中部学院大－西濃運輸観戦記（2023年JABA高山大会）

8月8日に高山中山公園野球場で行われた第1試合、中部学院大－西濃運輸の観戦記です。
社会人の西濃運輸を相手に、全日本大学選手権でベスト8入りを果たした中部学院大がどう戦うか、注目して観戦しました。

中部学院大
２０３０００２００｜７　H10　E0
０００５１２０１Ｘ｜９　H11　E2
西濃運輸

中部学院大
宮島(17)、中尾(16)、山本(20)、長倉(36)－竹中
西濃運輸
奥(17)、池田(12)、野田(15)－浦岡

投手成績
中部学院大
宮島拓斗（興国 3年） 3回2/3 76球被安打7 四球3 三振4 失点5

中尾要一郎（広島商 4年） 1回1/3 22球被安打2 四球0 三振0 失点1

山本虎門（東北 3年） 1/3 10球被安打0 四球2 三振0 失点2

長倉幸佑 2回2/3 35球被安打2 四死球2 三振2 失点1

西濃運輸
奥誠也（一条－京産大 1年目） 2回1/3 54球被安打5 四球1 三振1 失点5（自責点3）

池田尚樹 4回2/3 60球被安打4 四球1 三振5 失点2
野田晃誠（大垣日大－愛知東邦大 3年目） 2回 39球被安打1 四球1 三振3 失点0

（出場選手）
中部学院大
8佐藤(2) 4田中(6) 5森(1) 3宮坂(10)→R北野(7)→7 D大江(5) 6桂(23) 9宮崎(9) 2竹中(27) 7江川(3)→3
西濃運輸
9左向(24)→9渡邊(4) 8住谷(9)→7 7修行(33)→8丹下(23) 5小中(10) D齋藤(1) 2浦岡(22) 3森(26)→R角尾(3)→3福山(8) 6宮田(7) 4家田(5)

（試合経過）
1回表、2死2，3塁からタイムリーエラーで2者生還。中部学院大が2点先制。2－0
3回表、無死1塁から2番田中が2ランホームラン。3番森も連続ホームランを放ち、この回3点。1死無走者でピッチャー交代、池田。5－0
4回裏、1死1，2塁から6番浦岡のピッチャー返しの打球が宮坂の足に直撃。続投後、初球を7番森が捉えて満塁ホームラン。更に2死2，3塁から2番住谷がタイムリー。ここでピッチャー交代、中尾。5－5の同点に西濃運輸が追いつく。
5回裏、2死3塁から7番森がタイムリー2ベース。西濃運輸が逆転。6－5
6回裏、ピッチャー交代、山本。1死2，3塁でピッチャー交代、長倉。3番修行の犠牲フライ。4番小中のタイムリー。8－5
7回表、無死1塁から2番田中がこの日2本目の2ランホームラン。8－7
8回表、ピッチャー交代、野田。
8回裏、1死3塁から3番修行が犠牲フライ。9－7
西濃運輸が競り勝ちました。

短評

中部学院大の力強い打撃が光り、ホームラン3本、田中選手は2本放ち、強烈なインパクトを与えました。
宮島投手もピッチャー返しの打球を受けて、その直後に満塁ホームラン、結局追いつかれて降板しましたが、ボールの力強さは増していて、チーム全体として、全国で勝ち進んだ経験が成長につながっているように感じました。
後は投手陣の整備でしょうか。長倉投手が143kmと力のある球を投げていて、戦力としていきたいですね。
西濃運輸は奥投手がピリッとせず、3回途中で5失点で降板しましたが、池田投手がその後をしっかりと抑えてリズムを作りました。
打つ方では森選手が反撃の満塁ホームランに勝ち越し2ベースと素晴らしい活躍。
今日出ていたメンツから、日本選手権予選のスタメンを勝ち取る選手が1人でも多く出てきてほしいですね。