明和-愛知 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月22日に小牧球場で行われた第2試合、明和-愛知の観戦記です。
公立では毎年強いチームに仕上げてくる明和。母校の愛知が明和相手にどういう戦いを見せるか注目して観戦しました。

明和
000001002|3 H9 E3
03010001X|5 H12 E0
愛知

明和
池口、花木-横山
愛知
新美-漆谷

明和
池口翔大 8回2/3 142球 被安打11 四球2 三振6 失点5(自責点4)
花木真斗(3年) 1/3 7球 被安打1 四球0 三振0 失点0

愛知
新美禅 9回 142球 被安打9 四死球6 三振3 失点3

(出場選手)
明和
8塚本 6横井 5長谷川 3大津→7 9二之湯 1池口→3 7長坂→1花木(10) 4杉本(16)→4浅野(17) 2横山
愛知
8服部→H城野(18)→8山中(9) 7戸國 6松宮 3藤谷→3浅井誠(13) 9浅井快(19) 2漆谷 5又吉→H鈴木(12)→5安本(15) 1新美 4古森

(試合経過)
2回裏、無死1塁から8番新美がタイムリー3ベース。9番古森がレフトポール際に入る2ランホームラン。愛知が3点先制。3-0
4回裏、1死2,3塁から2番戸國のセーフティスクイズ成功(1塁もセーフ)。4-0
6回表、1死3塁から5番二之湯がタイムリー。1点返し、4-1
8回裏、2死2塁でピッチャー交代、花木。2番戸國の遊ゴロが内野安打に。この時の送球が逸れる間に2塁ランナーが生還。5-1
9回表、無死満塁から1番塚本の犠牲フライ。1死1,3塁から2番横井のタイムリー。しかし後続が倒れ試合終了。
愛知が勝って5回戦進出を決めました。

総評

2回に8番新美のタイムリー3ベースと9番古森選手の2ランが出て3点を先制。その後も終始愛知がリードして逃げ切りました。
ただ、愛知も初回に回せそうなタイミングで3塁コーチャーが止めて得点が出来なかったり、もったいない部分も多かった。そして最終回の明和の猛攻にも新美投手は代えず。リリーフに不安があったのか、今後を見据えたのか分かりませんが、結構危なかったです。新美投手もかなり一杯一杯だったので。
それでも何とか勝ち切って5回戦。次の愛工大名電戦は打線がどれだけ奮起出来るかがカギになりそう。4番の藤谷選手に1本出て、いい形で臨めそうなのが好材料ですね。
投手陣の奮闘も必要です。何とか食らいついてほしいですね。
明和は6回まで毎回ランナーを出していたものの6回にようやく1点を返して、その後も続かず。それでも9回に猛攻を仕掛け2点差まで迫りました。盗塁で2つ刺されたのも痛かったですね。
スタメンのうち4番5番8番が2年生。新チームでもまずは打線で引っ張りたいですね。

ピックアップ選手

明和 池口 翔大 投手(3年)

右の変則気味のスリークォーター。そこから120km中盤を投げてきます。毎回のようにランナーを許しながらも粘って8回途中まで投げました。要所で三振も取っていました。

明和 長谷川 勇帆 内野手(3年)

3番サードで出場。6回に先制につながる2ベースを放ち、これを含むマルチ。主将としてもチームを引っ張りました。

明和 二之湯 慶亮 外野手(2年)

5番ライトで出場。6回にタイムリーを放ち、1安打1四球と活躍。スイングの速さを感じる選手ですね。

愛知 古森 星光 内野手(2年)

9番セカンドで出場。2回にはレフト際に2ランホームラン。これを含むマルチでバットコントロールの良さが光る選手でした。

愛知 戸國 祥真 外野手(3年)

2番レフトで出場。猛打賞が全て内野安打。しかもその全てで初球スチール。足の一芸がものすごく光ります。大学でも一芸で欲しくなる選手ですね。

愛知 新美 禅 投手(3年)

先発して9回を完投。力投型ですが、フォーム程ボールが手元で来ないタイプ。MAX129km。ランナーを毎回のように出しましたが、そこからの粘りが良かったですね。

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