皇學館大-静岡大 観戦記(2022年東海地区大学野球春季選手権大会)
5月22日の草薙球場で行われた第1試合、皇学館大-静岡大の観戦記です。
前日のノーゲームを受けての再試合、どういう試合になるか注目して観戦しました。
皇学館大
000000000|0 H2 E3
00002300X|5 H7 E0
静岡大
皇学館大
佐野(21)、江南(11)、笠井(13)-床辺、中村
静岡大
速水(25)-安竹
投手成績
皇学館大
佐野瑠勇 4回1/3 97球 被安打4 四球3 三振4 失点2
江南怜 1回2/3 49球 被安打1 四死球3 失点3(自責点0)
笠井永都(松阪 2年) 2回 34球 被安打2 四球1 三振1 失点0
静岡大
速水龍太 9回 124球 被安打2 四球3 三振7 失点0
(出場選手)
皇学館大
4大野(2) 7小阪(24)→伊藤(7) 9岡田颯(1) 3村田(40) D中川(29) 6井田(23) 5大田(5) 2床辺(22)→H大川(4)→R岡田(8)→2中村(3) 8三輪(9)
静岡大
6原田(6) 5荒井(23) 3竹田龍(34) 8木川(1) 4佐藤(22) D竹田耕(2) 9内田(33)→H高橋(7)→9篠原(27) 7永井(10) 2安竹(12)
(試合経過)
5回裏、1死3塁から1番原田がタイムリー。1死1,2塁でピッチャー交代、江南。1死満塁から4番木川が押し出し四球。静岡大が2点を先制。
6回裏、1死満塁から2番荒井が押し出し四球。2死満塁から4番木川が三遊間の当たりをサードが弾き2点タイムリー2ベースに。5-0
8回表、1死から代打大川がヒット。ノーヒットノーランならず。
静岡大が勝って大学選手権に王手。
総評
静岡大は速水投手が快投。MAXは131㎞でしたが、スライダー、チェンジアップとまっすぐが見分けがつきにくいのか、皇学館大打線が翻弄され、7回まで四球のランナーが3人出ただけ。ほぼ完全に抑え込まれました。
打線は、連投となった皇学館大の佐野投手からランナーは出すもなかなか得点できなかったのですが、5回に1死3塁のチャンスを作って1番原田選手のタイムリーで均衡を破ると、さらに押し出し四球、6回には相手のミスでもらったチャンスに押し出し四球、ややラッキーな2点タイムリー2ベースで3点取って勝負を決めました。
前日とは組み替えた1,2番、原田選手、荒井選手が見事にはまりました。
皇学館大は連投の佐野投手は粘りましたが、やはり前日と比べるとコントロールが良くなく、連投の影響もあったかと。それでも粘っていたのですが・・・。
早めにエースの江南投手を投入しましたが、登板直後に自らエラーが出て、ちょっと引きずった形に。それでも最速141㎞をマークし力のあるところは見せたのですが・・・。6回はエラーが続いてでて粘れず。
前日4-0で6回表まで勝っていただけに、先制点を取られて気持ち的に苦しくなったかもですね。
ピックアップ選手
皇学館大 大川 陸 内野手(飯山 3年)
8回に代打で登場し、チーム初ヒットを記録。チームを救いました。
皇学館大 佐野 瑠勇 投手(神戸 2年)
連投でマウンドへ。前日は雨の中でも四球は5回で1つだけと制球の良さを見せたのですが、この日は初回から2四球。球数も多く連投の影響が出ていた登板でした。それでもMAX136㎞をマークし、粘り強いピッチングで試合を作りました。
皇学館大 江南 怜 投手(津商 3年)
5回のピンチでマウンドへ。結果的には3失点と厳しい結果になりましたが、MAX141㎞をマーク。力のある球を投げ込んでいました。
静岡大 速水 龍太 投手(加納 4年)
先発で2安打完封。7回まではノーヒットノーランピッチングでした。四球は3つ出していたのですが、3回以降は安定感抜群。スライダーとチェンジアップの見分けがつきにくい感じでまっすぐとのコンビネーションで翻弄しました。高めをうまく使った印象もありましたね。MAXは131㎞。
静岡大 荒井 瑞紀 内野手(静岡東 3年)
2番サードで出場。3安打2四球と全打席出塁。この試合の攻撃のMVPでした。盗塁も2つ決めてセンスのあるところも披露。バッテリーを揺さぶりました。
静岡大 原田 洋輔 内野手(宇都宮東 4年)
1番ショートで出場。5回には貴重な先制タイムリー。バントヒットは快足を披露してのマルチでした。守備でも広い範囲を見せてチームを助けました。
この試合の写真アルバムはこちら