愛知東邦大-愛知産業大 1回戦 観戦記(2022年愛知大学リーグ1部2部入替戦)

6月4日に愛知学院大グランドで行われた愛知東邦大(2部優勝)-愛知産業大(1部7位)の入替戦の1回戦です。
翌週には6位東海学園大との試合も控える厳しい戦いのスタートの一戦。

愛知東邦大
000120000|3 H8 E1
000000000|0 H7 E1
愛産大

愛知東邦大
徳久(15)-松吉
愛産大
松下(17)、三浦(41)、北河(15)-砂川

投手成績
愛知東邦大
徳久遼 9回 129球 被安打7 四球2 三振5 失点0 MAX134km

愛産大
松下琉雅 5回 57球 被安打6 四球0 三振1 失点3 MAX134km
三浦駿(日本航空 1年) 3回 31球 被安打2 四死球2 三振0 失点0 MAX136km

北河享真(中部大第一 3年) 1回 10球 被安打0 四球0 三振1 失点0 MAX137km

(出場選手)
愛知東邦大
8竹延(7) 4西尾(4) 5青木(5) 2松吉(22) 3毛利(8) 9市岡(9) D柳瀬(6)→H清水(24) 6又吉(10) 7田中(1)
愛産大
8藤掛(9) 6吉野(2)→H淀川(4)→6 4横井(6) 5杉本(7)→R阿野(34) D森田(5) 2砂川(22) 3渡邉(10) 7山内(39) 9徳永(24)→H土手(33)→9久保田(23)

(試合経過)
4回表、2死2塁から6番市岡がタイムリー。愛知東邦大が先制。1-0
5回表、2死2,3塁から2番西尾が2点タイムリー。3-0
2部優勝の愛知東邦大が先勝となりました。

総評

愛知東邦大はエースの徳久投手。愛産大は1年生の松下投手。リーグ戦で実績を上げていたとはいえ、1年生の春に大事な入替戦の初戦を託す時点で愛産大には苦しさを感じてしまいますね。
1年生を援護したい愛産大でしたが、なかなかチャンスを活かせない。3回、5回、9回とゲッツーでチャンスをつぶす。4回にも2死1,2塁でキャッチャーからの牽制でアウトになるなど、結局得点できませんでした。
1年生の森田選手が2安打の活躍。1年生と上級生、上手くかみ合って明日以降立て直したいですね。
愛知東邦大は徳久投手がエースらしいピッチングで完封。スローカーブでストライクを取れるので、これが愛産大打線には邪魔になっていました。チームに勢いを与えましたね。
4回の先制は2死から内野安打で出た毛利選手が、松下投手のフォームを盗んで盗塁。そしてその直後に市岡選手がタイムリー。このもぎ取った1点が大きかったですね。
松吉捕手の好リードと肩でのアシストもお見事でした。やはりいい捕手ですね。
愛知東邦大は野球の質が徐々に上がっていますし、この厳しい入替戦を勝ち上がれるか、この後の戦いも楽しみです。

ピックアップ選手

愛知東邦大 徳久 遼 投手(浜松湖北 3年)

エースとして見事に完封。ランナーを出す場面もあったのですが、要所でゲッツー。1死1,2塁でのゲッツーが3つというのはなかなか珍しいですね。
MAX134㎞くらいでしたが、カーブをうまく使ってカウントを稼ぎ、相手に的を絞らせず。許したヒットがすべてシングルだったのも大きいですね。

愛知東邦大 毛利 水樹 内野手(日本航空石川 2年)

5番1塁で出場。2安打のマルチ。そんなに俊足という感じはしなかったのですが、その毛利選手が鮮やかに盗塁。それが先制につながったのがお見事でした。
こういう意識の高さにチーム力を感じます。

愛知東邦大 市岡 大知 外野手(土岐商 2年)

6番ライトで出場。4回に貴重な先制点を放ちました。フルカウントから上手く逆方向への打撃。しぶとさが活きましたね。

愛産大 森田 琢朗 内野手(真颯館 1年)

5番DHで出場。2安打1四球と出塁。センター中心へ返す打撃が光りました。

愛産大 山内 明琉 外野手(玉野商工 2年)

8番レフトで出場。2安打のマルチを記録。積極的な打撃が光りました。
登録は捕手です。

愛産大 松下 琉雅 投手(桑名工 1年)

1年生で先発を任されました。右のスリークォーターからMAX134㎞。テンポよく投げて打たせて取るタイプ。無四球でした。
5回の2点がライト前で防げていたら・・・。ある程度試合を作っていました。

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