三菱自動車岡崎-ジェイプロジェクト 観戦記(2020年都市対抗東海地区2次予選 第5代表決定戦)

10月3日に岡崎球場で行われた第2試合、三菱自動車岡崎-ジェイプロジェクトの観戦記です。
第5代表決定戦。三菱自動車岡崎は2度目、ジェイプロジェクトは3度目の代表決定チャレンジ。
決定戦らしい接戦になりました。

三菱自動車岡崎
011000000|2 H6 E0
000100002|3 H9 E0
ジェイプロジェクト

三菱自動車岡崎
秋山、神原-清水
ジェイプロジェクト
白崎-松田

投手成績
三菱自動車岡崎
秋山 8回 130球 被安打7 四球0 三振7 失点1
神原 1/3 9球 被安打2 四球0 三振0 失点2

ジェイプロジェクト
白崎 9回 141球 被安打6 四球3 三振4 失点2

出場選手
三菱自動車岡崎
8飯嶌 D豊住 6中野 7田口 9福永 4堂→4宇都口 3小室 2清水 5冨澤

ジェイプロジェクト
7西銘 D伊藤大 5今井 3田中 2松田 6前田→H今津→R望月 9林田 4片岡 8橋本

(試合経過)
2回表、振り逃げをきっかけに、2死1,3塁から8番清水がタイムリー。三菱自動車岡崎が先制。
3回表、1死1,2塁から4番田口がタイムリー2ベース。2-0。尚も1死2,3塁のチャンスでしたが、5番福永、6番堂が倒れ追加点ならず。
4回裏、2死から4番田中のライト線に近いフライをライトが飛び込むも取れず大きくファールグランドに弾き記録3ベース。5番松田がタイムリーで1点返す。2-1
5回表、1死1塁から3番中野、4番田口のセンターへの当たりを橋本が連続好捕。失点を防ぐ大きな2つのプレーでした。
9回裏、ピッチャー交代、神原。
9回裏、先頭の田中がヒット。5番松田が送って1死2塁。代打今津が三遊間を破るヒットで1死1,3塁。7番林田の打席でワイルドピッチが出て3塁ランナーがホームインし、1塁ランナーは3塁へ。1死3塁から林田がレフトへ犠牲フライを放ち、ジェイプロジェクトが逆転サヨナラ勝ち。
第5代表を決めました。

三菱自動車岡崎としては、2回、3回と得点をし、理想的な流れ。ただ、次の1点が奪えない。相手の攻守にも阻まれ、好投する秋山投手の援護がなかなかできない試合になりました。
4回裏の1点もライトの福永選手が無理に突っ込んだので・・・。2死ですし、ギャンブルを仕掛けたのですが、シングルに止めておけば失点は防げたかも、ですので、痛いプレーに。
9回の投手交代も裏目に。秋山投手が球数もいっていたので仕方ない部分はありますが、ジェイプロジェクト側も捉えきれてなかったのでラッキーと思ったかもですね。
前日にヤマハに大敗。今日は逆転サヨナラ負け。苦しい流れで最後の代表決定戦を迎えます。打線では3番中野選手に当たりが無く、ややつながりを欠く状態をどうするか。エース仲井投手、中野選手がカギと思いましたが、その通りの第6代表決定戦になりました。

ジェイプロジェクトはまずは白崎の粘投。これが大きかった。調子はまずまずだったと思いますが、当然連戦でかなりきつい状態での登板だったと思いますが、失点しても次の点を防ぐところが白崎投手のいいところ。この日もバックの好守備に助けられたところもありましたが、とにかく粘って2点で踏ん張ったことが大きい。優秀選手賞も妥当な選出。本大会でもエースとしての活躍を期待したいですね。
打線は結果を出している選手を上位に並べる作戦。この日もなかなかつながらなかったのですが、1チャンス、2チャンスをしっかりとものにする集中力は素晴らしかった。
9回は代打今津選手がいい仕事。最後は林田選手が犠牲フライで決めました。
センターの橋本選手の守備での貢献もすごかった。今年のジェイプロは守備がしっかりとして、投手力も特出した投手はいない中、それぞれが与えられた場で踏ん張ったのが印象に残ります。
8年ぶり2回目の東京ドーム。会社は大変な時が続いていますが、そこに勇気が与えられるような、大舞台での活躍を期待したいですね。

ピックアップ選手

三菱自動車岡崎 秋山 翔 投手(日大鶴ケ丘-武蔵大、24歳)

球速は140kmがMAXで130中盤から後半でしたが、チェンジアップがかなりきいてジェイプロジェクト打線を翻弄。先頭バッターを一度も出さなかったことも好投の要因。今大会は先発の柱として活躍。

三菱自動車岡崎 田口 蒔人 外野手(山梨学院大附-帝京大、26歳)

4番としてチームを支える。この日はタイムリー2ベースを一本。センターの好守備で1本ヒットを損したのもありました。

三菱自動車岡崎 清水 恭平 捕手(愛工大名電-国際武道大、36歳)

秋山投手を好リード。チャンスでタイムリーを放ち勝負強さも光ります。

ジェイプロジェクト 白崎 塁 投手(札幌日大-駒澤大、25歳)

球威は140km前後でしたが、ピンチでなんとか踏ん張るところはさすが場慣れしているエース。この人あってのジェイプロ投手陣ですからね。

ジェイプロジェクト 今津 想太郎 外野手(至学館-中京大、25歳)

9回に代打で登場し貴重なヒットでサヨナラへのお膳立て。守備に不安がありますがバッティングはやはり捨てがたい。代打で本大会でも活躍してほしいですね。

ジェイプロジェクト 田中 鳳真 内野手(京都翔英、25歳)

4番として毎試合ヒットを放ち、チームに貢献。最終回も先頭でヒットを放ちサヨナラへつなげました。

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