中京-関 観戦記(2022年高校野球選手権岐阜大会)
7月20日に大野レインボースタジアムで行われた3回戦第2試合、中京-関の観戦記です。
秋の王者、中京に対し、関がどう挑むかに注目して観戦しました。
中京
000003205|10 H12 E1
000000000|0 H4 E2
関
中京
瀬戸(1)、菅澤(11)、花川(18)-根津
関
古田(10)、津田(1)-堀部
投手成績
中京
瀬戸亮太(3年) 6回 79球 被安打2 死球1 三振7 失点0
菅澤宙(2年) 2回 39球 被安打2 四球0 三振2 失点0
花川元信 1回 10球 被安打0 四球0 三振3 失点0
関
古田桜一朗 6回 86球 被安打2 四球5 三振0 失点3
津田結矢(3年) 3回 62球 被安打10 四球1 三振2 失点7(自責点4)
(出場選手)
中京
8古屋 4上地 9渡邊(7)→7 5黒田(9) 2根津 7桂→3 3長瀬(20)→7木村(13)→1菅澤(11)→H南谷(13)→1花川(18) 6井上(5) 1瀬戸→9
関
6小澤 4後藤→4藤井(14) 2堀部 3伊藤 5土岐 7佐藤→H小栗(17) 9松井 1古田(10)→1津田(1) 8山田→H野村(19)→8
(試合経過)
4回裏、2死満塁のチャンスを作るも6番佐藤が倒れ先制ならず。
6回表、無死1,3塁から3番渡邊の犠牲フライ。2死1塁から5番根津が2ランホームラン。中京が3点を先制。3-0
7回表、無死1,2塁から9番瀬戸のバントを3塁へ送球も間に合わず、送球も逸れて野選とエラーで2塁ランナーが生還。2死1,2塁から3番渡邊がタイムリー2ベース。5-0
9回表、無死2,3塁から2番上地のタイムリー。3番渡邊もタイムリー。1死1,3塁から5番根津のタイムリー。6番桂のヒットにエラーが絡んでランナーが生還。2死1,2塁から8番井上のタイムリー。この回5点。10-0
中京の快勝となりました。
総評
5回までは0-0。中京は四球でランナーは出していたものの古田投手を打ちあぐみ5回までノーヒット。一方関は4回に2死満塁のチャンスを作るなど押し気味に試合を進め、中京は嫌な展開でした。
6回表、先頭バッターの古屋選手が四球を選び、パスボール、ポテンヒットで無死1,3塁のチャンスで3番渡邊選手が犠牲フライ。そして5番根津選手が2ランホームランを放ってかなり楽になりましたが、ちょっと苦しい試合でした。
7回から変わった津田投手を攻略した攻撃はお見事。これを次の試合につなげたいですね。
投手陣はしっかりと0を並べ、先制するまで我慢するという投球が出来ていました。
関は積極的な打撃が光り、いい当たりも多かった。4回に1点でも取りたかったですね・・・。
古田投手は左で切れのある球で中京打線になかなかいい当たりをさせず。素晴らしい投球でしたね。守備も安定していました。最後は点差が開きましたが力は見せた試合でした。
ピックアップ選手
中京 根津 康生 捕手(3年)
5番捕手で出場。第1打席、第2打席は粘っての四球。なかなかとらえきれない感じもありながら、それでも一番古田投手に対応している感じが出ていたところに、第3打席で見事に2ランホームラン。これでかなりチームは楽になりました。9回にもタイムリーを放ちマルチ。
中京 渡邊 大空 外野手(3年)
3番ライトで出場。6回に貴重な犠牲フライを放ち先制。そこから2打席連続のタイムリーで3打点の活躍でした。
中京 花川 元信 投手(3年)
3番手の9回にマウンドへ。MAX140㎞で三者三振に打ち取りました。長身でがっしり体型(184㎝94㎏)。現中京学院大の赤塚投手を彷彿とさせる投手です。
関 古田 桜一朗 投手(3年)
先発し5回まで中京打線をノーヒットに。四球は出していましたが粘っていました。6回は四球からパスボールもあってそこから崩れた形。もったいなかったですね。
関 後藤 宏斗 内野手(3年)
2番セカンドで出場。4回にチーム初ヒットを放ちました。センターへ打つ打撃が光っていました。
関 伊藤 啓太 内野手(3年)
4番1塁で出場。4回にヒットを放ってチャンス拡大。何とか得点につなげたかったですが・・・。
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