中京大-愛知工業大 2回戦 観戦記(2023年春季愛知大学リーグ)

4月17日に春日井球場で行われた中京大-愛工大の2回戦の観戦記です。
中京大が競り勝った1回戦を受けての2回戦。この試合ももつれました。

中京大
000100601|8 H10 E0
102102000|6 H10 E1
愛工大

中京大
清水(15)、樋上(17)、渡邉優(14)、森(16)、高木(11)-関岡、牧山
愛工大
樋口(20)、野嵜健(14)、小野(17)-野嵜翔

投手成績
清水隆之介(清林館 4年) 2回0/3 48球 被安打4 四球3 三振1 失点3

樋上颯太(大阪桐蔭 2年) 2回 28球 被安打1 四死球2 三振0 失点1

渡邉優心(常葉大菊川 3年) 2回 48球 被安打5 四球2 三振1 失点2

森新之助 1回 16球 被安打0 四球1 三振2 失点0
高木快大 2回 22球 被安打0 四球0 三振3 失点0

愛工大
樋口新 6回0/3 87球 被安打5 四球3 三振1 失点5(自責点4)
野嵜健太(愛工大名電 2年) 2回1/3 52球 被安打5 四球1 三振1 失点3

小野七斗(愛工大名電 3年) 2/3 4球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
中京大
D松山(3) 7鶴田(7)→7飯嶌(8) 9岡田(1) 5土井(25) 4桑原(2)→H原(13)→6→H西(4)→4 8山本(23)→2牧山(27) 3太田(5) 2関岡(12)→H秋山(24)→8 6杉浦(10)→4→6
愛工大
D尾藤(10) 8宮川(51) 9川間(5) 6白井(3) 5奥山(24)→3 3袴田(55)→5新美→H井町(28) 4渡邉(7) 2野嵜翔(27) 7萩原(8)

(試合経過)
1回裏、1死満塁から5番奥山が押し出し四球。愛工大が先制。1-0
3回裏、無死2塁から3番川間がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、樋上。1死3塁から5番奥山のスクイズが成功。3-0
4回表、1死3塁からワイルドピッチで1点。3-1
4回裏、2死3塁から2番宮川がタイムリー。4-1
5回裏、ピッチャー交代、渡邉優。
6回裏、1死満塁から4番白井が2点タイムリー。6-1
7回表、無死満塁から7番太田が押し出し四球。ここでピッチャー交代、野嵜健。代打秋山が2点タイムリー。9番杉浦がセンターバックスクリーン横に打ち込む逆転3ランホームラン。一挙6点取って大逆転。7-6
7回裏、ピッチャー交代、森。
8回裏、ピッチャー交代、高木。
9回表、1死満塁でピッチャー交代、小野。3番岡田の犠牲フライ。8-6
中京大が大逆転勝ちで勝ち点を獲得。

総評

正直、6回裏に愛工大が4番白井の2点タイムリーで6-1にしたところで勝負あったと思いました。そこまで愛工大の樋口投手は1点を失っていたとはいえ3安打ピッチング。危なげない投球が続いていたので。
それが7回表に一挙6点とは・・・。野球って怖いな、と改めて感じる試合でした。その7回表は先頭の土井選手、代打原選手が連打。そして山本選手、太田選手が四球を選んで1点。この太田選手が粘っての押し出しの1点が大きかった。ここで野嵜投手につなぐも、代打の秋山選手が2点タイムリー。そして主将の杉浦選手がお釣り無しの逆転3ラン。風に乗ったのもありましたがバックスクリーンに持っていったのはお見事としか言いようがない。結局ノーアウトで6点。なかなか見られない集中打でした。
野嵜投手は最初腕があまり振れておらず。リリーフの準備があまり出来ていなかったかもですね。ただ継投が後手後手に回ったのは事実ですが、中京大がいきなりの集中打でしたし、仕方ない面もあったかな、と。
ただ、愛工大としては6回に2点取って尚ものチャンスでゲッツー、4回の失点は振り逃げのランナーを2塁までやって、進塁打からのワイルドピッチ。もったいない部分があったんですよね。それが響いたとも言えなくもない展開に。まぁでも中京大の打線を褒めるべきかな。。。
愛工大は6回までは順調に加点。上位打線は状態は良さそうです。まだ1カード落としただけですし、何とか切り替えたいですね。
中京大は1戦目は磯貝投手が好投していますが、2戦目はやや不安な投手陣。この日も清水投手がつかまり、6回までに6失点。厳しい流れでした。
逆転してからの森投手は150㎞という声も聞こえるくらいの球を投げていて、8回からの高木投手と好リリーフを見せました。
2年生にいいボールを投げる投手が多いので、ここから試合を作れる投手が出てきてほしいですね。
しかし杉浦選手のホームランはびっくりしました。どちらかというと守備は良いけど、という印象の選手。主将が打ったということでこのまま一気に勢いに乗りそうです。

ピックアップ選手

中京大 杉浦 勇介 内野手(東邦 4年)

9番ショートで出場。7回に値千金の逆転スリーランをバックスクリーンに運びました。風に乗ったのもありましたが見事な一撃。9回にもヒットで出てダメ押しのホームイン。主将としてチームを救う活躍でした。

中京大 土井 拓海 内野手(三重 4年)

4番サードで出場。3安打1四球と出塁。この日はチャンスメイクでの活躍となりました。

中京大 森 新之助 投手(報徳学園 2年)

1回を1四球、ノーヒットで2奪三振。ばらつきはあるものの、ボールの勢いがかなりあり、150㎞もマーク。体格もありますし(183㎝ 90㎏)、楽しみな投手です。

中京大 高木 快大 投手(栄徳 2年)

抑えで8回からマウンドに上がり、2回をパーフェクト。3奪三振。MAXは142㎞でしたが、それ以上に感じる球は健在でした。前日も3イニング投げていて、フル回転状態ですが、この後も元気に頑張ってほしいです。

愛工大 宮川 怜 外野手(星城 3年)

2番センターで出場。4安打の固め打ちで盗塁も決めて大活躍でした。広角に打てる打撃が光ります。

愛工大 白井 風我 内野手(甲府工 3年)

4番ショートで出場。3安打の猛打賞で6回にはダメ押しとその時は思ったタイムリーを放ちました。ショートで4番というのは珍しい印象。攻守で光る選手です。

愛工大 樋口 新 投手(千葉経大附 3年)

先発して6回までは3安打1失点。ほぼ完ぺきな内容。140㎞を超えるまっすぐを中心にゴロアウトが多かった。7回は四球が痛かったですが、中京大打線の粘りを褒めるべきでしょうか。

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