東海理化-王子 観戦記(2022年都市対抗東海地区2次予選)

5月25日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、東海理化-王子の観戦記です。
第1代表トーナメントのベスト4をかけた一戦。東海理化はエースの金田投手、王子は中井投手と2年目同士の投げ合いとなりました。

東海理化
002000060|8 H13 E0
000000000|0 H6 E0
王子

東海理化
金田(11)-水野
王子
中井(18)、高島(15)、畑瀬(20)、中野(11)-細川

投手成績
東海理化
金田悠太朗 9回 129球 被安打6 四球1 三振4 失点0 MAX144km

王子
中井雄亮(秀岳館-中部学院大 2年目) 3回 50球 被安打4 四球0 三振0 失点2 MAX137km

高島泰都 4回2/3 75球 被安打6 四球0 三振2 失点2 MAX148km
畑瀬聡史(関大北陽-関西大 8年目) 1/3 24球 被安打2 四球3 三振0 失点4 MAX146km

中野貴仁(大分商-神奈川大 4年目) 1回 15球 被安打1 四球0 三振0 失点0 MAX143km

(出場選手)
東海理化
8武藤(8)→8福本(28) 6中野(10) 5井貝(2) 3川上(23) 7齋藤(1) 9安藤(5) 4河田(31) D木村(27) 2水野(9)
王子
6前田(5) 5横川(7) 4伊礼(10) 3宝島(2) 9吉岡(6) D神鳥(25) 8亀山(1) 7大杉(3) 2細川(22)

(試合経過)
3回表、1死2塁から1番武藤のタイムリー2ベース。2番中野のタイムリー。東海理化が2点を先制。
6回裏、1死1,3塁のチャンスを作るも2番横川の1ゴロが3-6-3のゲッツーとなりチャンスを逃す。
8回表、2死から5番齋藤、6番安藤の長短打で2死2,3塁。ここでピッチャー交代、畑瀬。2死満塁から8番木村が2点タイムリー。更に2死満塁から1番武藤が満塁ホームラン。この回6点で8-0
東海理化が快勝。第1代表トーナメントのベスト4に進出。

総評

序盤からやや東海理化ペース。3回表に先頭の木村選手がヒットで出ると送ってチャンスを作って、1番武藤選手、2番中野選手の愛工大名電出身コンビが連続タイムリー。これでかなり優位に立ちました。
金田投手の出来が良く、MAX144㎞。カーブをうまく使って緩急を活かして王子打線を翻弄しました。終盤疲れはあったのですが、8回のダメ押し点で最後まで投げ切りました。完封は自信になりそうです。
東海理化打線はかなり活発でした。特に1番武藤選手、2番中野選手が好調。8番の木村選手も3安打を放ち、ここから上手く打線がつながりました。
武藤選手は7回裏に足をつりながら左中間の当たりを捕球。その後タンカで運ばれたのですが、8回表に打席が回ってきて、そこでなんとホームラン。打った瞬間から足をひきずっていたので、まだ痙攣は残っていたのですが、結果歩いて帰ってくるという最高の結果を自分自身で導きました。ものすごいカッコよさでしたね。

王子は2年目の中井投手が先発。3回に2点を失うと4回からはルーキーの高島投手が好投。接戦でしたので、打線が何とかしたかったのですが・・・。金田投手を捉えられず。前田選手、吉岡選手はタイミングが合っていたのですが、1番と5番。これでは打線がつながりませんね・・・。
王子は痛い星を落としました。やはり投手陣に不安が残るので、打線がどれだけカバーできるかがカギになりますね。
東海理化は金田投手がこれで一本立ちするとかなり楽になってきます。勢いを活かしたいですね。

ピックアップ選手

東海理化 武藤 健司 外野手(愛工大名電-中部学院大 3年目)

先制タイムリー2ベースに満塁ホームラン。特に満塁ホームランは足が痙攣していて走れない中、右中間の一番深いところに打ち込んで歩いて帰ってくるというカッコよさでした。こんなに笑顔の無い、痛そうな表情でホームインする満塁ホームランは初めて見たかもです^^;
1番センター。打撃でチームを引っ張ります。

東海理化 金田 悠太朗 投手(厚木北-帝京大 2年目)

完封勝利。MAX144㎞とボールに勢いがあったのも事実ですが、カーブが効果的で、これが相手バッターにとっては邪魔な感じになっていましたね。
終盤は疲れもありましたが、大量追加点もあって最後まで投げ切った。これは今後に自信になっていきそうです。

東海理化 木村 大輝 外野手(下関国際 3年目)

8番DHで出場。速い球にもしっかりと対応出来ていて、3安打。8回には貴重な追加点となる2点タイムリーを放ち、試合を決める一打となりました。

王子 高島 泰都 投手(滝川西-明治大準硬式 1年目)

準硬式出身の投手として注目される。この日はMAX148㎞をマーク。見るたびに速くなっていて、硬式のボールに慣れていたというのもあるかもですね。
この日は4回2/3と長いイニングを登板。そのうち先発抜擢もありそうです。

王子 前田 滉平 内野手(京都外大西-駒澤大 7年目)

1番ショートで出場。3安打の固め打ち。最初のセンターライナーも当たりは良く、金田投手に合っていましたね。前後のバッターが何とかしたかったです。

王子 吉岡 郁哉 外野手(智辯学園-法政大 4年目)

5番ライトで出場。2安打のマルチを記録。ただ2回には牽制で誘い出されてアウトに。その前のプレーもライトライナーであわやアウトの飛び出しで、ちょっと王子にとっては厳しいプレーになってしまいました。
内野手登録の選手。

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