三重大-皇學館大 1回戦 観戦記(2023年春季三重大学リーグ)
4月8日に津球場で行われた第1試合、三重大-皇学館大の1回戦の観戦記です。
皇学館大で注目の村田選手、三重大の4番の玉腰選手に注目して観戦しました。
三重大
000000000|0 H4 E2
02002002X|6 H8 E0
皇学館大
三重大
吉村(19)、村國(11)-大澤
皇学館大
佐野(21)、杉浦(17)-伊東
投手成績
三重大
吉村将太朗 7回 105球 被安打5 四球2 三振3 失点4(自責点3)
村國広貴(倉敷天城 3年) 1回 16球 被安打3 四球0 三振0 失点2(自責点1)
皇学館大
佐野瑠勇 7回 98球 被安打4 四球1 三振5 失点0
杉浦到磨(愛知啓成 3年) 2回 35球 被安打0 四死球3 三振3 失点0
(出場選手)
三重大
8野中(8) 6久保田(6) 4釜田(10) 9玉越(1) 7坂根(3) D上原(18)→H谷口(25)→H久保田(28) 2大澤(2) 3吉田(24) 5橋本(7)
皇学館大
7浅井(8) 9伊藤侑(1) 6井田(23) 3村田(40) 5中川(29) D二村(25) 8岡田(10) 2伊東(27) 4鈴木(26)
(試合経過)
2回裏、無死1塁から5番中川が上手く合わせてレフトへ2ランホームラン。皇学館大が先制。2-0
5回裏、1死2塁から8番伊東がタイムリー2ベース。9番鈴木のバントヒットが悪送球を誘い、2塁ランナーが生還。2点追加、4-0
8回表、ピッチャー交代、杉浦。
8回裏、ピッチャー交代、村國。2死3塁から3番井田がタイムリー。2死1,2塁から5番中川のタイムリーエラーで1点。この回2点追加で6-0
皇学館大が勝って先勝。
総評
両チームの4番に注目していました。皇学館大の村田選手はドラフト候補として有名ですが、三重大の玉越選手も185㎝75㎏と立派な体格で雰囲気のある選手。村田選手は4打数2安打、玉越選手は2打数1安打2四死球とそれぞれ見せ場を作ってくれました。
村田選手は1本目は0-2と追い込まれてから力でセンターへもっていった打球。2本目は初球を振り抜いてサード強襲でした。見ていて思うのはスイングスピードが異色の速さ。他の人なら右方向に飛びそうな振り出しで3塁側に飛んでいるんですよね。その分長くボールが見れるのが特徴。レベルの高い投手との対戦が見たいですね。
三重大の玉越選手も第2打席で追い込まれながら粘って右方向へヒット。前の試合でも打っていたので警戒されていたと思いますが、いいものは持っているな、と感じました。もっと早いカウントでは大きいのを狙って仕留めてほしいですね。それが出来そうな打者ですし。
三重大の吉村投手は好投しましたが、2回の被本塁打は風に乗った感じでしたし、他の失点にはエラーも絡んでいました。何とか味方が点を取るまでは失点せずに行きたいところですね。
皇学館大は佐野投手、杉浦投手で完封リレー。投手陣の踏ん張りが全国への道のカギになりそう。頑張っていってほしいですね。
ピックアップ選手
三重大 玉越 暖基 外野手(桜台 4年)
4番ライトで出場。185㎝と立派な体格でこの日は2打数1安打2四死球。警戒されたのもありますが、可能性を感じる選手。ヒットは追い込まれてから粘ってしぶとくライトへもっていきました。長打が見たい選手ですね。
三重大 吉村 将太朗 投手(津西 4年)
先発して7回を4失点。MAXはマイガンで131㎞。不運な当たりもあり、ミスが無ければもう少し失点は減らせたかも。自らの好フィールディングでピンチをしのぐ場面もありました。
三重大 大澤 佑二郎 捕手(大垣南 3年)
7番捕手で出場。ヒット1本。初回に盗塁を刺す等、安定した肩も見せました。
皇学館大 村田 怜音 内野手(相可 4年)
4番1塁で出場。4打数2安打。スイングが速く、打球も速い。サード強襲ヒットも本来の芯を食った打球ではなかったですけど、それでも強烈な当たりでした。あとは打球が上がるような球を狙えるといいですね。
皇学館大 鈴木 優空 内野手(福井工大福井 2年)
9番セカンドで出場。3打数3安打。バントヒットはスピードもあり、センター方向に打ち返す打撃が光ります。
皇学館大 佐野 瑠勇 投手(神戸 3年)
先発して7回を無失点。四球も1つだけで安定感のある投球でした。MAXはマイガンでは134㎞。ストライク先行出来ていたのが良かったですね。
皇学館大 中川 聖也 内野手(菰野 4年)
5番サードで出場。2回のホームランは風に乗ったのもありますが、しっかりと振り切った分スタンドまで届きました。
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