日本製鉄東海REX-王子 観戦記(2021年都市対抗野球東海地区2次予選)

9月23日に岡崎球場で行われた第1試合、日本製鉄東海REX-王子の観戦記です。
負けると第6代表の1回戦に行く厳しい試合。試合ももつれた試合になりました。

日本製鉄東海REX
011110100|5 H9 E0
100000200|3 H10 E2
王子

日本製鉄東海REX
近藤(20)、続木(16)、松向(19)、新原(15)-阿保
王子
近藤(19)、若林(13)、山梨(17)、中井(18)-細川

投手成績
東海REX
近藤洸(福井工大福井-福井工大) 3回 56球 被安打5 四球0 三振2 失点1

続木悠登(横浜商科大高-日大国際関係学部) 3回2/3 58球 被安打4 四球0 三振1 失点2

松向輝(市岐阜商) 0/3 5球 被安打0 四球1 三振0 失点0

新原俊哉 2回1/3 31球 被安打1 四球1 三振0 失点0

王子
近藤均(福知山成美-関西大) 4回 93球 被安打7 四球2 三振4 失点3

若林優斗(三重-中京大) 0/3 15球 被安打0 四球2 三振0 失点1

山梨智也(静岡東-立命館大) 3回 43球 被安打2 四球0 三振1 失点1(自責点0)

中井雄亮 2回 32球 被安打0 四死球2 三振2 失点0

(出場選手)
東海REX
8加藤樹(26)→7 6西浦(0) 5吉位(7) D加藤辰(29) 2阿保(22) 3金子(23) 7瀬崎(39)→9下村(24) 8大塚(2) 4平野(4)
王子
3吉岡(6) 6前田(5) 4伊礼(10) 7神鳥(25) 9亀山(1) 5横川(7) D宝島(2) 8大杉(3) 2細川(22)

(試合経過)
1回裏、1死2,3塁から4番神鳥の犠牲フライ。王子が先制。1-0
2回表、2死1,2塁から9番平野がタイムリー。1-1の同点。
3回表、2死2塁から6番金子のタイムリーでREXが勝ち越し。2-1
4回表、2死2塁から2番西浦のタイムリー。3-1
5回表、無死1,2塁、打者2ボールでピッチャー交代、山梨。1死2,3塁から6番金子の犠牲フライ。4-1
7回表、1死1,3塁から6番金子の犠牲フライ。5-1
7回裏、無死2,3塁から9番細川の2点タイムリー。2死2塁でピッチャー交代、松向。四球で2死1,2塁となりピッチャー交代、新原。4番神鳥を2飛に抑えピンチ脱出。
9回裏、8番大杉がヒット。9番細川四球で無死1,2塁となるも、後続が倒れ試合終了。
日本製鉄東海REXが逃げ切りました。

総評

王子は予想通りの近藤投手。日本製鉄東海REXが予想に反して左腕の近藤投手が先発しての近藤同士のマッチアップ。
まずは日本製鉄東海REXの近藤投手がMAX147㎞をマークするなど速い球を投げていてびっくり。力が伸びていてスターターになったんだな、と感じました。
王子が1回裏に先制するも、東海REXが王子の近藤投手を粘り強く攻めて逆転。球数も投げさせて4回までに3点奪い、93球も投げさせて降板に追い込みました。
王子としてはエースの近藤投手が早期降板に追い込まれるのが誤算。その後も失点を防げなかったのがやはり痛かった。
個人的には2点ビハインドの4回裏の無死1塁でのバント、7回裏の2点返してなおも無死1塁でのバント。これが疑問でした。結果バントは決まっても得点にはつながらず。ゲッツーが怖いのはわかりますが、今の王子に必要なのは複数点を取る攻撃だと思うので・・・。
王子はこれでがけっぷちの第6代表の一回戦に。ここからは5連勝が必要となります。なんにしても打線の奮起が必要。調子のいい打者を見極めて起用していきたいですね。
日本製鉄東海REXは投手コーチの武田コーチの手腕が光りました。投手個々の能力もそうですが、交代の場面にもセンスを感じます。松向投手の見切りも早かった。確かに四球の出し方が悪かったですから。そして新原投手はピンチでもしっかりと任せて結果を出させる。素晴らしい投手運用でした。
打線も選手全員がヒット、ないし四球で出塁して貢献。いい状態になってきています。次の試合も投打をうまくかみ合わせて勝ち上がりたいですね。

ピックアップ選手

※年齢は2021年末の満年齢

日本製鉄東海REX 新原 俊哉 投手(高蔵寺-富山大 24歳)

7回裏、2点差に迫られてなおも2死1,2塁というところでマウンドへ。こういうところを任される立場になっていることもすごいですが、しっかりと抑えて期待に応えたのもすごい。
冷静な投球が光ります。今一番信頼度が高そうですし、今度の活躍が楽しみです。

日本製鉄東海REX 金子 大喜 内野手(西日本短大附-中央大 29歳)

チャンスで打席に入り、タイムリーに犠牲フライ2本と3打点。打のMVPですね。主将が活躍するとより活気づきますよね。

日本製鉄東海REX 吉位 翔伍 内野手(岐阜中京-中京学院大 23歳)

3番サードに入り、3安打、2四球と全打席出塁。打線のキーマンだと思っていますが、3度ホームに返り、最高の仕事を果たしました。

王子 大杉 諒暢 外野手(光星学院-中部学院大 27歳)

3安打をマークし、よく振れていました。下位ではもったいなく感じてしまいますね。

王子 細川 勝平 捕手(愛知商-中部大 28歳)

7回に貴重な2点タイムリーを放ち、勝負強さを見せました。チャンスでは頼りになります。

王子 中井 雄亮 投手(秀岳館-中部学院大 22歳)

8回からリリーフに上がり、2回を無失点に。先頭バッターに四死球を2度出したのは反省点ですが、ボールに切れがあって空振りも結構取れていました。

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