三菱自動車岡崎-JR東海 観戦記(2019年日本選手権東海予選)

9月10日に岡崎球場で行われた日本選手権予選、三菱自動車岡崎-JR東海の観戦記です。
勝つか負けるかで大きく変わってくる第2トーナメントの準決勝。社会人の試合らしい接戦になりました。

三菱自動車岡崎
001100100|3 H7 E0
010010000|2 H11 E2
JR東海

三菱自動車岡崎
秋山、藤田、坂巻-清水
JR東海
喜久川、若林-牛場

投手成績
三菱自動車岡崎
秋山 5回0/3 91球 被安打9 四死球2 三振3 失点2
藤田 1回 5球 被安打0 死球1 三振0 失点0
坂巻 3回 51球 被安打2 四球1 三振3 失点0

JR東海
喜久川 8回 116球 被安打7 四球2 三振6 失点3
若林 1回 17球 被安打0 四球0 三振0 失点0

秋山投手は日大鶴ケ丘-武蔵大出身の1年目。小柄な左のオーバーハンド。MAX140km。

藤田投手は左のオーバーハンド。県岐阜商-立教大出身。2年目。ピンチで冷静なピッチングが光りました。

坂巻投手は左のオーバーハンド。東京情報大出身のルーキー。MAX145kmを記録。上背もあるので来年はドラフト候補に入ってきそう。

喜久川投手は左のオーバーハンド。関東学院大出身の5年目。MAX141kmmで今年は先発としてJR東海を引っ張る存在。

若林投手は関東学院大出身の4年目左腕。

(出場選手)
三菱自動車岡崎
8飯嶌 9豊住 6中野 D田口 7福永 4堂→4宇都口 3小室 2清水 5冨澤
JR東海
9佐藤 4吉田有 7堀尾 3池田→H中田 D竹内→H津川 6竹村 8吉田隼 5長曽我部→R伊勢→5村井 2牛場

(試合経過)
1回裏、1死から2番吉田有、3番堀尾の連打で1,2塁のチャンスを作るも4番5番が倒れ0点。
2回裏、2死2塁から9番牛場がタイムリー。JR東海が先制。尚も1番佐藤がヒットで2死1,3塁とするも2番が倒れ1点止まり。
3回表、1死1、2塁から2番豊住がタイムリー2ベース。1-1
4回表、2死2、3塁から9番冨澤がタイムリー。三菱自動車岡崎が逆転。2-1
5回裏、1死1、3塁から4番池田がタイムリー。同点。
6回裏、6番竹村、7番吉田隼の連打で無死1,2塁となったところでピッチャー交代、藤田。送って1死2,3塁から9番が3ゴロ。死球で2死満塁となるも2番が2ゴロで勝ち越しならず。
7回表、1死から2番豊住が3ベース。続く3番中野のレフトファールフライで3塁ランナーがスタートを切りホームイン。犠牲フライとなり三菱自動車岡崎が勝ち越し。3-2
三菱自動車岡崎が勝ちました。

社会人野球らしい、お互いに我慢しながら1点を争う攻防。

紙一重で三菱自動車岡崎が上回った、そんな試合でした。

三菱自動車岡崎のヒーローは2番豊住選手。3回には同点となるタイムリー2ベース。7回は1死から3ベースを放ち、3番中野選手のレフトファールフライでホームイン。素晴らしい足でホームセーフとなりました。
かつては中軸も打っていた豊住選手が2番に入る打線は相手にとってもやっかいでしょうね。

秋山投手は粘り強いピッチング。ピンチで踏ん張った藤田投手。そしてリリーフを今大会任されている坂巻投手と左腕リレーで抑えた投手陣の頑張りは見事でした。
坂巻投手はいいボールを投げていましたし、来年はドラフト候補に挙がってきそうです。

仲井投手を温存しての決定戦進出。投げるかどうかは分かりませんが、いい流れで決定戦に挑めますね。
欲を言えば中軸に当たりがほしいところ。接戦を取れるか。

JR東海としても、接戦は想定通りだったと思います。打線にあと1本が出なかったことが勝ち切れない試合になった要因。5回~8回は毎回チャンスがありましたし・・・。

打線は5番がブレーキになった。それ以外のバッターはまんべんなくヒットが出て調子は悪くない。佐藤選手が2安打を放って活躍。
敗者復活トーナメントは4連勝が必要。厳しい戦いですが、投打で踏ん張りたいですね。

元中日の中田選手が最後に登場。凡退しましたが、やはり存在感はあります。活躍がまた見たいですね。

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