10月2日に岡崎球場で行われた第2試合、東邦ガス－ジェイプロジェクトの観戦記です。
第4代表決定戦。お互いの投手起用に注目して観戦しました。

東邦ガス
５１００００１００｜７　H11　E1
０１００１００００｜２　H10　E1
ジェイプロジェクト

東邦ガス
水田、笹川、屋宜、小椋－氷見
ジェイプロジェクト
酒井、古屋、横山、平岡－松田

投手成績
東邦ガス
水田　5回　64球　被安打7　四球0　三振6　失点2
笹川　2回　35球　被安打1　四球3　三振1　失点0
屋宜　1回　17球　被安打2　四球0　三振0　失点0
小椋　1回　22球　被安打0　四球1　三振2　失点0

ジェイプロジェクト
酒井　2/3　40球　被安打3　四球3　三振0　失点5
古屋　4回1/3　66球　被安打6　四球1　三振3　失点1
横山　1回　16球　被安打0　四球0　三振1　失点0
木村　1回　27球　被安打1　四球1　三振1　失点1
平岡　2回　29球　被安打1　四球1　三振1　失点0

東邦ガス
8大島 7木村 9上内 D若林 3水本→3山中 5比嘉 6金田 2氷見 4飯田
ジェイプロジェクト
5今井 7西銘 4片岡 3田中 D伊藤大→H秦 8橋本 2松田 9林田 6前田

（試合経過）
1回表、1死満塁から5番水本の犠牲フライ。更に2死満塁から7番金田の2ゴロタイムリー内野安打。8番氷見が押し出し四球。ここでピッチャー交代、古屋。9番飯田がタイムリー。1番大島に押し出し四球。初回に打者11人で5点を上げる。
2回表、1死1，3塁から6番比嘉がタイムリー。6－0
2回裏、2死3塁から8番林田のタイムリー。6－1
5回裏、2死から9番前田の3ベース。1番今井のタイムリー。6－2
6回表、ピッチャー交代、横山。
6回裏、ピッチャー交代、笹川。
7回表、ピッチャー交代、木村。
7回表、2死2塁から8番氷見のタイムリー。7－2
8回表、ピッチャー交代、平岡。
8回裏、ピッチャー交代、屋宜。
9回裏、ピッチャー交代、小椋。
東邦ガスが快勝。第4代表となりました。

東邦ガスは初回に一挙5点が何といっても大きかった。先発の酒井投手を攻めて簡単にアウトにならずに粘った攻撃が良かった。事実上はこの攻撃で決まった感じ。
7回にダメ押しタイムリーを放つなど2安打2打点の氷見選手がこの試合ではヒーローですね。投手も良くリードしました。
投手は辻本投手を使うかな、と思いましたが温存。前回好投した水田投手が先発。そこから継投で最後小椋投手につなぎました。
こういうのは代表決定戦を何度も経験してきている強みというか上手さかな、と感じる継投。
優秀選手賞は辻本投手がもらいましたが、個人的には水田投手が大きかったかな、と。いぶし銀の役割でした。
打線では比嘉選手の活躍が光りました。また、第4代表トーナメントに入ってからマスクを被った氷見選手が良かったように思いますね。
今年こそ、全国で勝つ東邦ガスが見たい。

ジェイプロジェクトは酒井投手が今大会初先発。左をぶつけたということで奇襲を仕掛けたかな、と思いますが、これが結果的には失敗。確かに左が多い東邦ガスですし、はまれば面白かったかな、とも思いますが・・・。
その後古屋投手が好投しただけに、素直に古屋投手で行った方が良かった気もします。ただ、結果論ですが。
打線はヒットは出るもあと一本がなかなか出ず、結果2点止まり。調子は悪くないだけに、次の試合ではかみ合わせたいですね。

ピックアップ選手

東邦ガス 水田 裕 投手（愛知啓成－明治大、35歳）

中3日での先発。ヒットは7本浴びたものの、ベテランらしい丁寧なピッチングで三振も多く取り、5回2失点と試合を作りました。今大会の影のMVPかな、と思っています。

東邦ガス 氷見 泰介 捕手（豊川－明治大、24歳）

この日は7回のダメ押しタイムリーも大きかったですが、初回の粘っての押し出し四球も価値が高かった。マスクを被ってからチームは3連勝。勝てる捕手という存在になったのも大きいですね。

東邦ガス 比嘉 龍寿 内野手（興南－亜細亜大、23歳）

ストライクはとにかく振っていく積極性。それでいて四球も選べる選球眼も持っています。ルーキーでスタメンに定着したのはチーム活性化につながりました。

ジェイプロジェクト 平岡 昌樹 投手（佐野日大高－上武大、25歳）

ビハインドでの登板で、2回を0点。翌日にも試合が控えていたチームにとって、こういうイニングをしっかりと抑えてくれる存在は何気に大きい。

ジェイプロジェクト 林田 竜郎 外野手（大阪商業大学堺－帝京大、24歳）

2回に反撃となるタイムリー。この日は2安打でした。一発も期待できるバッターが下位にいると怖いですよね。