11月2日にダイムスタジアム伊勢で行われた決勝トーナメントの準決勝、NTT東日本－東邦ガスの観戦記です。

NTT東日本
００２０１００００｜３　H11　E0
０００１０１０００｜２　H5　E0
東邦ガス

NTT東日本
堀(17)、飯嶋(21)、沼田(13)、熊谷(18)－佐久本、白石
東邦ガス
坂巻(43)、笹川(11)－氷見、山田

投手成績
NTT東日本
堀誠（日本航空－立正大 5年目） 3回 41球 被安打3 四球1 三振2 失点0

飯嶋海斗（成田－東海大 3年目） 2回 35球 被安打1 四球1 三振1 失点1

沼田優雅（天理－立正大 7年目） 1回 15球 被安打1 四球0 三振2 失点1

熊谷拓也 3回 28球 被安打0 四球1 三振1 失点0

東邦ガス
坂巻拳（千葉英和－東京情報大 3年目） 5回 74球 被安打9 死球1 三振3 失点3

笹川聖文 4回 56球 被安打2 死球1 三振3 失点0

（出場選手）
NTT東日本
3下川(1) 8竹原(35)→R火ノ浦(4)→9 9向山(8)→8 5中村(9) 7長澤(33) D桝澤(25) 4丸山(0) 2佐久本(26)→H喜納(10)→R村岡(23)→2白石(28) 6上川畑(6)
東邦ガス
7大木(24) 5金田(7)→H小林(0)→4飯田(35) 4比嘉(8)→5 D若林(6) 9豊住(45) 3虎谷(5) 8大島(4)→H木村(31)→8→H新村(23) 6高垣(10) 2氷見(2)→H山中(37)→2山田(22)

（試合経過）
2回裏、1死満塁のチャンスで9番氷見が1ゴロ、3－2－3のゲッツーで先制ならず。
3回表、2死2，3塁から2番竹原が2点タイムリー。NTT東日本が先制。2－0
4回表、1死1，3塁から7番丸山のスクイズがピッチャー正面となり、3塁ランナーが挟まれて、東邦ガスの追い込み方がうまくゲッツーに。得点ならず。
4回裏、2死から6番虎谷がソロホームラン。2－1
5回表、1死から9番上川畑、1番下川の連続2ベースで1点。3－1
6回裏、1死から4番若林が3ベース。5番豊住の2ゴロの間に1点。3－2
NTT東日本が逃げ切りました。

総評

序盤からNTT東日本がヒットでランナーを出すも、盗塁死や走塁死が多く、波に乗れない試合。それでも先手を取ると、継投でしっかりと抑える辺りが全国トップレベルのチーム。
打線は先発全員安打。上川畑選手は日本ハムのドラフト9位指名された選手ですが、2安打でいずれもホームイン。さすがレベルの高い選手ですね。
東邦ガスは補強の坂巻投手が先発。ちょっと被安打が多く、内容としては残念。ただ、粘って大量失点をされなかったことは収穫。ロングリリーフが主になりそうですが、先発も視野に本番に向けて調子を上げてほしいですね。
当たりがなかった若林選手に長打が出たり、虎谷選手が一発を放つなど、打線はまずまずの状態。
大木選手も頑張っていて、スタメン争いに食い込んでくると、層が厚くなってきますよね。
笹川投手は好リリーフ。こちらも球威はあるだけに、戦力に食い込んでほしいですね。

ピックアップ選手

NTT東日本 竹原 祐太 外野手（二松学舎大附－東洋大－鷺宮製作所 3年目）

鷺宮製作所からの補強選手。
2番センターで出場。2打席でお役御免でしたが、2打席目にきっちりとタイムリーを放ち、存在感を示したのはさすがでした。

NTT東日本 上川畑 大悟 内野手（倉敷商－日大 3年目）

日本ハムドラフト9位指名。
9番ショートで出場。3打数2安打ときっちり打撃で結果を出しました。ユーティリティに活躍してほしい選手ですね。

NTT東日本 熊谷 拓也 投手（平塚学園－法政大 4年目）

7回からマウンドに上がり、3イニングを1四球、ノーヒットに抑える好投を見せました。ゴロアウトが多かった。

東邦ガス 虎谷 貴哉 内野手（星稜－亜細亜大 1年目）

6番ファーストで出場。第2打席にはホームランを放ち、マルチを記録。1年目から東邦ガスには欠かせない戦力になりました。

東邦ガス 豊住 康太 外野手（鹿児島実－三菱自動車岡崎 10年）

三菱自動車岡崎からの補強選手。
5番ライトで出場。1安打1打点。欲をいえば、6回の1死3塁でタイムリーが欲しかったですが、最低限内野ゴロで打点を挙げたのもさすが。本番に向けて調子を上げていってほしいですね。

東邦ガス 笹川 聖文 投手（東福岡－西南学院大 2年目）

6回からマウンドに上がり、4回を無失点と好投。ロングリリーフ起用になりそうですが、力は持っている投手。今後もアピールですね。

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