三菱自動車倉敷オーシャンズ-三菱重工West 観戦記(2021年都市対抗野球)

12月1日に東京ドームで行われた第2試合、三菱自動車倉敷オーシャンズ-三菱重工Westの観戦記です。
三菱同士の対戦。お互いにドラフト指名された投手がいたので、その投手の投球を楽しみに観戦しました。

三菱自動車倉敷オーシャンズ
010000000|1 H3 E0
00200000X|2 H8 E0
三菱重工West

倉敷オーシャンズ
彦坂(18)、廣畑(19)-本木
三菱重工West
森(15)、八木(14)-拾尾

投手成績
倉敷オーシャンズ
彦坂魁人 6回1/3 83球 被安打6 四球0 三振3 失点2
廣畑敦也 1回2/3 23球 被安打2 四球0 三振1 失点0

三菱重工West
森翔平 8回 112球 被安打3 四死球5 三振8 失点1
八木彬(八戸学院光星-東北福祉大-三菱重工名古屋 2年目) 1回 14球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
倉敷オーシャンズ
8鳥井(4) 9垣内(31)→H小柳(24)→9 7平井(1) 3田村(13)→R沖(29)→3牛尾(3) D宮崎(6) 5渕上(7) 6岡(10)→H高見(9) 2本木(27)→H竹井(2) 4平山(0)→H森(22)
三菱重工West
8根来(39) D湯口(6) 4福永(37) 7皆川(38)→R青木(8)→9 3西岡(5)→H松原(23)→3波多野(0) 9佐藤(24)→7 6中山(3)→H森山(23)→6和気(2) 2拾尾(22) 5石田(1)

(試合経過)
2回表、2死2,3塁から8番本木の四球のボールがワイルドピッチとなり3塁ランナーが生還。倉敷オーシャンズが先制。1-0
3回裏、2死2,3塁から3番福永が2点タイムリー。三菱重工Westが逆転。2-1
7回裏、1死2塁でピッチャー交代、廣畑。
三菱重工Westが逃げ切りました。

総評

倉敷オーシャンズは廣畑投手が先発かと思いましたが、彦坂投手が先発。予選でも2勝上げていて、この試合でもしっかりと試合を作りました。
ただ、三菱重工Westの森投手もさすがに広島のドラフト2位指名のピッチャー。やや四死球が多かったものの、要所を締めるピッチングで8回を1失点と好投を見せました。
廣畑投手もリリーフで登板してMAX151㎞をマークし無失点。八木投手(ロッテ5位指名)も1回で2奪三振と、NPBから指名を受けた投手たちが持ち味を発揮して、レベルの高い投手戦でした。
3回に1チャンスを活かした三菱重工Westが見事でしたが、この前の場面、1死1,3塁から湯口選手の1ゴロで拾尾選手が三本間で挟まれて、かなり粘って2死2,3塁にしたんですよね。これが2点につながったので、隠れた好プレーでした。

那賀裕司選手は直前の壮行試合で怪我をしたようで、松葉杖をついての10年連続表彰でした。
複雑な思いもあるかと思いますが、立派な記録。おめでとうございます。

ピックアップ選手

三菱自動車倉敷オーシャンズ 廣畑 敦也 投手(玉野光南-帝京大 2年目)

ロッテのドラフト3位指名を受けています。
先発かと思われましたがリリーフ登板。MAX152㎞を投げてさすがというところは見せてくれました。
社会人ナンバーワンといわれた投手。即戦力として活躍が期待されますね。

三菱自動車倉敷オーシャンズ 彦坂 魁人 投手(尾山台-西日本工業大 7年目)

先発として7回途中まで登板。3回に2点失うも、しっかりと試合を作りました。MAX147㎞。
廣畑投手が抜けた後もチームに残るものとして、内容を残したことは大きいですね。

三菱自動車倉敷オーシャンズ 渕上 大地 内野手(球磨工-日本福祉大 10年目)

チーム唯一のマルチ。2回には先制点につながる2ベースを放ちました。

三菱重工West 森 翔平 投手(鳥取商-関西大 2年目)

広島のドラフト2位指名を受けています。
やや四死球は多かったものの、ランナーを出しながらも粘る投球。MAX148㎞。まだ完成度は先になる印象の投手。プロのゾーンなどにしっかりと対応していきたいですね。

三菱重工West 福永 裕基 内野手(天理-専修大-日本新薬 3年目)

日本新薬からの補強。
3番セカンドで出場。逆転の2点タイムリーを含む2安打と活躍。これぞ補強という打撃を見せてくれました。

三菱重工West 根来 祥汰 外野手(滝川二 6年目)

1番センターで出場し、2安打1犠打と素晴らしい活躍。1番としてチームを引っ張りました。

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