲッツーとなってしまったスバル。
タイブレークでバントがいいとは必ずしも思っていませんが、そこまでの過程がこの結果になったかな、と感じる攻防でした。
東海理化は長田投手の好投。リリーフでは河野投手の好投が流れを呼び込みました。9回表の土壇場でタイムリーを放ち、11回裏には好守を見せた米満選手が野手のヒーローですが、9回表、1死から代打でヒットを放ち流れを作った川上選手も褒めたいところです。
東海理化の課題は外野守備。社会人チームとしては弱い。もうちょっと改善したいところですが・・・。
スバルは中盤、一気に突き放すチャンスがあったのですが、ここで突き放せなかったところが課題。打線に迫力があるチームではないので、チャンスをどう活かすかがカギになってきそうです。