東邦ガス－三菱自動車岡崎観戦記（2021年都市対抗野球東海地区2次予選）

9月28日に岡崎球場で行われた第1試合、東邦ガス－三菱自動車岡崎の観戦記です。
第2代表トーナメントの準決勝。
東邦ガスが辻本投手、三菱自動車岡崎は仲井投手。両エースの先発でした。

東邦ガス
００１０２１０００｜４　H8　E0
０００００００００｜０　H5　E1
三菱自動車岡崎

東邦ガス
辻本(19)－氷見
三菱自動車岡崎
仲井(15)、富田(13)、北畑(18)、坂巻(34)、山口(12)－清水、西川

投手成績
東邦ガス
辻本宙夢 9回 134球被安打5 四球3 三振7 失点0

三菱自動車岡崎
仲井洋平（時習館－慶応大） 5回 75球被安打6 四死球2 三振2 失点3

富田蓮（大垣商） 2/3 15球被安打1 四球1 三振0 失点1

北畑勇季（大体大浪商） 1/3 6球被安打0 四球0 三振0 失点0

坂巻拳 2回 26球被安打1 四球0 三振0 失点0
山口晃（佐世保実－関西学院大） 1回 19球被安打0 四球1 三振2 失点0

（出場選手）
東邦ガス
7小林(0)→7水本(1) 5虎谷(5) 4比嘉(8) 3若林(6) D柴田(9) 9上内(3)→9木村(31) 8大島(4) 6高垣(10) 2氷見(2)
三菱自動車岡崎
4宇都口(2) 3小室(6) 8飯嶌(23) 9豊住(24) 7田口(7) 5冨澤(4)→6 D堂(0) 2清水(22)→H星野(20)→2西川(10) 6内藤(8)→H荒井(5)→5

（試合経過）
1回表、先頭の小林が2ベース。送って1死3塁とするも3番比嘉、4番若林が倒れ先制ならず。
3回表、8番高垣が内野安打。9番氷見のバントをピッチャーとキャッチャーがやや交錯して1塁セーフの内野安打。1番小林のバントが3塁野選となり、無死満塁。2番虎谷の遊ゴロをショートが弾いてホーム投げられず1塁送球しこちらはアウトもランナー生還。東邦ガスが先制。1－0
5回表、先頭の8番高垣がレフトへソロホームラン。更に1死2塁から2番虎谷がタイムリー2ベース。3－0
6回表、1死2塁から9番氷見がタイムリー2ベース。2死2塁でピッチャー交代、北畑。4－0
9回裏、先頭の小室のヒットから、ヒット3本出て2死満塁まで攻めるも、7番堂が3ゴロに倒れ試合終了。
東邦ガスが勝って第2代表決定戦に進出しました。

総評

エース対決は辻本投手に軍配。
立ち上がりからどちらかといえば仲井投手の方がボールも走っていて調子は良さそうでした。辻本投手はややストライクとボールがはっきりしていて、2回裏には2つ四球を出してピンチを作るなどらしくない内容。
ただ、3回表に三菱自動車岡崎にエラーがつかないミスが続いて先に失点。粘り強く投げ続ける辻本投手に対し、何とかついていきたかった仲井投手でしたが、5回に高垣投手に一発を浴びて2失点目を喫したところでちょっと気落ちした部分も出て、虎谷選手にタイムリー2ベースを浴びて試合がかなり決まった形になりました。
東邦ガスは辻本投手の奮投に尽きると思いますが、打線では若手が躍動。ホームランを放った高垣選手、タイムリー2ベースの虎谷選手をはじめ、3年目の小林選手、氷見選手が活躍。若手の台頭が著しいですね。
辻本投手が投げる試合は負けられない、という意地も感じました。
三菱自動車岡崎はミスが出て先に失点したのがすべてだったかな。辻本投手が打てないのは仕方ない。最後に反撃して意地を見せたのを次につなげたいですね。
坂巻投手がいいボールを投げていたのが好材料。どこかで先発させてほしいです。