西濃運輸-ジェイプロジェクト 観戦記(2020年都市対抗東海地区2次予選)

9月25日に岡崎球場で行われた西濃運輸-ジェイプロジェクトの観戦記です。
元々雨予報でしたが、朝から曇り。予報では11時30分頃から雨になりそうな感じでしたが、9時55分に試合開始となりました。

西濃運輸
110000023|7 H11 E0
112000031|8 H9 E2
ジェイプロジェクト

西濃運輸
山下、堀田-柏木、森
ジェイプロジェクト
古屋、横山、保坂

投手成績
西濃運輸
山下 2回 48球 被安打4 四死球2 三振1 失点2
堀田 6回1/3 92球 被安打5 四死球5 三振3 失点6

ジェイプロジェクト
古屋 4回 102球 被安打5 四死球5 三振1 失点2
横山 1回 11球 被安打0 死球1 三振1 失点0
保坂 4回 101球 被安打6 四死球5 三振3 失点5

西濃運輸
8原田 4中村 7住谷 5岩城 D谷 3野崎 9清水→H浦岡→R小中→9 2柏木→H大山→2森 6北野

ジェイプロジェクト
5今井 7西銘 4片岡 3田中 D伊藤大 8橋本 9林田 2松坂 6前田

(試合経過)
1回表、2死2塁から4番岩城のタイムリー3ベース。西濃運輸が先制。1-0
1回裏、1死2塁から3番片岡のタイムリー。同点。尚も2死満塁まで行くも、ここは山下が踏ん張り1-1
2回表、2死2塁から1番原田のタイムリー。西濃運輸が勝ち越し。2-1
2回裏、2死2塁から2番西銘がタイムリー2ベース。2-2
3回裏、西濃運輸、ピッチャー堀田。
3回裏、2死から6番橋本が勝ち越しソロホームラン。7番林田も連続ホームランで続き、ジェイプロジェクトが勝ち越し。4-2
5回表、ジェイプロジェクト、ピッチャー横山。
6回表、ジェイプロジェクト、ピッチャー保坂。
8回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。更に1死3塁から1番原田の1塁強襲のタイムリー。西濃運輸が同点に追いつく。4-4
8回裏、2死からヒットと四球で1,2塁となり、7番林田が値千金の3ランホームラン。7-4と再び勝ち越し。
9回表、2死満塁から1番原田の走者一掃の3点タイムリー2ベース。再び同点。更に2死満塁から4番岩城のライト後方のフライでしたが、ライトが何とか抑え、7-7
9回裏、四死球で1死満塁となり、ワイルドピッチでサヨナラ。ジェイプロジェクトが勝ちました。

(総評・顛末)

序盤から点の取り合いとなり、試合自体が長くなりました。そして4回終了頃からかなり雨脚が強くなり、グランドに水が浮いてくる事態に。それでも5回が終了し整備。そして少し雨脚が弱くなり、何とか7回の成立までは行くか、という感じに。
そして7回表、西濃運輸がランナー2人出すも無得点。ここで試合が成立。その時点で雨がまた強くなってきていたので、終了の判断をするかと思いましたが続行。7回裏が3人であっさり終わり、8回表に入る。
ここで西濃運輸が連打でチャンスを作って、1死2,3塁からピッチャーの保坂が暴投。これもかなりの雨が影響したせい。そしてストライクを取りに行った球を原田が打って1塁強襲のヒット。これで同点。ただ、こうなると試合を成立させる(8回表の2点を活かす)には裏の終了が必要に。審判もやめるにやめられなくなり完全に水が浮いて田んぼのような状況の中続行。
8回の裏、2死までは簡単に取るも、そこから内野安打、四球で1,2塁となり、林田選手が起死回生の3ランホームラン。これで文句なし、試合も成立で8回裏が終わり、試合を止めると思ったら、整備(と言う名の白砂をマウンドとバッターのところに巻くだけ)。
9回表に入り、もうストライクを取るのがやっとの状態の中、2死満塁となり、1番原田選手がこれまた起死回生のレフトオーバーの3点タイムリー2ベースで同点に。(ただ、これも裏が成立しないと意味が無くなるので、嫌でも裏をやるしかなくなる。)で、更に2ゴロで送球エラー(滑って)。四球で満塁。4番岩城選手はライトオーバーになりそうな当たりでしたがフェンス間際でライトが好捕。同点で9回裏に入ります。
9回裏はもう投手がまともに投げられる状態ではなく、ストライクが入らず、1死2塁から3番片岡選手には頭に死球。かすった程度で良かったですが危なかった。結局四球で1死満塁となり、最後は大きく滑ってワイルドピッチで試合終了。
これがこの日の試合の顛末です。

グランドの状況から行っても、7回裏で試合を止めるべきでした。百歩譲って8回表に2点入ってしまったのでやめるにやめられなくなったのですが、それでも8回裏の3ランで試合を終わるべきでした。
ここでやめられなかった大会運営と審判の方の罪は正直重いと思います。それでも最後、ジェイプロが勝ったのでまだ、救われましたが・・・。あと、怪我人が多分無く終われたこと。(内側の事は分かりませんが)
それがせめてもの、でした。

とにかく両チームはお疲れ様でした。そしてこんな状況の試合は2度と見たくないです。

どちらが有利不利とかではなく、とにかく危険。事故が起こってもおかしくない。止めるべきところで止めてほしい。
そして、安全を考慮してサスペンデッドの導入なども含めて、安全な運営をしてほしいと切に願います。

ピックアップ選手

西濃運輸 原田 大輔 選手(宇部商-福岡大、25歳)

雨中のひどい状況の中、西濃運輸の2度の同点劇はいずれもこの人のバット。
ほぼすべての点数に絡み、孤軍奮闘と言っても過言ではない活躍でした。

ジェイプロジェクト 橋本 恭太朗 外野手(石見智翠館-九州共立大、25歳)

3回の勝ち越しホームランは堀田投手がマウンドに上がったイニング。試合の流れを呼び込む大きな一発でした。

ジェイプロジェクト 林田 竜郎 外野手(大商大境-帝京大、24歳)

3回の橋本選手との連続となる一発も見事でしたが、8回の土砂降りで引き分けが見えたところからの値千金の3ランが本当にすごかった。鳥肌立った一発でした。

ジェイプロジェクト 保坂 鷹佑 投手(千葉敬愛-駒澤大、25歳)

雨の中6回から登板。リードの中、試合の成立する7回まではなんとか抑えたいところでミッションをやり遂げた投球は素晴らしかった。最後の2イニングはあまりにグランドがひどく、それでも試合を成立させた投球は拍手以外の何物でもないです。

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