東邦ガス-三菱重工East 観戦記(2021年都市対抗野球)

11月30日に東京ドームで行われた第1試合、東邦ガス-三菱重工Eastの観戦記です。
なかなか全国、都市対抗本戦で勝てない東邦ガス。今年は充実しているので、まず初戦を突破してほしいと願いながら観戦しました。

東邦ガス
200000000|2 H10 E0
001000000|1 H8 E0
三菱重工East

東邦ガス
辻本(19)、松本(44)-氷見
三菱重工East
本間(28)、善(11)-対馬

投手成績
東邦ガス
辻本宙夢 5回2/3 77球 被安打6 四球0 三振4 失点1
松本竜也 3回1/3 36球 被安打2 四球1 三振2 失点0

三菱重工East
本間大暉 5回 89球 被安打6 四死球3 三振7 失点2
善武士(多良木-東芝7年目) 4回 55球 被安打4 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
東邦ガス
7豊住(45)→7大木(24)→H水本(1)→7 5虎谷(5) 4比嘉(8) 3若林(6) D柴田(9) 8大島(4) 6高垣(10) 9木村(31) 2氷見(2)
三菱重工East
D園田(27) 8八戸(0)→H安田(22)→9汐月(35) 4中山(6) 7小柳(33)→R南(23) 3松本(37) 5久米田(8) 6矢野)2 2対馬(9) 9江越海(29)→8

(試合経過)
1回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。尚も1死3塁から4番若林のタイムリー。東邦ガスが2点先制。
3回裏、2死2塁から1番園田がタイムリー。2-1
6回裏、2死2塁でピッチャー交代、松本。4番小柳を四球で出すも、5番松本を三振に斬ってピンチを脱出。
東邦ガスが逃げ切って2014年以来の初戦突破を果たしました。

総評

東邦ガスが初回に相手の本間投手がやや不安定なところを攻めて2点を奪い、優位に立つも、2回に立ち直った本間投手、リリーフの善投手からランナーは出すも追加点を奪えず苦しい流れに。
そんな中、3回に1点は失うも、安定した投球を見せる辻本投手、そして、広島からドラフト5位指名を受けた補強の松本投手を6回途中からつぎ込んで逃げ切りました。
ドラフトにかかったとはいえ、都市対抗本戦ではマウンド経験がなかった松本投手をマウンドに上げるのは賭けに感じましたが、しっかりと結果で答えた松本投手が素晴らしかったです。
東邦ガスは補強の豊住選手が好プレーの際に足を負傷。交代。次の試合に不安を残しました。途中出場の水本選手がヒットを打ったので、どう起用をしてくるかも注目。
三菱重工Eastは1番の園田選手が3安打、4番の小柳選手が2安打1四球と活躍も分断された形。補強の松本選手がブレーキになってしまいました。

ピックアップ選手

東邦ガス 松本 竜也 投手(智辯学園-ホンダ鈴鹿 4年目)

ホンダ鈴鹿からの補強
都市対抗本戦は初登板。最初のバッターにストレートの四球は緊張が出ていてドキドキしましたが、そこから次打者を三振に斬って落ち着きました。
素晴らしいまっすぐにカット系の球も決まって安定した投球ができました。今後の大きな戦力になりそう。

東邦ガス 辻本 宙夢 投手(静岡-駒澤大 3年目)

東邦ガスの大エース。MAX141㎞と本来の球威はなかったですが、それでも要所を抑えて6回途中まで1失点。試合を作りました。
今までは絶対に最後まで投げ切らなければいけない中で投げていましたが、補強の松本投手、坂巻投手を迎えたことで、ある程度飛ばして投げられる意識になるのは大きい気がします。

東邦ガス 氷見 泰介 捕手(豊川-明治大 3年目)

2人の投手をリードし1失点。特に松本投手を落ち着かせて、好投に導いた手腕は光ります。
3回には盗塁阻止。何気にこれが失点を抑えた意味で大きかった。打撃でも2ベース1本に犠打、四球としぶとさを発揮。今大会のキーマンになりそうです。

三菱重工East 園田 崇人 外野手(帝京-国際武道大 7年目)

1番DHで入り、3安打。タイムリー、盗塁もあって、奮闘が目立ちました。

三菱重工East 小栁 卓也 外野手(春日部共栄-日本体育大-三菱重工名古屋 8年目)

昨年の再編で三菱重工名古屋から重工East入り。そこで4番を張っているのは立派。この日も2安打1四球とさすがの活躍を見せてくれました。
重工名古屋出身はやっぱり気になりますし、応援したいですね。

三菱重工East 本間 大暉 投手(埼玉栄-専修大 5年目)

初回はコントロールがばらつき2失点。2回も1死1,2塁のピンチを作るも、そこからどんどんまっすぐが強くなり、空振り率が上がっていきました。先発を任されるだけの力を見せてくれました。MAX145㎞。

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