名市工芸-松蔭 観戦記(2023年名古屋地区1次予選)

3月22日に愛工大名電Gで行われた名市工芸-松蔭の観戦記です。
初戦敗れたチーム同士なので、負けたら終わりの一戦。意外に一方的な試合になりました。

名市工芸
0000000|0 H7 E1
112102X|7 H10 E1
松蔭
(7回コールド)

名市工芸
中川(10)、海野(11)、光野(1)-弓田、日比
松蔭
浅野(1)、近藤(10)-櫻木

投手成績
名市工芸
中川翔太郎 2回2/3 67球 被安打5 四死球2 三振2 失点4(自責点2)
海野稜織真(3年) 2/3 22球 被安打2 四死球2 三振0 失点1

光野功舵(3年) 2回2/3 36球 被安打3 四死球2 三振3 失点2

松蔭
浅野秀太 6回 86球 被安打7 死球3 三振5 失点0
近藤陸 1回 18球 被安打0 四球1 三振0 失点0

(出場選手)
名市工芸
8松原 9山本 1中川(10)→1海野(11)→7渡辺(7) 5伊藤 7光野(1)→1 3高瀬 2弓田→H播磨(17)→2日比(12) 4田浦→H竹田(14)→4
松蔭
8榎宮 9古賀 1浅野→3 3近藤(10)→1 6恒石 2櫻木 7佐々木→7富田 4山田 5伊藤

(試合経過)
1回裏、1死1,3塁から4番近藤の遊ゴロ6-4の間に1点。松蔭が先制。1-0
2回裏、2死1,2塁から1番榎宮がタイムリー。2-0
3回裏、2死2,3塁から7番佐々木がタイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、海野。4-0
4回裏、1死2,3塁でピッチャー交代、光野。5番恒石のスクイズが成功。5-0
6回裏、1死1,2塁から4番近藤が2点タイムリー2ベース。7-0
7回表、ピッチャー交代、近藤。
松蔭が7回コールドで勝ちました。

短評

松蔭がコールドで勝ちましたが、そんなに力の差があったか、というとそれほどでもなかった。名市工芸は結局7回まで毎回ランナーを出しましたし、得点圏は5度進めました。3回には2死満塁まで行ったんですけどね。一本出ていれば全然違う試合になったかと。
中川投手は右のサイドハンドで130㎞をマークしてなかなかの好投手でしたし、光野投手はアンダーから緩いボールも駆使して特徴のある投手でした。
ただ、打線が松蔭の変則左腕、浅野投手を最後までとらえきれませんでした。110㎞にも届かないくらいの投手なのですが、リリースが独特で合わない選手はとにかく合わない。なにか振り遅れるような空振りも目立ったんですよね。いわゆるつかみどころがない投手なのですが、チャンスは作っても1本が出ない、そのまま試合が終わってしまった印象でした。
松蔭は逆にチャンスで一本がこの日は出たんですよね。初回には内野ゴロの間、4回にはスクイズと上手く点を取る場面も。
力の差はそんなになくても、流れや一本出るか出ないかでコールドにまでなってしまう、野球の怖さを見せられた試合でした。

ピックアップ選手

名市工芸 伊藤 憲伸 内野手(3年)

4番サードで出場。184㎝と大きく目立つ存在。1安打1死球と出塁。盗塁を決める場面も。

名市工芸 山本 拓 外野手(3年)

2番ライトで出場。2安打1四球と出塁しチャンスメイク。足もありそうですが、走塁アウトが2つ。ここは反省ですね。

名市工芸 中川 翔太郎 投手(3年)

先発して3回途中で降板したものの、MAX130㎞をマーク。サイドハンドでこの球威は面白い存在ですね。

松蔭 浅野 秀太 投手(3年)

左の変則投手。MAXは110㎞に満たないくらいなのですが、なぜか相手が振り遅れ気味に空振りをする。急に死球を出す場面も3度ありましたが、無四球。とりあえずつかみどころがない投手ですね。緩急をつけて初見ではなかなか打てない特徴を今後も活かしていきたいですね。

松蔭 榎宮 俊太 外野手(3年)

1番センターで出場3安打の猛打賞。広角にヒットを放ちました。守備でも上手いプレーを見せていました。

松蔭 近藤 陸 投手・内野手(2年)

2年生で4番を任されます。6回にコールド圏内に持ち込むタイムリー2ベースを放ち、計3打点。
投手としてもエラーで出たランナーをしっかりと抑えました。

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