中部大－東海学園大 3回戦観戦記（2021年春季愛知大学リーグ）

5月3日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた中部大－東海学園大の3回戦の観戦記です。
前日に名城大が連勝したことにより、優勝の可能性が無くなった両チーム。中部大は初の勝ち点を目指しての試合となりました。

中部大
７３０００００１０｜１１　H10　E1
００００２０１００｜３　H7　E1
東学大

中部大
水谷、河内－廣田、城野
東学大
南出、富永、野元、山田－山本

投手成績
中部大
水谷 6回1/3 92球被安打5 四球0 三振2 失点3
河内 2回2/3 40球被安打2 四球1 三振2 失点0

東学大
南出 1/3 18球被安打3 四球1 三振0 失点4
富永 0/3 12球被安打1 四球1 三振0 失点2
野元 2/3 18球被安打0 四死球3 三振0 失点3
山田 8回 125球被安打6 四球1 三振5 失点2

出場選手
中部大
D森本→H濱 4藤澤 3寺島 9杉本 8佐藤 6牛島→H中神→5櫻井 7平尾→7田中 5大西→6 2廣田→H清水→2城野
東学大
8清水唯 4坂口→4友田 7榊原 9名古路→9清水裕 D高辻→H吉田→H郷 5横井→5藤田 3村口→5谷口 6鈴木 2山本

（試合経過）
1回表、1死1塁から3番寺島がレフトへ2ランホームラン。4番杉本はレフトポールに当たるソロホームラン。1死1塁でピッチャー交代、富永。1死1，2塁から7番平尾がタイムリー。ここでピッチャー交代、野元。1死満塁からワイルドピッチが2度あり2者生還。1死3塁から9番廣田の犠牲フライ。この回打者一巡で7点。7－0
2回表、無死1，2塁でピッチャー交代、山田。4番杉本がタイムリー2ベース。更に無死満塁から6番牛島のゲッツーの間に1点。2死3塁から7番平尾のタイムリー。この回3点。10－0
5回裏、1死から5番代打吉田がチーム初ヒットとなる2ベース。6番藤田がタイムリー2ベース。7番谷口もタイムリー2ベース。2点を返す。10－2
7回裏、1死1，2塁から7番谷口がタイムリー。10－3
8回表、先頭の代打濱がライトポールを巻くホームラン。11－3
中部大が勝って今季初勝ち点を上げました。

総評

中部大が大勝。
東学大は前日リリーフで1/3を投げていた南出投手が先発。熱田球場という狭い特性にやられたホームランが2本続き、不運な面もありましたが、やや上ずったボールを捉えられ、リリーフで初登板となる富永投手もやはりコントロールに苦しみ、野元投手も失点を重ね、計7失点。2回も野元投手が連続四死球を出したところで山田投手がマウンドへ。2回は不運なヒットもあり、3点を奪われ試合としては決まってしまいました。
前節の名城大戦で延長10回完投をしていた山田投手は何か使いたくない要因があったんでしょうが、結果3回以降はしっかりと抑えただけに、何かもったいなさを感じる起用となりました。
打線も4回までリーグ戦初先発の水谷投手に抑えられパーフェクトに封じられる。5回に途中出場組が奮起し、3連続2ベース等で反撃。7回にも1点を返すも結局大敗となりました。
中部大は水谷投手が好投、河内投手と継投も上手くいって、今季初勝ち点。ホームラン以外は単打で、ホームランも熱田ならではという当たりでしたが、好調な打線はこの試合でも健在でした。