加藤学園-県岐阜商 観戦記(2019年秋季東海大会)

11月2日に長良川球場で行われた準決勝第1試合、加藤学園(静岡2位)-県岐阜商(岐阜1位)の観戦記です。
どちらも試合を見ていて力は拮抗していると思ったので好ゲームを期待しての観戦でした。

加藤学園
0012000000|3 H7 E3
0000020101|4 H12 E0
県岐阜商

加藤学園
肥沼-雨宮
県岐阜商
野崎、森-高木

投手成績
肥沼(1) 9回1/3 147球 被安打12 四死球5 三振7 失点4(自責点3)

県岐阜商
野崎(18) 5回 95球 被安打6 四死球5 三振5 失点3
森(1) 5回 55球 被安打1 四球0 三振4 失点0

肥沼投手は右のオーバーハンド。MAXは135kmを記録。5回までは危なげないピッチングでしたが、6回くらいからややボールが浮いてきて、疲れが出てきました。ピンチでも粘り強いピッチング見事。

野崎投手は左のオーバーハンド。前回は抜群のピッチングでしたが、この日はばらつきがあり、ボールそのものは球威はありましたが苦しいピッチングに。1年生。

森投手は右のオーバーハンド。MAX138kmを記録。いいボールが来ていて変化球も効果的に決まる。終盤は変化球中心の組み立てで加藤学園打線を翻弄し、流れを呼び込みました。

加藤学園
7植田 8佐野 9平尾(17) 6大村 2雨宮 5杉山 1肥沼 4杉本敏(9)→4宮崎(4) 3吉田(14)→3勝又(3)
県岐阜商
4多和田 3宇佐美→R山田(8)→3廣田(15)→H山本(20)→3 5佐々木 9佐竹 2高木 6服部 7塚原 8岩田(17) 1野崎(18)→H廣部(14)→1森→H國枝(12)

(試合経過)
1回、お互いにランナー出すも0点。加藤学園は1死2、3塁を活かせず。
3回表、1死1塁から4番大村のタイムリー2ベース。加藤学園が先制。
6回裏、1死1,3塁から5番高木がタイムリー。更に1死2,3塁から6番服部の犠牲フライ。3-2。
8回裏、1死2塁から8番岩田がタイムリー。3-3の同点に。
10回裏、2本のヒットと敬遠で無死満塁。代打國枝が三振の後、1番多和田がサヨナラタイムリー。県岐阜商が勝って、選抜切符をほぼ手に入れました。

5回までは加藤学園が勝つ流れ。1回戦では4番を打っていた植田選手を1番に上げて、8番だった佐野選手を2番。平尾選手、大村選手を3番4番に据える打線がきれいにはまり3点を先取。肥沼投手の出来も良かったので、このまま行くかな、と感じていました。

流れが変わったのは6回。まず、この回からマウンドに上がった県岐阜商のエース森投手が三者凡退、2三振で抑えると、その裏に先頭の宇佐美選手がヒットを足掛かりに、高木選手のタイムリー。エラーも絡んで尚も1死2,3塁から犠牲フライと2点を返す。尚もエラーでのピンチは肥沼投手が踏ん張ります。

7回裏も1死から死球2つとヒットで満塁の大ピンチでしたが、4番佐竹を三振、5番高木のライト前に落ちそうな当たりを平尾選手がファインプレー。大きなプレーで逃げきるかな、とも思いました。

この流れでも県岐阜商の森投手が3イニング連続の三者凡退で流れを渡さず、8回に先頭バッター服部選手の四球、犠打から8番岩田選手のタイムリーで追いつき、県岐阜商の応援も最高潮に。

9回で決着がつかず延長戦に。県岐阜商がラッキーなヒットからエンドランを鮮やかに決めて無死1,3塁とチャンス拡大。敬遠四球で無死満塁から代打は三振に取ったものの多和田がタイムリーを打って甲子園がかかった試合をサヨナラで飾りました。

加藤学園は6回以降、森投手に封じられたことが痛かった。1回戦でも感じていましたが、基本追い込まれてもまっすぐ待ちのスタイル。これを看過されて、終盤はほとんど変化球で追い込まれて打ち取られる形になってしまいました。冬の間に幅を広げる練習をして、夏に勝ち抜ける力を身に着けてほしいですね。
肥沼投手で一人で投げぬきましたが、もう2人くらいは公式戦で投げられる投手を作りたいところです。

ショート、4番の大村選手は守備も良くかなりの好選手。覚えておきたい選手ですね。

県岐阜商は終盤、7回、8回、10回とバントやエンドランを成功させて流れを呼び込みました。この辺りは前の試合でも見せましたが、采配に応える選手たちが見事。鍛治舎監督もさすがですよね。

前の試合ではピリッとしなかった森投手がこの日は抜群のピッチング。さすがエースという力を見せました。

選抜は当確。ここから来年の3月に向けて、どういうチームを作ってくるか楽しみ。接戦に強いですし、選抜で勝ち上がる可能性のあるチームですね。

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