トヨタ自動車-西濃運輸 観戦記(2022年日本選手権東海地区予選)

9月12日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、トヨタ自動車-西濃運輸の観戦記です。
ベスト4をかけた最後の一戦。トヨタ自動車は嘉陽投手、西濃運輸は船迫投手が先発でした。

トヨタ自動車
001001000|2 H9 E0
000000000|0 H7 E0
西濃運輸

トヨタ自動車
嘉陽(20)、佐竹(19)、渕上(15)-福井
西濃運輸
船迫(16)、鈴木(17)-城野

投手成績
トヨタ自動車
嘉陽宗一郎 7回1/3 100球 被安打6 四球1 三振2 失点0
佐竹功年(土庄-早稲田大17年目) 2/3 5球 被安打0 四球0 三振0 失点0

渕上佳輝(堀越-星槎道都大 3年目) 1回 14球 被安打1 四球0 三振0 失点0

西濃運輸
船迫大雅(聖光学院-東日本国際大 4年目) 6回 106球 被安打8 四球2 三振5 失点2

鈴木彩隼 3回 47球 被安打1 四球0 三振3 失点0

(出場選手)
トヨタ自動車
7徳本(29) 5北村(4) 9多木(7) 8逢澤(2) 3樺澤(9) 4河原(5) D八木(0) 2福井(10) 6和田(8)
西濃運輸
9丹下(23)→H浦岡(22)→4中村(5) 7住谷(9) D谷(25) 8原田(31) 2城野(2) 3福山(8) 5大山(0) 4渡邊(4)→H柏木(27)→9岩城(7) 6北野(6)

(試合経過)
3回表、1死2塁から3番多木がタイムリー。トヨタ自動車が先制。1-0
6回表、無死1,2塁から5番樺澤のバントを城野が上手くさばいて2-5-3のゲッツー。2死2塁から6番河原のタイムリー。2-0
8回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、佐竹。2死1,3塁まで行くも2番住谷が倒れ0点。
トヨタ自動車が完封リレーで勝利を収めました。

総評

トヨタ自動車はヒットがすべて単打。ゴロ系の低い打撃が多く、強振せずにコンタクト重視の打撃に見えました。
6回のバントがゲッツーになって2死2塁となったところからの河原選手のタイムリーがかなり大きかったですね。ミスをカバーしたわけですから。
嘉陽投手はリリーフの時の強いまっすぐで圧倒する投球ではなく、上手くまっすぐを見せながら、打たせて取る投球が光りました。8回途中まで投げてくれたのだから十分。ここでピンチを断ち切れる佐竹投手の存在も大きかったです。佐竹投手の切れが素晴らしかった。
やはり負けにくい野球をするな、という印象。こういうトーナメント系では強いです。
西濃運輸は船迫投手を立ててもちろん勝ちにいったわけですが及ばず。先頭を出した2回、6回、7回に何とかしたかったですが、ここで牽制アウト、ゲッツー×2では厳しかった。
原田選手が3安打と猛打賞。何とかつながる打線にしたいですよね。
鈴木投手が良かったのは一つ収穫でした。

ピックアップ選手

トヨタ自動車 河原 右京 内野手(大阪桐蔭-早稲田大 7年目)

6番セカンドで出場し3安打の猛打賞。特に6回の2点目のタイムリーが大きかった。ミスでチャンスをなくしかけたところでしたからね。

トヨタ自動車 多木 裕史 外野手(坂出-法政大 10年目)

3番ライトで出場。2安打のマルチで3回に先制タイムリー。得点に絡む活躍でした。

トヨタ自動車 嘉陽 宗一郎 投手(松山聖陵-亜細亜大 5年目)

リリーフが多かったですが、今年は先発での起用も多くなっています。力で押すというよりはコントロールを重視で打たせて取る投球中心に見えました。これだけ先発でやれるのはチームにとって大きいですね。

西濃運輸 原田 大輔 外野手(宇部商-福岡大 5年目)

4番センターで出場。3安打1四球と全打席出塁。すべてランナー無しだったのが痛い。今年は4番でずっと出ていますが、チャンスで回したいですね。

西濃運輸 鈴木 彩隼 投手(浜北西-静産大 4年目)

7回からマウンドに上がり、3回を1安打ピッチング。まっすぐが走っていて三振を奪う力強さがありました。

西濃運輸 北野 貴昭 内野手(飯塚-福岡大 6年目)

9番ショートで出場。1安打1四球と出塁。守備でも好守備を連発してさすがというところを見せました。

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