トヨタ自動車-ジェイプロジェクト 観戦記(2021年都市対抗野球東海地区2次予選)

9月21日に岡崎球場で行われた第2試合、トヨタ自動車-ジェイプロジェクトの観戦記です。
1回戦をこれしかないという試合で王子を撃破し勢いにのるジェイプロジェクトが、強豪トヨタ相手にどういう試合を見せるかに注目して観戦しました。

トヨタ自動車
000000000|0 H6 E0
001000000|1 H6 E0
ジェイプロジェクト

トヨタ自動車
諏訪(21)、葛川(11)、長谷部(14)、佐竹(19)-高祖
ジェイプロジェクト
古屋(18)、保坂(16)、木村(55)、塩本(19)-増田

投手成績
トヨタ自動車
諏訪洸(下妻二-亜細亜大) 5回2/3 79球 被安打6 四球0 三振4 失点1

葛川知哉(大阪桐蔭-青山学院大) 1/3 6球 被安打0 四球0 三振0 失点0

長谷部銀次 1回 14球 被安打0 四球0 三振0 失点0
佐竹功年(土庄-早稲田大) 1回 15球 被安打0 四死球2 三振2 失点0

ジェイプロジェクト
古屋悠翔(静岡商) 5回 79球 被安打2 四球0 三振5 失点0

保坂鷹佑 2回 29球 被安打2 四球1 三振1 失点0
木村亮太(流経大柏-流通経済大) 1回 19球 被安打1 死球1 三振0 失点0

塩本周平(滝川二-東北福祉大) 1回 16球 被安打1 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
トヨタ自動車
9徳本(29)→H坂巻(24)→9 4佐藤(6) 7逢澤(2) 8中村(10) D高橋5北村→H樺澤2高祖→H小畑3小河6和田
ジェイプロジェクト
2増田(39) 4片岡(2) 5今井(10) D松本(57) 3今津(1) 7橋本(23) 6田中(5) 9林田(29) 8丹羽(28)

(試合経過)
3回裏、先頭の8番林田がライトへ先制のソロホームラン。ジェイプロが先制。1-0
6回表、1死から9番和田、1番徳本の連打で1死1,2塁とするも2番佐藤が見逃し三振。3番逢澤がセンターフライに倒れ0点。
6回裏、2死無走者でピッチャー交代、葛川。
8回表、先頭の小河がヒットで出るも9番和田がバント失敗2塁封殺。1死から犠打で2死2塁。死球で2死1,2塁となるも3番逢澤がまたもセンターフライに倒れ得点ならず。
ジェイプロジェクトが完封リレーで虎の子の1点を守り切りました。

総評

ジェイプロジェクトが前回の試合と同様、ホームランで得たリードを投手陣の見事な継投で逃げ切りました。
ただ、序盤からチャンスが多かったのはジェイプロの方。ホームランは見事でしたが、1回、4回にもチャンスは作っていました。
前回は3回で降板した古屋投手が5回までしっかりとトヨタ打線を抑え2安打無失点。6回からは前回登板がなかった保坂投手がマウンドにあがり、2回をピンチを作りながらも抑え、木村投手、塩本投手と前回の立役者を送ってトヨタ打線を0封。
投手陣が見事でしたが、リードした増田捕手、そしてベンチワークが見事でした。
これでソロホームラン3本でベスト4。こういう勝ち方がジェイプロの試合、なんでしょうね。この後も厳しい戦いが続きますが、ジェイプロの健闘が楽しみです。
トヨタ自動車はチャンスで捉えに行くもあと少しとらえきれずのフライアウトが多かった。
4回、5回には盗塁死。8回にはバント失敗。こういうのが接戦では響いてきますね。
長谷部投手はやはり空気を変える存在になっています。この後の活躍が楽しみ。
最終回に9回2死で樺澤選手が代打でヒットを打ちましたが、もったいないですよね。やはりスタメンで使ってほしい選手です。
打線がつながらないのが気になるトヨタ。どう立て直すか注目されます。

ピックアップ選手

※年齢は2021年末の満年齢

トヨタ自動車 長谷部 銀次 投手(中京大中京-慶応大 23歳)

この日も1点ビハインドの7回にマウンドに上がり、3人でぴしゃり。声を出しての投球がチームを鼓舞する存在になっています。

トヨタ自動車 小河 諒 内野手(桐蔭学園-中央大 27歳)

8番で1安打1四球。前の試合から打席でのしぶとさが光る選手です。

トヨタ自動車 樺澤 健 内野手(前橋商-東農大 32歳)

代打でしっかりとヒット。ただ場面が9回2死では・・・。スタメンで見たい選手です。

ジェイプロジェクト 増田 将馬 捕手(徳島商-中部学院大 23歳)

なんといっても盗塁阻止2つが見事でした。どちらも変化球でしたが、ここしかないという送球でアウトに。
投手陣も4投手をリードし完封。1番で2度出塁するなど、この試合の勝利に大きく貢献。

ジェイプロジェクト 保坂 鷹佑 投手(千葉敬愛-駒澤大 26歳)

この試合の完封リレーの立役者。MAX142㎞とボールも走っていましたし、2回を何とか抑えたことでジェイプロの勝ち筋が決まった印象です。
昨年は抑えも担っていた投手。継投中心の投手陣の大事なピースになってきますね。

ジェイプロジェクト 林田 竜郎 外野手(大商大堺-帝京大 25歳)

この試合唯一の得点となる貴重なホームランはライトスタンドへ。下位を打っていますが昨年は西濃運輸戦で2発放つなど印象的なところで打つバッターです。
恐怖の8番バッターとしてこの後の活躍も期待したいですね。

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