JR東海-三菱自動車岡崎 観戦記(2021年日本選手権東海地区予選)

5月31日に岡崎球場で行われた第1試合、JR東海-三菱自動車岡崎の観戦記です。
大会唯一の1回戦。負けると5連勝しないと勝てないゾーンに行く厳しさが待っている負けられない試合。両チームのエースの投げ合いとなりました。

JR東海
000010100|2 H6 E0
001000000|1 H8 E2
三菱自動車岡崎

JR東海
戸田、古田、喜久川-牛場
三菱自動車岡崎
仲井、神原-西川

投手成績
JR東海
戸田 6回 94球 被安打5 四死球3 三振3 失点1
古田 2/3 13球 被安打1 四球0 三振0 失点0
喜久川 2回1/3 32球 被安打2 四球0 三振2 失点0

三菱自動車岡崎
仲井 8回 102球 被安打6 四球0 三振7 失点2(自責点0)
神原 1回 10球 被安打0 四球1 三振0 失点0

(出場選手)
JR東海
6竹村 5長曽我部 9武上 3伊藤 D中田 7堀尾 8吉田隼 4吉田有 2牛場
三菱自動車岡崎
8飯嶌 4宇都口→6 7福永 3小室 9豊住 5堂→4 D星野→H宮野 2西川 6内藤→5田口

(試合経過)
3回裏、2死1,3塁から4番小室がタイムリー。三菱自動車岡崎が先制。
5回表、1死から7番吉田隼の右中間よりの大きな当たりにライトが追いつきながら取れず、記録エラーで1死3塁に。8番吉田有のスクイズが決まり、同点。1-1
7回表、2死1,2塁で8番吉田有の1,2塁間の当たりをセカンドの堂がなんとか追いつき1塁に投げるもややボールが逸れてセーフに。バッターランナーと1塁手が交錯し、ボールが逸れる間に2塁ランナーがホームイン。JR東海が逆転。2-1
7回裏、2死1塁でピッチャー交代、喜久川。
9回裏、2死から9番田口、1番飯嶌がヒットでつなぐも2番宇都口が倒れ試合終了。
JR東海が勝ちました。

総評

JR東海が守り勝った試合。
三菱自動車岡崎が毎回のようにランナーを出しながらあと1本がなかなか出ず。きわどいところで好守備も目立ちました。
一方、三菱自動車岡崎は仲井投手が素晴らしかったのですが、エラーが失点に直結した形。勝ち越しを許した場面は良くセカンドの堂が追いついたのですが、送球が無理な体勢からで逸れてしまい、それが決勝点に。
その前に好守備を連発していたショートの内藤選手が牽制の際に接触が原因と思われる交代があり、内野守備が変わっていたんですよね。それも多少影響あったような感じもして、三菱自動車岡崎は試合を通して運が無かったです。
JR東海は戸田投手が試合を作ったあと、古田投手、喜久川投手と普段やっている継投を上手く決め勝利に繋げました。ベンチの思い切りの良さも光りました。

ピックアップ選手

JR東海 戸田 公星 投手(日田林工-JR北海道 15年目)

6回を5安打1失点。ボールも走っていてランナーを出すイニングが多かったですが、粘りのピッチングとバックの好守もあって試合を作りました。本番に合わせてくるあたりはさすがエースでした。

JR東海 中田 亮二 内野手(明徳義塾-亜細亜大-中日 12年目)

2安打とさすがのバッティング。逆方向への打撃はさすがの技術です。勝ち越しのホームを踏みました。

JR東海 吉田 有輝 内野手(履正社-明治大 3年目)

5回にスクイズをきっちりと決め、7回は勝ち越しのプレーとなる内野安打を放つ。8番でこういうバッターがいるといやらしい感じがしますね。

三菱自動車岡崎 仲井 洋平 投手(時習館-慶應大 9年目)

内容は相手の戸田投手を上回るピッチングでした。昨年は調子が今一つ上がらなかった印象があったのですが、今年は良さそうだと感じる投球。エースとしてチームを引っ張る年になりそう。

三菱自動車岡崎 内藤 幹太 内野手(日川-東京情報大 1年目)

現阪神の中野選手が抜けたショートに今年加入した内藤選手が入りました。守備はかなり良さそうでファインプレーもあり、楽しみな選手。打つ方でも2安打してラッキーボーイだっただけに、牽制での負傷が響いてかの交代が惜しかった。

三菱自動車岡崎 小室 和弘 内野手(昌平-明治大 9年目)

強打者ですが、近年は下位を打つことが多かった小室選手が今年は4番に座りました。3回には先制タイムリー。さすがの技術でした。

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