ジェイプロジェクト-鷺宮製作所 観戦記(2020年都市対抗野球)

11月24日に東京ドームで行われた第2試合、ジェイプロジェクト-鷺宮製作所の観戦記です。
東海地区の都市対抗2次予選で快進撃を見せて代表となったジェイプロジェクトが東京ドームという舞台でどこまで戦えるか、注目して観戦しました。

ジェイプロジェクト
001000000|1 H4 E1
11000114X|8 H11 E2
鷺宮製作所

ジェイプロジェクト
白崎、西納、木村、保坂、古屋、平岡、横山-伊藤弘、松坂
鷺宮製作所
平川、野口-長濱

投手成績
ジェイプロジェクト
白崎 1回1/3 13球 被安打5 四球0 三振0 失点2
西納 5回 91球 被安打2 四死球4 三振3 失点2(自責点0)
木村 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0
保坂 1/3 7球 被安打0 四球1 三振0 失点0
古屋 1/3 14球 被安打2 死球1 三振0 失点3
平岡 1/3 12球 被安打2 四球0 三振1 失点1
横山 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0

鷺宮製作所
平川 5回 85球 被安打3 四球0 三振5 失点1
野口 4回 58球 被安打1 死球1 三振3 失点0

ジェイプロジェクト
5今井 7原田→5小川 D伊藤大 3田中→4→H今津 2伊藤弘→2松坂→H松田 4片岡→4西銘→7 8橋本 9林田 6前田
鷺宮製作所
6土谷 8竹原 9茶谷→R秦→9 D橋本 3吉濱→H大坂→3 5木田 2長澤 4佐野 7井村→H新納→7

(試合経過)
1回裏、2死3塁から4番橋本がタイムリー。鷺宮製作所が先制。1-0
2回裏、1死2塁から8番佐野がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、西納。2-0
3回表、2死2塁から1番今井がタイムリー。2-1
6回表、ピッチャー交代、野口。エラーから犠打、死球で1死1,3塁とするも4番田中が見逃し三振。5番伊藤弘が右飛に倒れ同点ならず。
6回裏、1死1塁から4番橋本の2ゴロで2塁のトスが少し流れて足が離れるのが早いという判定。1塁はアウトも2死3塁に。四球で2死1,3塁から6番木田の3ゴロで2塁送球が少し逸れて足が離れセーフに。その間に3塁ランナー生還。3-1。尚も2死満塁まで行くもなんとか西納が踏ん張る。
7回裏、1死2塁でピッチャー、木村。2死2塁でピッチャー交代、保坂。2死1,3塁からワイルドピッチで1点。4-1
8回裏、ピッチャー交代、古屋。1死2塁から7番長濱がタイムリー2ベース。1死1,3塁でピッチャー交代、平岡。9番新納がタイムリー2ベース。2死2,3塁から2番竹原が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、横山。8-1
鷺宮製作所が勝ちました。

総評

ジェイプロジェクトとしてはまずは白崎投手が早々に捕まってしまったこと。これが第1の誤算。
そこから西納投手が踏ん張って試合を作ってくれて、1点を返し五分の展開に持ち込んだのですが、6回表に相手のミスからのチャンスを活かせなかったこと。
そして6回裏にミスが重なって1点を失ったこと。これで勝負ありとなってしまいました。
それでも6回裏に尚も大量失点のピンチを西納投手が踏ん張ってくれて最少失点で踏ん張ったのですが、7回にそのまま続投をしてランナーを残し、そこからワイルドピッチで失点。8回はずるずると、という形に。
ただ、結局初回は守備で浮足だっていましたし、チームとして経験不足を補えず、内容としては完敗。西納投手がいなかったら、と思うとぞっとする試合でした。チームは若い選手が多いですし、この経験を活かせるように来年、もう一度この舞台に戻ってこれるように頑張ってほしいですね。
鷺宮製作所は展開としては結構嫌な流れだったんですよね。6回の攻防で明暗を分けましたが・・・。
投手起用も結果上手くいきましたが、6回での交代は紙一重でした。抑えた野口投手がさすがでしたけどね。
右のオーソドックスなタイプにはめっぽう強い打線ですね。9回に打線がつながったので、次の試合にもつなげていきたい。

ピックアップ選手

ジェイプロジェクト 橋本 恭太朗 外野手(石見智翠館-九州共立大、25歳)

チーム唯一のマルチ。盗塁でチャンス拡大もありました。上位を任される選手になってほしいですね。

ジェイプロジェクト 西納 敦史 投手(大聖寺-富山大-三菱重工名古屋、29歳)

結果、この人がいなかったらこの試合どうなっていたやら、と思わされる投球を見せてくれました。次は伏木海陸運送と言われています。こちらでもチームを助ける存在になってほしいですね。

鷺宮製作所 木田 大貴 内野手(成章-早稲田大-明治安田生命、26歳)

2安打。エラーでの出塁に犠打と見事な活躍でした。成章高校出身なんですね。補強で次の試合での活躍も期待したい。

鷺宮製作所 平川 裕太 投手(東海大浦安-国際武道大、24歳)

先発で5回を1失点。しっかりと試合を作りました。MAX145km。2回戦以降に活かしたいですね。

鷺宮製作所 野口 亮太 投手(前橋商-仙台大、27歳)

6回からマウンドでいきなりエラーでピンチを招きましたが、そこを踏ん張って流れを呼び込みました。さすがエースという投球でした。

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